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ボルドーワインの値下がり |
ボルドーワインって、安くなったと思いません? 相変わらず95年,96年モノあたりは高値安定だし、1級のワインが1万前半で買えるようなこともなかなかないけど、ちょっとした格付けクラスが3000円台で買えたりすると嬉しくなる。春のやまやのセールでも私の好きなグリュオラローズ94やラフォンロシェ94、ブラネールデュクリュ93あたりが4000円を切る値段で入手できたし、97ビンテージに至ってはクレールミロンやダルマイヤックが2980円で出されていたりした。 値下がりの理由としては、まっさきに、一時の熱狂的なブームが落ち着いてきていることが挙げられるようだが、私はむしろ円高の要素のほうが大きいと思う。あと、直近の97ビンテージがその品質的な評価から妥当な価格に落ち着いていることも、95、96とが二年続いた高値のあとなので心理的に安くなったなあと感じさせてるのだろう。 もちろんこれでもまだ十分に安くなったとは言えない。例えば、青葉台ニュースの「1994年3月のワインフェア時の価格を紹介」というコラムを見れば、私を含めて近年ワインにはまった人たちは、当時の値段の安さにびっくりするだろう。この頃からワインを買っている人たちにとっては昨今の価格は高くてとても買う気にならないんだろうね。私がワインに凝りはじめたのは本格的に高騰するちょっと前だったので、成城石井で13000円だったラトゥール79がある日36000円に値札が変わっていた、なんてのをリアルタイムに経験したものだ。 ということで、私も過去のセールのプライスリストを探してみたんだけど、98年の秋の東急本店のチラシしか見つからなかった。 いやあ、高い。93ムートンは今や20000円を切るのが相場、安いところだと16000〜7000円くらいだと思うし、95ビンテージは1級各銘柄とも大体30000円弱でしょう。でもRP100点の86ムートンや82ラフィット、82ラトゥールあたりは今でも同じような値段のような気も。 悔しいのが86ラトゥール。当時はおおむねこの位の価格だったんだ。 どれも今や国内でもほぼ同価格になっているじゃん … |