■David Matthews & The Electric Birds■
/Cosmic City

●amazon.co.jpでショッピング情報を見る
David Matthews
Mike Mainieri
David Sanborn
Jeff Mironov
Cliff Carter
Mrtk Egan
Alan Schwartzberg


1.Cosmic City
2.Show Me Now You Meke It Sexy
3.Lonely Promises
4.Good Time
5.First Blood
6.American Road
7.I Didn't Mean To Hurt You
8.Special Deliverry

1980年作品


■キング/SKS-8016(LP)
■Musicians■
Key.Arr.Comp.David Matthews
Key.Vo.Cliff Carter
G.Jeff Mironov
B.Mark Egan/Gary King
Ds.Alan Schwartzberg
Perc.Sammy Figueroa

As.David Sanborn
Vib.Mike Mainieri
Vo.Frank Floyd/Babi Floyd/Zack Sanders


●コメント●
 豪華メンバーによるポップで派手なサウンドが得意なアレンジャー/David Matthews。名プロデューサーCreed Taylorに見出される以前はJames BrownのJB'sのアレンジャーとして慣らした人だけにダンサブルでポップな音作りは得意中の得意。大所帯のホーン・セクションは使わずに中規模のバンドで、とにかくポップでキャッチーでダンサブルな、シングル・ヒットでも狙うかのようなサウンドで勝負したこの企画はちょっと面白い試みでした。リード・ボーカルには24丁目バンドのキーボード奏者Cliff Carter、Ds.にはメリハリの効いたロック・センスが心地よいAlan Schwartzberg、ベースには名手Mark Egan、NYスタジオ・シーンの売れっ子ギタリストJeff Mironovといった強力な、それでいていつもとは一味違うリズム・セクションに、お気に入りのソロイストDavid Sanborn(As)/Mike Mainieri(Vib)を配しての贅沢極まりないポップ・サウンドを作り上げています。1980年という時期を考えればまだディスコが盛んだった頃ですから、十分その辺の感覚も取り入れてのサウンドに仕上がっています。まあ、これをまゆ根に皴を寄せてどうのこうの言うのは不粋というものでしょう。身体を動かしながら手拍子をとりながら、リラックスして楽しめる、そんなアルバムがあってもいいんじゃないでしょうかね?ビシッと閉まったリズムに乗せて、SanbornやMainieriのソロが滅茶滅茶カッコいいでんです!

 1.ミディアム・テンポの淡々としたダンサブルなビートに乗せて哀愁を帯びたメロディーをSanbornが奏でるというのも、Sanbornファンとしてはとても嬉しい演出ですね!そしてバッキングからいい感じで鳴っていたMainieriのVibが1stソロを取っていますが、これがシンプルながら、実にカッコいいんです!途中ドラム&ハンド・クラップだけをバックにしたソロになるあたりは、思わずゾクゾクきちゃいます。そして、遂に真打ちSanbornのソロへと引き継いでいきます。決して単調なコードの繰り返しでのソロは得意とは言えないSanbornですが、そろそろころ合いかな?といったあたりでフェイド・アウトになっていくあたり、よく考えられていますね。掛け値なしにカッコいいです!!

 2.ロックンロール風の部分とコーラスによる軽快な部分で構成されたポップ・チューンです。ロックンロール調の間奏でSanbornがフィーチュアされていますが、こういう何気ない部分でもSanbornの存在感はしっかり光っています。

 3.一転してとても美しいバラード・ナンバー。Sanbornの3rdアルバムの「Benjamin」を思い起こすような美しいメロディーをひたすらハートフルに歌い上げるSanbornのアルトが心に沁みる1曲です。アコースティック系のしっとりしたバッキングもなかなか雰囲気があっていいですね。とにかく切々とメロディーに感情をこめるSanbornに酔いしれるための曲としてはかなりいい線いってると思います。お気に入りの1曲です。

 4.コーラス陣をボーカルにフィーチュアしたナンバー。ハンドクラップを取り入れた陽気なリズムが軽い調子を演出しています。軽く跳ねるようなレゲエ調のエレピのバッキング&ソロのトーンが実にセンス抜群です。

 5.Cliff Carterのボーカルをフィーチュアしたポップ・ロック・ナンバーです。さすが24丁目バンドのメンバー、この手のナンバーでのプレイ&ボーカルは実にぴったりハマっています。

 6.ゆったりとしたテンポに乗せてJeff Mironovのギターがシンプルなメロディーを奏でるナンバー。全体にRock調の演奏で心地よいグルーブが印象的です。途中からテンポが上がって軽快なRockのイメージになりますが、黙々とメロディーをヒキ続けるMironovのギターのトーンが印象的です。

 7.Cliff Carterのボーカルをフィーチュアしたバラード・ナンバー。決して巧いというボーカルではないのですが、何かとても説得力のある歌い方ですよね。間奏とエンディングで一瞬だけSanbornが顔を出しますが、取り立ててどうこう言うほど吹いてはいないのでコメントしようがありませんね(笑)。

 8.1曲目を若干テンポを上げて、ギターの切れ味よいカッティングに変える事で弾むような軽快なフルーブが生まれています。Sanbornのドロもフィーチュアされていますが、Sanbornのソロとしては正直、平均点かな?といった印象です。Mainieriのソロとエレピの音色がやや被り気味で、その分どちらも損している感じですね(笑)テーマ&ソロを演奏する趣味の良いエレピのトーンがとても心地よい響きで、何よりもその印象が強いですね。

 全体に印象的なメロディーを乗りの良いリズムで繰り返し繰り返し効かせるというディスコ・ミュージック的な発想で貫かれているようなアルバムですが、そこはMatthewsの事、ただそれだけでは済まさずに、手を換え品を替えして、趣味の良いポップなNYサウンドに仕上げています。David Sanbornファンの私としては、アルバム全体の出来はともかく、(1)と(3)でのSanbornのプレイは◎をつけてしまいますね。


Back to Toppage■■From Session