【ヨーロッパのお城 W】


リトアニアの首都ヴィリニュスから南西に27キロ。森と湖と史跡の町トラカイがあり、トラカイ
で一番大きなガリベ湖に浮かぶ島に、美しい城砦トラカイ城がある。トラカイの街は初期のリトアニ
ア公国の都が置かれた土地で、この城は14世紀に周辺をうかがっているドイツ騎士団の侵攻に備えて
建造されたもの。緑に包まれ赤い屋根、レンガ造りの城壁や望楼、城砦は遠目にも湖水風景の中に映
える。

周辺には30もの湖があり、美しい自然公園であるばかりでなり、マリーナには多数のヨットも係留
され、ウォーターフロントとしてもレジャー基地としても、格好の場所。

何かイヴェントがあるのか、民族衣装の母子がやってきた

●きれいなヨットとトラカイ城 ●見学を終えた子供たち

● 城壁の角の望楼 ●城門を入つたところの広場
城門を入るとかなり広い広幅があり、左手には城壁に造り付けられた3階建ての立派な長屋(ちょ
っと変な表現だが)があった。頑丈そうな石造りの1階のところどころにはアーチ門の入口と窓。木
の外階段を上がると、2階にこれも木製の回廊があり、1階と同じようなアーチの入口と窓。一昔前
のアパートのようてでもあるし、二階建ての兵舎のようでもある。この建物は本丸ともども博物館に
なっていて、中世の武具や生活用品、宝飾品を展示していた。
左手の一段高いところに天守閣のようにトラカイ城が聳え立っている。ラッキーなことに、当日は
この広場でリトアニアのPR用にポスターの写真撮りが行われるのにぶっかった。私が城内に入ると
前後して、プロデューサー、演出監督と20人ばかりのリトアニア民族歌舞団がやってきたのだ。私
は本丸の見学をパスして、この一行を写真におさめることにした。
あらかじめ監督に、「日本から取材にきていたので、じゃまはしないから是非撮らせて欲しい」…
と、いい加減なことを言って了解を取っておいた。で、遠巻きに見守っている観光客とは別に、ハッ
セルブラードを構えている専属の写真家の邪魔はしないように気をつけながらも、存分に近距離で写
すことが出来た。

●天守閣に上がる階段で舞踊団が何度も踊りのポーズをつくっていた


●見たこともない民族楽器を演奏する団員たち

舞踊チームも演奏団も全員が民族衣装に身を包んでいた。普段はこの姿であちこちの舞台に立って
いるのだろう。

●オール民族楽器の演奏団

●撮影の合間にちょっと一服
バスから下りてきた民族歌舞団のメンバーの中には子連れでやってきた者もいた。バスの止まった
湖岸の広幅の周辺には、気の利いたレストランやスーベニールショップもあり、北国の人々が待ち望
む太陽の輝く季節には、さぞヴィリニュスからたくさんの市民が風光明媚な湖畔に押しかけて来るだ
ろうな、と思った。
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