【ヨーロッパ写真帖/フランス】

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 コルマールについての印象は、日本で言えば地方の県庁所在地くらい、と言うものだったが、人口で見ると64.000人に満たない小都市。しかし、日本の大都市圏の衛星都市とは比べ物にならないほど美しいし、風格もある。

 13世紀後半に都市権が与えられ、14世紀に結成されたハプスブルグ家を支持する都市同盟の有力な一員となり、中世の史跡も多く、13〜15世紀に建造された聖堂、古い木骨造りの家並みがたくさん残っている。

 今回は昔々のサン・マルタン僧会教院が改築された大聖堂(13〜14世紀)と、ドイツ人画家グリューネヴァルトがイッセンハイムのアントニゥス会修道院の依頼で1512年から1516年にかけて内装をほどこした礼拝堂の祭壇画が収蔵されているウンターリンデン美術館のあたりをカメラ散歩する。


その3  ウンターリンデン美術館とカテドラルへ

◇カテドラルとその周辺

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大聖堂のファサードと部分

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側面から見たカテドラル

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翼廊の入り口、年代がかった色になっていた

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カテドラルあたりに絵看板の面白いものがあった

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カテドラル近くの建物の味わいの有るファサード

◇ウンターリンデン美術館

 ウンターリンデン美術館は13世紀から1790年まで修道院として使われていた建物で、中世とルネサンス期の彫像、ステンドグラスやショーンガウアの祭壇画「キリストの誕生」や、この美術館を有名にしたグリューネヴァルトの「イッセンハイムの祭壇画」などがあるが、アルザス地方の様々な民具、服飾,家具、装飾品もあり、美術館というより博物館といった印象が強い。日本では美術館は「美術作品を見せる施設」、博物館は美術作品にとどまらず考古学資料、風俗資料、歴史的遺物、学術参考品・・・など展示の範囲が広いように思っているが、海外では一律に「ミュージアム」と表記しているので、美術館と記すべきなのか博物館とするべきなのか良く分からない。

 ウンターリンデン美術館はもともと修道院として建てられたものなので、いかにも修道院といった風なゴシック風の回廊があり、壁面いっぱいに真っ赤に紅葉した蔦が下がっていた。

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ウンターリンデン美術館の前の広場

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広場に面した建物とカフェテラス

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美術館の中庭

  古い井戸の有る美術館の入口

 

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訪れたのは10月末 蔦の紅葉が美しかった

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たくさんの人々が身じろぎもせず見入ったいたイッセンハイムの祭壇画

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祭壇画の下部には十字架から下ろされたキリストの死体が生々しく

 イッセンハイムの祭壇画の強烈なリアリズムには、私もかなりのショックを受けた。上の方の「キリストの磔刑」もすさまじいリアルさであったが、下の台座のような所に描かれた降架後のキリストは無残に死斑が浮かんでいて、これほどまでも・・・と思わず呟くほど。

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諸行無常・・・なんて印象の有る中庭


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