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バートライヒェンハル

 私が妻とドイツ・アルペン街道の小さな町…バートライヒェンハルに立ち寄ったのは、1997年6月1日のこと。ゲートウエイのブリュッセル空港から、サベナ・ベルギー航空でミュンヘン空港に着き、そのままバスで直行、午後4時には予定していたシュタインベルガー・ホテルに入った。ただの2泊の予定で、予備知識に乏しかったため、余り期待していなかったが、到着の日は夕食までの2時間ほど、翌くる日はまるまる一日歩き回って見て、町全体が緑に溢れていて、公園のようにしっとりと落ち着いた美しさに満たされている感じで、望外の楽しさを味わうことが出来た。

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ドイツアルプスの麓・バートライヒェンハルの町

 バートライヒェンハルは、峻険なヴァッツマンの大岸壁が西側に聳え、周辺を高い峯で囲まれたケーニッヒゼーへの観光基地、ベルヒテスガーデンの北にあり、オーストリアのザルツブルグまでたった50キロという地点にある、人口わずか二万人足らずの可愛らしい町です。

 あまり日本で出版されているガイドブックには出ていませんが、ケーニッヒゼーへのアクセスも良く、ザルツブルグまでたった50キロという地の便を考えても、格好のリゾートだと思います。町の中で見るべきものとしては、十二世紀に創建された聖ゼノン教会や製塩博物館くらいしかありません。

 ここの製塩はちょっと変わっています。ヨーロッパでの製塩といえば、岩塩の採掘が最もポピュラーですが、ここでは井戸から大きな水車でくみ上げる水が、極めて濃度の高い塩水で、それを濃縮、精製して塩を作っています。広々とした美しい公園の一角に、ルートヴィツヒ一世が造らせたと言うバートライヒェンハル製塩博物館があり、塩分濃度25%という塩水を味わったり、歴史の展示も見ることが出きる。

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                                       花いっぱいのメインストリート

  街道から少し南に行ったところにあ  る聖ゼノン教会からザーラッハ河まで  が賑やかな商店街のメインストリート  でルートヴィッヒ通り。その一つ南の   美しい通りはザルツブルガー・シュ  トラッセで、緑の濃い華やかな道。

  美しい模様になった敷石の道、所  々に造られた噴水や花壇を見るとこの区間は歩行者天国かと思ってしまうが、乗用車どころか、ホテルにツァー客を送ってくる大型観光バスまで入ってきます。

 

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 製塩博物館のある緑地公園にはそぞろ歩きする観光客も多く、ザルツブルガー・シュトラッセの中ほどには、出店もたくさん出ていて、小さいながらなかなか洒落た雰囲気を演出しています。

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 左上の立て看板は、「伝統的な森の祭り」とでも言う催しでしょうか。軽妙なイラストで市民に呼び掛けています。右上は、私たちの2泊したシュタイゲンベルガー・ホテルの裏庭です。噴水の有る池をめぐってバラが咲き乱れ、テラスでコーヒーを飲みながらゆったりするのは最高!!

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ザルツブルガー・シュトラッセの建物の入口脇に置かれた噴水

 あまり期待していなかった町が、この上ない美しい姿を見せてくれるのは、・・・・そして至福のときを与えてくれるのは、本当に旅の醍醐味です。


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