
| 1.This One's for You |
| 2.And Here You Are |
| 3.Subway |
| 4.Love of Mine |
| 5.Honey Coral Rock |
| 6.Sometimes Bubba Gets Down |
| 7.As |
| 8.Need Somebody |
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●Warner Bros./WPCP-3542
●Musicians●
G.Eric Gale/Cornell Dupree
Key.Vo.Richard
Tee
B.Vo.Gordon Edwards
Ds.Steve
Gadd/Chris Parker
Vln.Gene Orloff
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あの衝撃のデビュー作から一年、巷にStuffの音が溢れる中リリースされたのが本作「More Stuff」だ。この手のグループに限らず二作目というのはかなり難しいものなのだが、本作は1stに勝るとも劣らない実に堂々としたサウンドで見事に期待に応えてくれている。確かに好みによって1stと2ndと支持は大きく割れる様だが、かなりR&B/ソウル色が前面に出た1stと、かなり音が整理されフュージョン色の強まった2ndとおおまかに捉えていいのではないだろうか?実際強く感じるのは全体にキーボード音がかなり前面に出てきているのは明らかだ。その分岳細かいギターのバッキング・パターン等は、かなり注意して聴かないと聞取り辛い部分もある様に思える。ドラムス&ベース音も1stと2ndでは随分と印象が違っていて、恐らく卓の方でかなりのエフェクト処理が施されているものと思われる。それもどうもキーボード音を軸にして調整が行われているといった印象で、全体にそれがギター・サウンドへとしわ寄せが行ってしまっている部分も確かにある。元々フルアコでウェットなトーンが特徴のEric Galeはまだしも、ドライなテレキャス・サウンドが売りのCornell Dupreeのトーンは加工されたためかGaleとのコントラストがイマイチ鮮明でなくなっている点は残念だ。 サウンド・カラーの変化程は実際の演奏自体、大きく変化しているとは思わないが、やはりキーボード・サウンドが大きく前面に出たアレンジが中心となっている。またEdwardsとTeeがリード・ヴォーカルをとる曲がそれぞれ1曲ずつ収録されているのも目を引く点だろう。1曲ヴァイオリンをゲストに迎えた曲もあるが、基本的にリズム・セクションのみのグループだけに「声」が大きな役割を果たしているとも言える。蛇足だが実際Tee等は自己のリーダー作やPaul Simonのサポート等でもよくヴォーカルを取っているので、そう他のミュージシャン程違和感は感じない。二人とも御世辞にも上手とは言い難い歌ではあるが、実に渋いと言うか、味があるというか、決して取って付けた様なそんな印象ではなく、ある意味とても必然性を感じる歌と納得できる。そしてこの2曲がアルバムに大きなバリエーションをもたらしている事は間違いのない所だろう。楽曲的にも1stよりやや地味目でメロウな楽曲が印象に残る。その分フュージョン色が強くなったと言えばそうなのかもしれない。 1.のっけから下半身が思わず動き出してしまう様なご機嫌なリズムのナンバーだ。前作では1曲目はギター・メインの曲だったがここではTeeのグイグイとドライヴするアコピ&Hammondオルガンがテーマから大活躍している。Teeのソロの後にフィーチャーされるギター・ソロはGaleだ。あの独特のヴィブラートの効いたグルーヴぃーなフレージングはサンパターンではあるけれど、やはりカッコいい!もうフェード・アウトしていくの名残り惜しくなってしまう位だ。 2.数多くのアルバムにセッション・マンとして三課しているヴァイオリニストGene Orloffをフィーチャーしての実に美しいバラード・ナンバーだ。イントロからエフェクトを深くかけたTeeの独特のエレピ・サウンドが印象に残るトラックだ。背後で鳴っているHammondオルガンやDupreeのヴァイオリンの様なギターも実に効果的だ。しかしやはり何と行ってもこのメロウな曲調ではTeeのキーボード・ワークが主役となるのも止むを得ない所だろう。 3.一転して中盤まではではDupreeの乾いたテレキャス・サウンドが、そしてソロではGaleのフルアコ・サウンドがフィーチャーされたトラックだ。ミディアム・テンポながらも全員一丸となってのリズムにはかなりのドライヴ感が感じられて、如何にもStuffらしいサウンドに仕上がっている。Dupree & Galeのギター・サウンドが御目当ての方にとっては感涙物のトラックかもしれない。 4.Edwardsのダミ声(失礼)のヴォーカルをフィーチャーしたポップなナンバーだ。ここではコーラスもTeeを中心に彼等自身が歌っている。ここではTeeのアコピ&Hammondオルガン、そしてGaleがフィルにソロにと大活躍している。ゴスペル調のTeeのアコピとGaleの「泣き節」のギターは、あまりに定番過ぎると言えばそれまでだが、とても心地よい、Stuffならではの「予定調和」の世界は、やはり安心して聴いていられるサウンドだ。 5.これまたDupreeとGaleの二人のギタリストに大きなスポットが当てられたナンバーだ。テーマからリズムが変化した部分で展開されるGaleのギター・サウンドは、ある意味「おいおい、またこれかよ・・」といった感じなのかもしれないが、Stuffの音楽においてはこれは必要不可欠ともいえる存在なのだから仕方ない。終盤はDupreeとGaleのギターの掛け合いがフィーチャーされていて、これまたStuffの音楽の醍醐味でもある。このトラックもまたギター・ファンにとっては嬉しいトラックと言えるだろう。 6.Stuffにしては珍しくリズム的にはちょっとトロピカルなラテン感覚も感じさせるナンバーだ。ここではTeeのアコピがイントロから大活躍している。隠し味的なHammondもなかなか効果的だ。ここではGaleの毎度御馴染みのギター・ソロもフィーチャーされているが、ここは冗長にならない様に早々にフェード・アウトしている。実はこの曲Chris Parkerの曲の様で、後にWill LeeやRob Mounsey等とのグループJoe Coolでも取り上げられている。 7.前作に引き続きStevie Wonderの名曲の登場だ。この曲、当時FM東京で放送されていた「アスペクト・イン・クロスオーヴァー」のテーマ曲として流れていたので、馴染みのある方も多いことだろう。ここでもTeeのエレピがメロ&バッキングで大活躍している。終盤にGaleのギター・ソロもフィーチャーされているが基本的にはTeeの独壇場といった感じだ。ドラムスのハイハットにかけられたエフェクトは少々耳障りな感じがしてしまうのが残念だ。それにしても比較的地味な曲ではあるがStevieの名曲の一つだ。 8.アルバムのラストはTeeがリード・ヴォーカルを務めるヴォーカル・ナンバーだ。ここでもTeeはヴォーカルにエレピにHammondオルガンにと大活躍を見せている。ブルージーなテーマ部分とファンキー・パートからなる曲構成だが、昼間部でのメロウなGaleの「泣き節」ソロ。延々と続くエンディングノファンキー・パートでのヴォーカルとギターの絡みがなかなかの聞き所となっている。GaleとDupreeの対比がもっと鮮明に出ていてもいい様な気もするが、これはこれでなかなか聴き応え十分だ。 日本では細々とではあるが1stと2ndについては安定的にリリースされているのは嬉しい。しかし本家US盤が長らく廃盤状態なので購入を御考えの方には早めのご購入をお勧めする。それにしても3rdの「Stuff It」はそんなに悪いアルバムなのかなあ・・・。私はそうは思わないのだが、こちらは現在非常に入手が困難な様で残念な限りだ。 |