<ウンチク>
サロン
コート・デ・ブラン地区のメニル・シュール・オジェ村にあり、1867年創業。 大規模メーカーが多いシャンパーニュにあって、年産4万〜5万本と非常に
小規模だが、90%が世界の高級レストランや有名ショップにむけて輸出される。 商品は唯一「サロン・ブラン・ド・ブラン」のみで、すべて特級畑のシャルドネ
から作られ、平均10年以上カーヴで熟成させて販売している。マロラクティック 発酵は行わない。
ドメーヌ・ドーヴネ
ルロワには、ネゴシアン物、ドメーヌ物、マダム・ビーズ・ルロワ個人所有物の3種類のワインがある。
1.ネゴシアンもの
白いキャップの比較的よく見かけるもの。ネゴシアンものといっても侮る無かれ、大変 高品質(だが高価。)
2.ドメーヌもの
キャップが赤いので区別できる。通称「赤キャ ップ」などと呼ばれるが、非常に高価で数も少ない。
3.マダム・ルロワの個人所有畑
以下の畑のもので、ドメーヌ・ドーヴネ(Domaine d’Auvenay)の名前で出されており、ラベルには地所の絵が描かれている。まず巷では見かけない。
Bonnes Mares(0.26ha)
Criots Batard Montrachet(0.06ha)
Meursault Narvaux(0.73ha)
Auxey Duresses Boutonniers(1.2ha)
※参考:浦瀬さんのHP「にゅぶにゅぶ」
ムートンの90年
90ムートンは評価の分かれるビンテージで、ワインスペクテーター誌は 点つけている一方で、かのR・パーカー氏は87点と手厳しい。以下に引用する。
1990年は硬くてやせて厳しい、タンニンの強いスタイルのムートンで、私の予測では、タンニンを流し落として完全な調和とバランスに達することはないだろう。(中略)このワインは少なくとも10年から15年寝かせる必要があるが、それほど凝縮していないため、タンニンが消えたときのバランスのとれたムートンは期待しない方がよいだろう。すばらしいヴィンテージとしては、ムートンの1990年は失望させる作だ。
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』
ル・ドーム
ブルータス誌451号(3/15)のワイン特集の中の 「ポスト○○○を探せ!」というコーナーで 筆頭に挙げら
れた銘柄。96年に誕生。 オーナーは のジョナサン・マルタス。
カベルネフラン70%、メルロ30%で、畑の面積は1.7
ヘクタール。他の畑の収穫後2週間もの待っての 遅摘み、 しかもすべて手摘みという徹底ぶり。
ちなみにその時挙げられた銘柄は他に以下のもの。
・Ch.テルトル・ロートブッフ
・クロ・ド・リタニ
・Ch.クリネ
(引用: ブルータス誌451号P45)
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