
| 1.Rainbow Seeker |
| 2.In All My Wildest Dreams |
| 3.There Are Many Stops Along the Way |
| 4.Melodies of Love |
| 5.Fly With Wings of Love |
| 6.As Long as It Lasts |
| 7.Islands in the Rain |
| 8.Together We'll Find a Way |
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●ワーナー・パイオニア/Blue Thumb/20P2-2071
●Musicians
Key.Joe Sample
G.David T. Walker/Barry Finnerty/Ray Parker Jr./Dean Parks/L.
Mario Henderson/Billy Rogers
B.Robert Popwell
Ds.Perc.Stix Hooper
Perc.Paulinho Da Costa
& Strings & Horns
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大学生の頃、David Sanborn(As)やMichael Brecker(Ts)の参加アルバムをむさぼるように聴いていた頃、牝らしくも私のレコード棚のお気に入りアルバムの位置を占めていたアルバムです。Crusaders自体は「Images」以降の路線にあまり興味を感じなくなってしまったのですが、このアルバムだけは妙に私のツボ二ハマった作品だったようです(笑)。Crusadersでのファンキーなプレイは好きでしたが、特にピアニスト/キーボード奏者として強く意識する存在というわけでもなかったSampleでしたが、このアルバムだけは特別の存在と言っていいでしょう。というのも、まず楽曲が実に素晴らしいんです!JazzとかFusionとかそういった事とは全く関係なく、実に美しく「癒し」を感じさせてくれるような優しいメロディが並んでいます。いわゆる洗練されたカッコいいサウンドや、強烈なインパクトを与えてくれるというサウンドではないのですが、何か「音楽の原点」のようなものを感じていたのかもしれませんね。 サウンド的にはStix Hooper(Ds)Robert Popwell(B)といった当時のCrusadersの同僚達とベテランから新鋭まで多様なギタリスト達、そしてホーンやストリングスを加えたカラフルなサウンドが詰まっています。ですからリズム面ではかなりCrusaders的なサウンドになっているといっていいかもしれません。ただPaulinho Da Costa(Perc)乃プレイがCrusadersとは一味違った感覚を付け加えているのが大きな特徴といえるのではないでしょうか?中には難曲か、「これってCrusadersのアルバムに入ってそうな曲だなあ。」って感じの曲がありますが、叙情的な美しいメロディをいかにもそれっぽく、しかもアルバム全体を通して聴かされてしまうという理ずくを上手く和らげてくれるクッションの役目を果たしているような気がしちゃいますね(笑)。近年のSmooth Jazz系の甘美なプレイに終始するSampleとは決定的に異なっています。ソロはほとんどがアコースティック・ピアノによって演奏されていますし、基本的なプレイ・スタイルは現在もこの当時もあまり換わらないように想いますが、かえって最近のプレイよりは幅や柔軟性が感じられる分だけ親しみやすい気がしてしまいます。正直言って最近の彼のプレイは苦手なんですよ(笑)。 それにしても親しみやすいポップで美しいメロディが多いですねえ。中でも4.は大好きなバラード・ナンバーなんです。これはPatti AustinやLalah Hathawayに歌詞をつけて歌わせているバージョンもなかなか素晴らしいですね。個人的には佳曲揃いの本作の中でもいち押しのナンバーです。Sampleの数あるオリジナル曲の中でも屈指の、Jazz/Fusionの名曲と言っても差し支えのない名曲です! 1.ちょっとCrusadersの「Images」風のサウンドですが、アルバムのオープニングを飾るにふさわしいポップな美しいメロディを持ったナンバーです。子機三井リズムといいたい所ですがStix Hooperのアクの強い例のバタバタした感じのドラミングにゴリゴリした手応えのPopwellのベースのコンビでは、やはりいつものCrusadersっぽいサウンドになってしまっても仕方がないですね(笑)。Sampleのやや為多カート気味のピアノ・ソロは今も昔もあまり好きではないのですが、この曲でのアレンジの巧みさには関心させられてしまいます。 2.