9月15日、「狭山事件の再審を求める市民集会」(日比谷野外音楽堂)報告
9月15日、日比谷野外音楽堂で「狭山事件の再審を求める市民集会」が開かれ、都連からも多数の同盟員が参加した。この「市民集会」は、9月10日に狭山事件の再審請求をめぐって裁判所・弁護団・検察庁の「三者協議」がひらかれたことを受けたもの。
集会では、弁護団の中山武敏主任弁護人、中北龍太郎事務局長が、「三者協議」の内容と意味を説明した。
中山主任弁護人は、「今回の三者協議は、三次にわたる再審請求審理の中で、実質的にはじめてもたれたもの。新聞で報じられているとおり、裁判長は検察側に対して『雑木林の血痕反応検査報告書など、弁護側の指摘する未開示証拠の存在の有無』を期限付きで回答するよう、検察側に指示した。これは証拠開示に向けて一歩を踏み出したものと評価できる。大変大きな前進だ」と述べた。しかし一方で検察側が、証拠開示はおろか証拠の有無を回答することさえ現時点では消極的な態度を取っているとして、「検察側は態度をかえるべきだ」と強く批判した。
また、中北事務局長は、「10月末までに検察側が何らかの回答をすることになっており、それを受けて12月には再び『三者協議』がもたれる」と述べ、この協議が今回だけで終わらず、今後も継続することを報告した。そして「『三者協議』がもたれることになったのも、皆さんの運動があったからだと思う」と、今後も大衆的な運動を盛り上げることが証拠開示を実現するために不可欠だとの認識を示した。
石川一雄さんは、「皆さんのご支援のおかげで、ようやく光が見えてきた気がします。しかし、まだまだこれからが本番だと思います。ぜひ今後もご支援をお願いします」と訴えた。
集会後、参加者は八重洲方面をデモ行進し、道行く都民に狭山事件の再審開始に向けて協力を呼びかけた。