501系 (クモハ501〜530 サハ1501〜1530 60両)

西武最強の吊り掛け車

旧501(501〜520)の大型版として登場。最初のロットは追番として付番され521〜530、後から501〜520が増備される。

当時、西武最強のMT30に、コントはCS5、付随する界磁接触器CS9をもち、高速域の弱い西武吊り掛け車のなかで抜群の走りをみせていた。運転士の間でも「良い電車」の評価も漏れ伝え聞こえられた。

台車も捻出品の関係でTR22、25A・B・Cと多岐にある。諸説あるが、特に501〜510が旧西武221形の台車(TR25の類似品)その他は省からの戦災や事故車の払い下げ台車とみるのが基数からの妥当な想像とおもわれる。

しかし、作者は台車の調達よりMT30をどう調達したのか?気になるところ……。

新宿線沿線で育った作者にとっては『池袋線の電車』の印象が強い。最後まで弱め界磁を活かし701系との併結でも高速域において「自力」でガンガン加速して力強い電車だった。

伊豆箱根にいった6両は、国鉄解体部品のモハ70の足回りや電気指令ブレーキ化されたりで面白い展開をみせた。

1両も保存されずに譲渡車を含めすべて解体されたのは惜しまれる

77年頃 鷺ノ宮・下井草間 504?

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