
| 1.High Life |
| 2.Magic Carpet |
| 3.Latin Lover |
| 4.I'm Sorry |
| 5.Silkworm |
| 6.Easy to Please |
| 7.Sara Smile |
| 8.Love Play |
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●BMGビクター/Arista/B19D-47024●
●Musicians●
Vib.Marimba.Perc.Vo.Mike Mainieri
As.David Sanborn
Ts.Michael Brecker
Key.Don Grolnick/Warren Bernhardt
G.Hugh McCracken/David Spinozza/John Tropea
B.Will Lee/Tony Levin
Ds.Steve Gadd
Perc.Arthur Jenkins
Vo.Leata Galloway/Arnold McCuller/David Lastry
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いわゆる「Fusionの名盤」というのには、まず間違いなく登場してくるアルバムの代表格ですね!Mike Mainieriの名前を一躍知らしめる事になった出世作と言っていいでしょう。Michael Breckerをフィーチャーした4、David Sanbornをフィーチャーした7、タイトル・ナンバーで力作の8は間違いなく名作であり名演で、リリース当時はBrecker & Sanbornの代表的名演として、LP盤が擦りきれるまで聞込んだアルバムです。いいアルバムだとは私も思うのですが、New York All Starsで来日した祭にその圧倒的な存在感とテクニックを目の当たりにしてからはArista All StarsやNY All Starsのライヴ盤の方がMainieriのミュージシャンとしてのスタンスを色濃く反映しているように思えて、圧倒的にそっちを聴く方が多くなってしまいました(笑)。どの曲も非常に緻密で凝ったアレンジが隅々まで行き届いているのですが、アルバム全体の印象としては今ひとつ「Jazz」の空気感が伝わってこなかったんですよ。NYの凄腕ミュージシャンゐ結集してのサウンドですから、演奏も文句の付けようがありませんし、フィーチャーされるソロもいずれも見事なものばかりなんですけどね・・・。確かにヴィブラフォン(ヴァイブ)というマイナーな楽器を駆使しての事ですから、それを活かし変化をつけるのに計り知れないほどの苦労の積み重ねがあるのは一聴してすぐに判るのですが、kの後のよりJazz色の強い活動に触れれば触れるほど、醒めた聴き方をする様になっちゃったんですよね(笑)。勿論Mainieriの代表作の一つでもありますし、Breckerファン、Sanbornファンとしてはとても重要な一枚である事は間違いないのですが、今日ではMainieriの諸作(含Steps/Steps Ahead)の中でも、最も疎遠なアルバムになってしまいました。やはり、如何にも「フュージョン」っていう感じがしちゃうせいなのかもしれませんね。当時は夢中になっって貪り聴いてた癖に(爆)。 1.パーカッションの効いたイントロから胴発展していくのかと重いきや、ヴォーカルをフィーチャーしたナンバーでアルバムは幕を開けます。実に隅々まで凝った緻密なアレンジが施されているのですが、アレンジ/演奏のカッコ良さと「歌」のイメージがなかなかしっくり来ない感じがしてしまうんですよね。ベース&ドラ蒸すの動きの絶妙な絡み方も、アコピ・ソロ(Warren Bernhardtでしょうか?)やMainieriのソロも素晴らしいのですが、私には今ひとつピンと来ないんですよね。当時はさんざん聞込んだアルバムですが、1〜3は今日に至までどうも好きになれずに居ます(笑)。 2.シンセ&シンセ・バイヴを駆使したエレクトリック・サウンドを前面に押しだしたナンバーです。どことなくWRっぽい雰囲気を漂わせたエレクトリック・サウンドが印象的ですね。リリース当時、私の友人にもこの曲を好きだっていうのがかなり居たんですが、個人的にはこの「如何にも」エレクトリック・フュージョンでございます、といった作りがあまり好きになれないんです、今も昔も(笑)。それにイメージとしてはラストの「Love Play」の後半部とかなり類似したものの様に思えてなりません。まさに「Love Play」のモチーフの断片を膨らませたような作りといった感じでしょうか? 3.ポップなメロディを持ったヴォーカル・ナンバーです。