超不定期更新コラム

お金がない!

ボーナス支給日まであと数日というところに来て、ついに銀行残高のマイナスが60万を超えてしまった。これで、せっかくの賞与も右から左だ。

うう。

ATMで引き出しや残高照会をするたびにこの残高の数字を見るのって精神衛生上よろしくない。
もちろん、このマイナス分の中には、夏のフランス旅行の土産代とか、会社の交際費のたてかえ分とか、ファインワインクラブのセールで残高マイナスを覚悟でまとめ買いした分なんかも含まれているので、この額面から想像するほど野放図な浪費をしたわけではないつもりだ。

とはいいながらも、各ショップからのメールニュースにつられて、五月雨式にワインを買い漁ったのもまた事実だし、11月以降、 ほとんど毎週続いたワイン会の費用だってバカにならない。

そして今混乱しているのは、カードで支払った分の支払いが済んでるのか、まだなのか、ということ。
カード会社から送られてくる通知を誤って捨ててしまったので なにがなんだかよくわからないという困った状況なのだ。(^^

11月の買い物分はまだだろうけど、10月頃に払った分の決済 が済んでるのか、はたまたこれからなのかが実に微妙。
もっと具体的に言うと、9月29日にカツダで購入したワイン代と か、10月13日に虎ノ門の「メランジュ」で飲んだ分とか、10月21日にやまやのセールで買った分とか。とまあ、結局はワイン代ば かり。(笑)

先日など、私の窮状を見かねたカミサンが、留守中に代引きで送られてきたワインの代金を代わりに支払っておいてくれた。
これじゃなんだかヒモみたいだなあ。

ところが、そんなところにもってきて、また「目の毒」なものを見つ けてしまったのである。
なにかというと、私の好きなペンフォールズ・グランジである。
これが、某オーストラリアのオークションのHPで安いのだ。

90年代なら比較的よく見かけるグランジだが、80年代以前のものについては、国内で見掛ける機会は非常に限られている上に、あっても4万前後かそれ以上という値段。

それが、ビンテージにもよるんだけど、そこそこのものならは60年代、70年代でも150ドル前後。ビンテージによっては、予想落札価格100ドル前後なんてものもある。もちろんパーカーさんが高得点をつけている90年などは高いけど、それだって、国内の値づけに比べれば非常に安い。

海外のオークションだから、落札価格に加えて諸々の費用や送料がかかるわけだし、そもそも人気のグランジであれば予想落札価格を大きく超える可能性もあるからそううまく事が運ぶかはわからないけれど、 うまく行くと2万円をちょっと超えるぐらいの価格でオールドグランジ を購入できる可能性もある。
どうです?魅力的でしょ?

このHPを見つけたときの私はといえば、もはやアドレナリンがほとば しり、貯金を切り崩してでも落札するんだぁ〜と、その場はまるでキツネに憑かれたかのような状態だった。

でも、ひと晩考えて、やめた。

なんでやめたかって?
理由は簡単。
それは、現地は、これから夏真っ盛りだからだ。

オールド・グランジを真夏に配送させるのはあまりにリスキーだから今回は断念して、3ヶ月後ぐらいに再チャレンジしようと考え直 したわけ。
ああ、なんて冷静なワ・タ・シ。(^^;

これによって、我が家の財政崩壊の危機も、当面は回避されることに なったのであった。

めでたしめでたし。

p.s.前回のコラムで書いたメオ・カミュゼはどうしたかって?
  結局買いましたよ。当然でしょ?(爆)