【ヨーロッパ写真帖】

Alsace route de vin

点描 アルザス・ワイン街道

〔その2

  〔リクヴィール〕 Riquewihr

 次に訪れたリクヴィールは、人口2700人のカイザースヴィルの半分にも満たない人口1075人という小邑・・・にも拘わらず、もっと華やかな色彩に満たされていた。遙に賑わっているようだった。ここリクヴィールの村の人たちは何世紀も昔からリースリングのブドウを育て、15世紀末とルネサンスの頃からの建物もあり、大部分は17世紀頃に建てられた家が多く、建築装飾は多彩を極めている。アルザス・ワイン街道の中で「ブドウ畑の「真珠」と称えられているのも頷ける。

 また、メインストリートを歩いていると、門内の前庭に配置されたテーブルは、お目当ての葡萄酒を飲んでいる客で賑わっていた。

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 長方形の市壁に囲まれた村の東の城門を入るとアメリカ広場(上の写真)があり、新酒・・・ヌーボーワインを飲ませる店には観光客がむらがり、東の城門から西のドルデの門までは、ドゴール将軍通りというメインストリートになっている。

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 しかも、カイザースベルグに比べて、メインストリートの両側に広がる町の厚みもかなり広がっていた。

 左の写真はメインストリートから見た横丁だが、その方向にも木骨造りの高い、立派な建物が連なっている。

 

 

 

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 この狭い横丁にもワイン酒場や観光客目当ての土産物店があり、客足も絶えない。

 

 

 

 

 

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 メインストリートのドゴール将軍通り、といっても東の門から西のドルデの門までは、僅か400メートルほどの距離。ゆっくり歩いたつもりでも、すぐ端から端まで歩いてしまえる。上の写真がドルデの門。左の赤壁にあるアーチ門を入ると、テーブルセットの並べられた前庭で新酒を味わっている人々の天国。

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                             ワインを楽しむ人々

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ドルデの塔門から入ったばかりの所の泉

〔イタルスヴィレール〕 Itterswiller

 地図で確かめると、ワイン街道に名を連ねる町や村はざっと数えただけで73ヶ所もある。今回のコルマールから始めてストラスブールまでの道のりの、ようやく半ばを越えたあたりにあるイタルスヴィレールは、僅か4ヵ所立ち寄った最後の村。

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 戸数からいっても最も小さな村だったが、思いがけないほど立派なホテルもあり、新ワインを楽しむ人々の集まるレストランも有った。

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 朝、8時にコルマールのホテルをバスで出発して、8時間になるのだろうか。もう陽はヴォージュ山塊に傾き、秋の夕暮れの気配が刻一刻つよくなってきている。

 見晴るかす限りのブドウ畑。もうとっくに収穫は終わったようだが、緑の葉っぱは今だ青々と繁っていた。

 大きな丘といった風情のヴォージュの山々は、なだらかな裾野を遠くひき、一面の緑豊かな田園風景を広げている。


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