◆Cornell Dupree/Teesin'
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Cornell Dupree
Richard Tee
Bernard Purdie
Chuck Rainey
Ralph MacDonald
David Newman

1.Teesin'
2.Blue Nocturne
3.Jamaican Lady
4.Feel All Right
5.How Long Will It Last.......
6.What Would I Do Without You?
7.Okie Dokie Stomp
8.Playun' Ol Blues

1974年作品

●MMG/Atlantic/AMCY-99
●Musicians●
G.Sitar.Cornell Dupree
Key.Richard Tee/Paul Griffin/George Stubbs
B.Chuck Rainey
Ds.Bernard Purdie
Perc.Ralph McDonald
Ts.Joe Farrell/David Newman
Ts.Bs.Seldon Powell
Bs.Trevor Koeher
Tp.Ernnie Royal/Jon Newman/John Faddis
Tb.Garnett Brown

Arr.Richard Tee/Chuck Rainey
●コメント●
濃い色の入った眼鏡にパイプをくわえ、味のあるブルージーなプレイに定評のあるテキサス出身のギタリスト、Corenell Dupree。そのいぶし銀のプレイで1960年代前半から頭角を現し、N.Y.のR&B/ソウル系のセションマンとして活躍し、偉大なサックス・プレーヤーKing Curtis率いるKingpinsのメンバーとしてBernard Purdie(Ds)Jerry Jemmott(B)Billy Preston(Org)等と共に大活躍。King Curtisが暴漢の凶刃に倒れるという不幸な出来事から3年、Dupreeが満を持して発表した1stリーダー作が本作「Teesin'」です。かつての同僚Purdieとタッグを組むベーシストは最強のグルーヴを発揮するベーシストChusk Rainey!!この当時最強とも思えるリズム・コンビに、後にStuffの同僚となるRichad Tee(Key)、これまた売れっ子のRalph McDonald(Perc)、そしてCurtis亡き後R&B/ソウル・サックスの第一人者David Newmanを加えた布陣は、当時のR&B/ソウル・シーンにおいては理想的とも言える夢のような豪華さです。
1976年、Gordon Edwards(B)を中心とするStuffの一員としてフュージャオン・ブームの火付け役的な存在としての知名度を高めるDupreeですが、そのプレイ・スタイルはR&B/ソウルそのものといったブルージーでファンキーなもの。Stuff自体もR&B/ソウルをベースにし、洗練度を高めたサウンドが売りのバンドで、個人的には、いわゆるJazz/Fusionとは一線を画するサウンドといった感想を持っている私ですが。Stuffの明快でわかりやすいR&B/ソウル解釈よりも濃密なグルーヴとストレートなブルース・フィーリングこそがDupreeの真骨頂であることが、本作からひしひしと伝わってきます。Stuffの同僚Eric Galeや、その後続々とシーンに登場してくるフュージョン系のギタリスト達とは全くといっていい程異なる、頑固一徹にR&B/ソウルのグルーヴを追究し、ブルースマンとしての誇りを持ち続けるDupreeの、まさに面目躍如ともいえる大傑作だと思います。

サウンド面ではやはりPurdie/Raineyの抜群にグルーヴのきいたリズムがご期限ですね。スローなブルース・ナンバーからポップで軽快なナンバーまでバラエティに富んだ戦局ながらR&B感覚溢れるしっかりとした屋台骨を形成しているのが実に心地よいです!!その土台の上にDupreeのしっかりと「歌」を感じさせるギターや、Billy Prestonばりのハモンド・サウンドや個性的なアコピで絶妙のパートナシップを発揮するRichard Teeが乗れば。思わず「Oh,Yeah!」と声が出ても至極当然といった最高のシチュエーションですよね!彼等のソロやNewmanのテナー・ソロも、決して斬新で刺激的なものというよりも、伝統的なR&B/ソウル感覚をとことん追究した味わい深いものばかりで、何度聴いても飽きが来ないどころか、聴けば聴くほど味が出てくるといった感じですね。Richard TeeとChuck Raineyによるホーン・アレンジもオーソドックスなR&B/ソウルの手法を踏襲していて、これまたなかなか効果的です。バリトン・サックスを加えたボトムのきいたホーン・セクションはやっぱりいいですね!曲がどうの、ここのリズムがどうの、ソロがどうのといった事も忘れてどっぷりと音楽に入り込んで楽しんでしまいますね。とにかくテレキャスターの乾いたトーンを微妙に変化させながら、音に魂を込めていくようなDupreeのギターは、派手さこそないものの誠実な人柄ををのぞかせていますね。とかく「渋い」「玄人受けする」と評されることの多いギタリストですが、聞き込むほどに心の暖かくなる音楽です。

いわゆるフュージョン・サウンドやStuffの音、The Gadd Gangの音を期待すると、ちょっと当てが外れてしまうかもしれませんが、StuffやThe Gadd Gangへと発展していく音の源を発見することは十分できると思います。そういう意味からもStuffやThe Gadd Gangの音楽と聞き比べてみるのも面白いと思います。かえって90年代になってリリースされた映像の「Cornell Dupree & Friendsの方がDupreeの変わらぬブルース魂を感じることができるかもしれません。


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