<ウンチク>
Ch.ベルリケ

面積:9ha 平均樹齢:35〜45年 ブレンド比率:メルロ67%、カベルネ・フラン25%、カベルネ・ソーヴィニョン8%
サン=テミリオン村のすぐ外側の、すばらしい地下の洞窟を備えた、非常に日当たりのよい、格好の場所にある。事実、カノン、マグドレーヌ、テルトル=ドゲに隣接したサン=テミリオンの石灰岩の丘において、これ以上の場所を探すことはできまい。ベルリケは、1985年に特別級に格上げされた唯一のシャトーであった。しかしながら、その名声は、18世紀においては現在よりもはるかに優れたものであった。1794年に著名なリブルヌの廷臣が、ベルリケと呼ばれるサン=テミリオンの秀逸な品質を持つワインについて書いている。  ベルリケは、1978年のヴィンテージまでは、すべてのワインが背後に控えていることで満足し、生産はサン=テミリオンの大規模な協同組合によって監督されてきた。1978年からは、組合のスタッフの監督下ではあるが、収穫や熟成および瓶詰めはこの魅力的なシャトーで行われてきている。その品質は、心躍るというよりも堅実であったが、変化しつつあるのかもしれない。1997年に、ワインづくりを監督するためにパトリック・ヴァレットが雇われ、その結果生まれた1997年ものは、このシャトーで最も優れたワインであると私は考える
(以上、 講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』 より抜粋)


プピーユ

ボルドー右岸の新進の産地、コート・ド・カスティヨンで作られる人気ワインで、オーナーのフィリップ・カリーユは若干33歳。メルロー100%。セカンドは「Ch.プピーユ」