451系
国鉄101系の影響を多分に受けた車体に不釣り合いな機器を装備していた。
当初はモハ(後のクモハ451)のみ製造され、311形から転用した100kwのMT7・10
15に、コントはCS−1・5、台車はコロ軸化のTR14・11Aと鉄道省機器の集大成……。
2連組は1411と組むものと、同一車体の少数クハ(1471)と組むものとあった。
(晩年は1651組むものも)
6連組は編成ものとして均一された編成美をもっていた。
晩年、2連は411とともに701に増結され、カルダンパワーを借りながら701に「引っ張りまわされる」ような印象だった。
一方、編成ものの6連組は、単独でもわりと良い低速域の加速に対し高速域で、弱め界磁を殺された状態で、皮肉なくらい「伸びなやむ」加速だった。