◆John Scofield/Blue Matter◆

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John Scofield
Dennis Chambers

1 Blue Matter
2 Trim
3 Heaven Hill
4 So You Say
5 Now She's Blonde
6 Make Me
7 Nag
8 Time Marches On
 
Total Time 43:03

1986年作品

●GRAMAVISION/GCD79403●
●Musicians●
G.John Scofield/Hiram Bullock(1/5/6)
Key.Mitchell Forman
B.Gary Grainger
Ds.Dennis Chambers
Perc.Don Alias

●コメント●

<アルバムについて>
 Miles Davisグループを脱退しDennis Chambers(Ds)を擁する自らのグループでの音楽に専念すべく再スタートを切ったJohn Scofieldの1986年作品。Chambers〜Graingerのリズム・コンビは当時大きな話題となったが、John McLaughlinの再結成したMahavishunu Orchestraでも活躍したMitchel Forman(Key)、Don Alias(Perc)にファンキーなリズム・ギターにはHiram Bullockを起用する等、トータル・サウンドに気を配った作品に仕上げられている。Scofield特有の陰鬱な雰囲気を漂わせた楽曲は相変わらずで、それとコンテンポラリーなファンク・リズムを組みあわせ、Formanのキーボード・サウンドがScofieldサウンドを包み込む。サウンド的にはパワフルなリズム・セクションを強調するあまり若干しなやかさに欠ける部分が多く、Scofieldの独特の空気感とは未だ完全に融合しているとは言い難いが、ScofieldはChambersという稀有の人材を獲て、それを活かしたサウンド作りを如何にも楽しんでいるといった風情が十分に伝わってくる。個人的には本来Scofieldが目指すべき方向性ではないと思うが、どの楽曲も当時よく耳にしたものばかりなので妙に懐かしく聴いてしまう(笑)。少々CASIOPEAばりのキメキメのサウンドに走りすぎのキライは無きにしもあらずか。

<サウンド>
 如何にもScofieldらしい陰鬱な雰囲気を持つメロディあり、躍動感溢れるファンク・サウンドあり、はたまたブルース感覚に溢れたナンバーありと非常にバラエティ豊かに構成されている。個人的な見解ではあるが、Graingerのベースに今ひとつグルーヴ感が欠如しているのが少々残念。あざといスラップ・ベースを多用してはいるものの音色やアイディアにももう一工夫あっても良いように思う。Scofieldのギターをもっと前面に押しだしてたっぷりと聴きたいというファンも多いかとは思うが、そこはメロディもScofieldが担当している楽曲が多いので致し方のないところなのかもしれないが、フォーマットがややカッチリとした枠組みなだけに浮遊感のあるScofieldのギターがイマイチ活きていない気もしなくはない。もう少しJazzを意識したサウンドの方がScofieldにはマッチしている様に思うのだが・・・。それとシンセサイザーを多用しているFormanではあるが、個人的には彼の持ち味であるAKOPI/エレピをメインにプレイして欲しかったところだ。録音はなかなかクリアに生っぽく録られているのだが、これももう一歩垢抜けない印象に拍車をかけているのかもしれない。

<ベスト・トラック>
 個人的な好みから言わせてもらえばGraingerがスラップを多用しているトラックは少々単調でリズムがロックされている様な印象が強く、したがって彼が指で弾いている楽曲からという事になるのだが、ScofieldとFormanのアコピ/エレピをフィーチャーし、Chambers〜Graingerのプレイも楽しめる2が最も聴き応え十分。楽曲としてはイマイチだがプレイを最優先するとやはりこのトラックという事になると思う。Chambersファンにとってはリズム隊が前面に出た7かもしれないが・・。

<評価>
 ★★★+



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