頼りなげなMainieriのヴォーカルに、コーラスやホーン・セクションもフィーチャーした贅沢な作りの作品ではありますが、メロディの良さの割には訴えかけてくるものが希薄な印象です。この当時のとにかく歌をフィーチャーすれば売れると言わんばかりの風潮は正直言って余り好きじゃないんですよね・・・。恐らくはAristaレーベルからの注文だとは思うのですが、せっかくのグルーヴや凝ったアレンジまで妙にわざとらしく聞えちゃって興醒めしちゃいます。 4.Michael Brecker(Ts)をフィーチャーした名作バラードです。朗々とよく歌うテーマ、ファンク・ビートでの豪快なブロウと、まさにBreckeerの本領発揮といったところでしょうか?ギターの感想を挟んでのMainieriのメロディアスで緻密に構成されたソロも実に素晴らしい歌心を見事に表現していますね!そしてMainieriのソロともつれ合うようにして現れるBreckerの2ndソロがまたファンキーでカッコいいんですよね!ただちょっと隙がなさ過ぎるのが唯一の欠点かもしれませんね(笑)。「Arista All Stars/Blue Montreux」や「NY All Stars/Live!」なんかのライヴ・バージョンの方がジャジーな面白みがあって個人的には好きですね。 5.ほのかにオリエンタル・ムードの漂うメロディと、ゆったりとしたたゆたうようなグルーヴがよくマッチしたナンバーです。決して悪い曲ではないんですけど、これといったインパクトには欠けるナンバーですね。これもなんとなくラストの「Love Play」の部品を膨らませて曲にしてしまったような印象がぬぐいきれないトラックになっちゃってるように感じます。 6.ほのぼのとした優しいメロディを持つポップでラテン・フレーヴァー漂うナンバーです。サビの部分ではボーカルをフィーチャーした仕立てになっていますが、決して無理矢理ポップに仕上げたという印象もなく、ヴォーカルをフィーチャーしたフュージョンとしてはかなり高い水準をいってますね。ここでのMainieriのソロも、ギター・ソロ(John Tropeaでしょうか?)のいずれも非常に素晴らしい内容で、実に見事です! 7.ホール&オーツの名曲を見事にカヴァー、オリジナルを超える名演と言っても過言ではないでしょう!疎な音空間を巧く活かしたアレンジ、リズム・セクションのグルーヴ感溢れるバッキングも見事なら、テーマから入魂のブロウを効かせてくれるDavid Sanborn(As)も最高!!数あるSanbornの名演の中でもトップクラスの評価を得ている代表的名演です!まさにNYの哀愁を感じさせる様な雰囲気に満ちたSanbornの吹くテーマは絶品です!まるでヴォーカリストの様に感情移入したその歌いっぷりは他の追随を許しませんね。Mainieriのメロディを巧みに活かした語りかける様なソロも実に美しいですね!そしてそれにエモーショナルに絡んでいくSanbornのソロの途中でフェード・アウトしていくのですが、尺もこの尺しかない、という感じで、まさに非の打ちようの亡いパーフェクトなトラックに仕上げられています。 8.ラストを飾るのは組曲的な構成を持つ意欲的な大作「Love Play」。この曲はMainieriの代表作とも言える、実に緻密に構成された名曲ですね。軽いラテン・フレーヴぁーやサルサのリズムが飛び出してきたかと思えば、ファンク・ビートや重厚なシンセ・サウンドで盛り上がりを見せる後半部等々、まさにMainieriの幅広い音楽センスを集大成したかのような大力作です。軽妙に歌うソロから高速フレーズを駆使したソロ、そしてシンセ・バイヴを駆使したど派手なソロまでたっぷりと披露していてこの曲だけでも十分にお腹一杯になれます(笑)。ここでのギター・ソロはDavid Spinozzaでしょうかね?なかなかカッコいいソロがフィーチャーされています。でもやはり「Blue Montreaux」や「NY All Stars/Live!」収録のライヴ・バージョンの方がずっとエキサイティングですね。 このアルバムだけでなく前述したArista All Stars「Blue Montreaux 1&2」や深町 純&New York All Stars「Live!」も是非併せて聴いてみていただきたいですね!後のSteps/Steps Aheadの諸作や「Wanderlust」「Live At The 7th Avenue South」なんかも、よりJazzっぽいMainieriの素顔がよく現れた名作だと思います。70〜80年代のJazz/Fusionシーンにおいてとても大きな役割を果たしたミュージシャンだという事がお解りいただけるかと思います。 |