私の好きなヨーロッパの街 第4回

 チューリップと言えば、オランダ。原産地はトルコ周辺と頭にあっても、欧州に輸入してからは、

チュウリップの栽培と改良で、一時期は高値がつき狂想曲のような状態になったと言うが、今では

オランダの主要産業となっており、北海に面した西海岸は一面のチューリップ畑が広がり、華やか

な絨毯を広げている。アムステルダム近郊のアールスメーアの花市場は世界最大の取引が行われ、

レイデン州、リッセの町の近くに有名なキューケンホフのチューリップ公園はオランダの重要な観

光スポットとして知られている。

 大体、3月下旬から5月上旬まで開園していますが、咲き具合の如何によって、その年の開園期

日が定められている。1990年に撮影したものを10点ばかりお目にかけます。


 

キュウケンホフ・チューリップ公園の入口と ●パンフレットを売っていた女性……

 背の高さはユウに180cmくらいは有っただろう。ヨーロッパでも、北方ほど背丈が高く、年齢は推

定18歳ぐらいだろうと思うが、平均以下のろまねすくは見上げながらパンフレットを買った。公園

の平面図があって助かった。

 

 チューリップの見事な群生を引き立たせててるのは、紫の小花の群生しているムスカリの群れ

である(上の左の写真)。また池に沿って列をなしているチューリップは、水辺に映えて美しい。

 

公園に入ると、左右に管理棟らしいものがあり、池の周りは自然になだらかな起伏が

 あって、木立に中にチューリップ畑が広がり、縦横に散策のための小道が通っていた。

   

水辺のチューリップ。             ガラス張りの温室では水仙の花盛り

木立の中にちょっと広い逍遥路が続いており、人々は左右のいろんなカタチ

や色をしたチューリップを愛でながら、家族連れでゆったりと歩いていた。

公園には、やや広い周回道と、木立のチューリップ畑を眺めながら歩く地形

ながらに屈曲した小道が有る。黒に近い茄子紺色をした黒チューリップ、

花の縁がギザギザになったチューリップ、百合咲きのものとたく

さんの種類が栽培されている。

水辺の光景

  公園入って左手のほうに行くと、角にレストランや休憩所、水仙を栽培している温室などがある。

  その温室の窓から外を眺めたとところ、どこまてでも真っ直ぐに続いている「ムスカリ」だけ

 の栽培があった。一つの株だけでは、するすると伸びた茎に紫色の小さな花をたくさんつけた地味

 なものだが、これほどのボリュームになると見事としか言いようが無い。まるでムスカリの道だ。

 赤・オレンジ・黄色の多いハデなチューリップの引き立て役として、他の所々にもチューリップに

 寄りそうようにして作られていた。

  外国、とくにヨーロッパの公園、植物園などでは、わざわざ食事を楽しむためにやってくる人が

 あるほど立派なレストランのあることが羨ましい限り。日本の場合、私の知っている限りの植物園、

 フラワーセンター、公園などでは、おおかたは軽食食堂が関の山。わざわざ美味しいものを求めて

 そのような施設に出かけることは有り得ないでしょうね。

  初めてヨーロッパに出かけたとき、アムステルダムの由緒のあるホテルに泊まったのですが、日

 本人の団体はホテルのレストランでは、欧米人と隔離されたような一隅に案内され、やはり日本人

 のマナーが問題にされたのではないか、海外への団体旅行が農協さんによって開拓され、日本の温

 泉地気分で、周囲の雰囲気を壊す振る舞いが、その後の日本からの観光客の扱いに影響していたの

 ではないかとガッカリしたことを思い出した。また出されたメインデイッシュが大振りの鱈の切り

 身を油で揚げたものが、ボリュームたっぷりでうんざりしたことも。

  次の宿泊地、スイスのローザンヌではレマン湖畔のウシーの公園内にあるレストランで、上品に

 して且つ美味しいフランス料理のフルコースを振る舞われ、ああ、これこそ…と感激し、同時に公

 園内のレストランの在りかたに新しい発見をした。

  キューケンホフ・チューリップ公園にも軽食の施設はあったが、隣にはそこそこのレストランも

 併設されていたひとを思い出す。


              <ホームページ>