
| 1.Sunday |
| 2.Take Me Down |
| 3.Dreamland |
| 4.Queens Road |
| 5.Overture |
| 6.Bird Song |
| 7.Layas |
| 8.Do It |
| 9.Spring |
| 10.Dancing Bull |
| 11.Autumn Land |
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1979年 |
1.Jacoの音色が印象的でそれにピアノの音が絡んできたかと思うと、Michael Breckerの音を前面に出したホーン・セクションが「うわっ、カッコいい!」って感じで入ってきて・・・もう何が何だかわかんないうちに曲に引き込まれていきます。もう、ノリノリの部分では躍動感溢れるJacoのグルーブに、静かな部分では艶っぽいフィルに聞きほれてしまいます。Herbie Hancockのミニ・ムーグのソロもいいのですが、のっけからJacoのベースにK.O.されてしまいます。Ds.はPeter ErskineがWeather Reportでの同僚Jacoと息のあったコンビネーションを聴かせてくれます。
2.なかなか衝撃的な1の後ですから、アレンジも曲もちょっと落ちるような気がしちゃいますね(笑)。でもちゃんとそれなりに聴き所は用意してあって、1.同様Hancockのミニ・ムーグ・ソロやMichael Breckerのテナー・ソロがフィーチュアされていますが、さほどどうこう言う程の内容とは思いません。
3.幻想的なメロディーを実に美しく奏でるのはJacoのフレットレス・ベース。押さえ目のオーケストレーションやほんの少しだけですがCarltonのフェイク・ソロやBoddickerのシンセ・ソロもあるにはありますが、この曲はまさにJaco Pastoriusのために書かれたような曲です。とにもかくにもJacoの美しいベースの音色にしっかりと聞きほれていただきたい1曲です。とにかくJacoのベースに、うっとり夢見心地にさせられる、痺れさせてくれる1曲です。
4.ウキウキするような弾むリズムに、いかにもBrecker的なホーン・セクションがなかなか効果的なナンバーです。サビの部分とギター・ソロはLee Ritenourですが、このメンツの中にあってはちょっと存在感があまり感じられないですね。
5.同年に殆ど同一メンバーで録音されたFlora Purim「Everyday,Everynight」にも収録されていた壮大なスケール感の曲です。Steve Gadd独特の粘るようなハイハット・ワークとJacoの伸びやかなベースがとても印象的なナンバーです。とにかくメロディーもいいし、アレンジもカッコいいですし、メンバー派凄いしで、もうあれよあれよと1曲が終わってしまって(笑)。ここでも短いLarry Carltonのギター・ソロがフィーチュアされています。メロディー・フェイク的なソロですが、Carltonはこういうソロが実に巧いんですよね。
6.美しく、甘く切ないメロディーを今度はMichael Breckerのテナーがしっとりと情感を込めて歌い上げます。まさに哀愁のテナー・サックスといった形容がぴったりの演奏で、美しいテーマとフェイクだけなのですが、Breckerの表現力の豊かさを実感できるプレイになっています。そしてバックではやはりJacoのフレットレスが目一杯存在感を発揮していいですね。やっぱりこういったセッション物でもJacoの存在感ってのは半端じゃないですね。
7.イントロからCarltonのギター・プレイがたっぷりとフィーチュアされています。こういう構成のしっかりしたシチュエーションの中でも個性を出して歌い上げるというのはCarltonの得意とするところですね。そして昼間部ではMichaelの歌心十分なテナー・ソロがフィーチュアされていますが、後半Gaddのドラムが盛り上がってきてからのCarltonのロング・ソロはMichaelのソロを凌ぐ見事な歌い上げ方です。とにかくGaddもJacoもメチャメチャ熱い、素晴らしいバッキングを聴かせてくれています。
8.ポップなメロディーを持ったミディアムテンポのファンキーなナンバーです。とにかくここではファンキーなリズムに力点を置いているようでColombierとHancokがクラビネットで、その上カッティングの名手Ray Parker Jr.まで動員しています。ギターのフィルはCarltonです。ここで粘っこく実にいいビートをたたき出しているのはPeter Erskineです。フルートをめいんにしたホーン・セクションとシンセが曲をリードしていますがCarltonの絶妙のフィルとErskineのドラミングが光っています。
9.いかにも春のほのかな陽光を感じさせるような柔らかいメロディーをColombierのキーボードが奏でた後に登場してくるのが、真打ち/歌うギタリストLarry Carltonの面目躍如といったソロです。伸びやかに、いかにもCarltonらしいソロを聴かせてくれています。そして色気のあるJacoのベース・トーンがこの曲でもサウンド全体を優しく柔らかに包み込んでいます。
10.ずっしり重量感のあるリズム・セクションに乗せてホーン・セクションがここでの主役といっていいでしょう。そしてリリコンの名手Tom Scottのリリコン・ソロは絶妙な味わいを付け加えています。そしてアンサンブルの間に挟み込まれるようなCarltonのソロも不自由な中で大健闘しています(笑)。この曲では凝ったホーン・アレンジを全面に押しだしていて、そのアンサンブルを聴かせるのがメインといった印象ですが、そんな中でもTom ScottとLarry Carltonのソロは十分な存在感をアピールしています。やはり二人とも名人芸といった所でしょうか。Gadd/Jacoも地味ながらいいサポートです。
11.最後はオーケストラをバックにColombierがピアノ・コンチェルトで締めくくります。やはり色々な表情を見せてはみたものの最後はこう行きたかったか・・・、そんな感じですね。ピアノは巧いと思いますが、私にはこの演奏の善しあしはちょっとよくわからないですね。だってこういうの聴きたくて元々買ったんじゃないんですから(笑)。大学生の頃、なけなしのお金で買ったんですから「だまされた・・・」って感じですかね。
Jaco Pastoriusのセッション物というのは非常に珍しいんですよ。それもかなりの曲数に参加してるっていうのは稀です。それにSteve GaddとのコンビやLarry Carltonとの共演っていうのもとても珍しい顔合わせですね。このアルバムで目立つのはJacoとCarlton、Brecker、Tom Scott、そしてPerter Erskine/Steve Gaddのドラマー陣ですね。Herbie HancockやAirto Moreiraはあまり目立った活躍は聴けません。そして同時期に発表されたFlora Purimの「Everyday,Everynight」もColombierの作編曲、そしてほぼ同じメンバーで収録されていますが、こちらも実はとてもいいアルバムなんです。でも私はレコード聴きつぶしてしまって(T_T)。今井は伸び切ったカセット・テープしか持ってないんです。これCDでは廃盤みたいで、是非とも再発CD化を望みたいところです。LPの方にはホーン・セクションのクレジットがありませんが、Floraのアルバムと同様だとするとRandy Brecker等錚々たるN.Y.のメンバーが顔を連ねています。ビクターさん、是非これも再発してくださいね(笑)。