エレピとギターが微妙に絡みながら素朴なメロディを紡いでいくゆったりしたバナンバーです。ベースにメロを引かせてみたりホーンをかぶせたりと非常に凝ったアレンジが施されてはいますが、やはり何と言ってもSampleのエレピ以上に評定たっぷりなDavid T Walkerのギターの起用が最大のポイントでしょう。限りなくソロに近い独特のフィルとSampleのエレピが、さりげなく会話しているような印象の心温まる演奏です。正直Sampleのエレピ・ソロはしっかり食われちゃってます(笑)。 3.イントロからPopwellのスラップとRay Parker Jr.らしいファンキーなリズム・カッティングが飛び出してきますが、メロディはポップでメロディアスなSampleらしい叙情性を感じさせるという不思議な取りあわせのナンバーです(笑)。Sampleのアコピ・ソロ以外にもギター・ソロ(Barry Finnerty?)やPopWellのスラップ・ソロ等をフィーチャーして工夫が施されたナンバーです。後半にはアタックのきいたホーン・アンサンブルもフィーチャーされ、珍しくトランペット・ソロまでフィーチャーされていて、なかなか意欲的にアレンジに取り組んだ作品といった印象を受けます。 4.1999年の「Joe Sample featuring Lalah Hathaway/Song Lives On」でも素晴らしいボーカル・バージョンが収められていましたが、オリジナルのインスト・バージョンもやはりいいですね!イントロのアコースティック・ピアノによるメロディの提示からエレピでのテーマからアコピでのサビへの展開といい、見事なアレンジです。きらびやかなストリングスはややバランス的に大きめな印象ですが、さほど気にはなりません。アコピ・ソロ自体は他の曲と比べて傑出した出来とは言えませんが、いかにもSampleらしい美意識で彩られています。いやあ、なんやかや言ってもメロディが素晴らしいという事は圧倒的な魅力ですね!名曲中の名曲です!! 5.曲やアレンジの良さはこの曲もなかなかのものです。テーマとサビでのリズムの変化のつけ方といい、ストリングスの使い方といい、なかなかの力作だと感じました。ただSampleという人、どうもクラシック音楽のドラマチックな展開に強い憧れというかコンプレックスがあるみたいで(笑)、ストリングスがかぶさってくると色々な面でちょっと頑張り過ぎちゃうんですよね。個人的には中盤でフィーチャーされるギター・ソロ( Barry Finnerty?)の方が印象に残ってしまいます。あまり仰々しくないシンセサイザーの使い方には好感がもてますね。 6.ファンキーなギターのカッティングに始まるCrusaders的ともいえるファンキーな味わいを持ったナンバー。ここでは初めてシンセサイザーでメロを弾いていますが、さほど押し付けがましい感じではなくていい感じです。そしてここではようやくといった感じでファンキーなエレピ・ソロがフィーチャーされていますね。やっぱり古くからのCrusadersファンにはこのファンキーなエレピのイメージが一番Sampleらしく感じられるのではないでしょうか?曲としては別にどうという事のないナンバーなのですが、Sampleのファンキーなエレピが聴ける唯一のトラックという事で意外と好きなんですよ(笑)。Popwellのスラップ・ベースのソロもフィーチャーされています。 7.このアルバムの全体の路線イメージにそったちょっと1に近いタイプのナンバーですね。ここでもSampleは思い入れたっぷりのアコピ・サウンドを繰り広げています。それとは対照的ともいうようにぶっとい音色のPopwellのベースに耳が言ってしまうんですよね(笑)。曲もなかなかいいですし、光政敵にも非常によくできた曲なのですが、ここまで聴き進んでくると、Sampleのこのアコピ・サウンドにも若干マンネリというか、飽きがきちゃうせいでしょうか?基本的には似通ったメロディーで同じようなソロが多いですからね。 8.Sampleのアコピによるソロ演奏です。哀愁を漂わせた美しいメロディをピアノの響きを大事したプレイでじっくり聴かせてくれます。個人的には序盤のやや陰鬱な感じの冷たい透明感を感じる部分がお気に入りです。中盤以降はやや甘ったるい部分も顔をのぞかせますが、アルバムを締めくくる演奏としては立派な演奏と言えるでしょう。他の曲でのスタカート気味の癖の強いプレイに比べると断然こちらの演奏の方がいいですね。 ここのところLegendsのDVDやDavid Sanborn等とのSSBBのBootlegやLalah Hathawayとの「Song Lives On」なんかを立て続けにUPしたせいか、CD棚から引っ張り出してきちゃいました(笑)。ここのところ聴いていなかったのですが、やっぱりこのアルバムはいいです!アルバム全体に勢いと瑞々しさに溢れています! |