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本陣
本陣は、門構や玄関・式台、書院造りの上段の間、多くの座敷や板敷き、土間、庭園などが備わり、建て屋・構築物の配置・構造についても街道に面した表門、間口の中央部に荷物置き場用の大板間、その奥に座敷、大板間と土間を隔てて表門と左右反対に勝手、座敷の奥に書院造りの上段の間、奥庭や裏門・番所へと続く配置が基本とされておりました。
染野家取手本陣
寛政七年に建てられた染野家取手本陣は、東北・常陸の二十二藩大名家が参勤交代で水戸街道を通行することもあってお迎えするにふさわしい、主屋は寄棟・茅葺、座敷部と居室部は一つの屋根をかけた全体に農家風の構えながらどっしりとした重厚美と風格をただよわせ、駕籠を横付けする式台のゆかしい造りと玄関との間合いにも匠の技が施されるなど、大柄な千鳥破風を備えた上段の間に凝らされた変型十畳敷き空間の佇まい、続く二の間壁の一部をトコとした匠技と三の間との無駄のない間取りバランスの妙は、ただただ見事の一言に尽きます。 また、大戸口から土間、土間に沿って広い十五畳の間、奥まった四室への誘ないにも細心の工夫がこらされており、土間以外は棹縁天井を張り、全体の梁が三段の和小屋組、頂部で小さい扠首を組んでいるのも特長の一つにあげることができます。 (平成19年2月25日) 宿泊者の身分・格式に応じて即応できる態勢とその捌き・器量が求められ、主は隣接本陣との情報交換を密に取り合い、宿泊者応接の準備と適切な処置を講じるのが常でした。 宿場によっては本陣・脇本陣両方あるところもあり、それぞれ一つのところもあります。役割はほぼ同じです。 取手本陣を写真と図面(資料提供:取手市教育委員会「旧取手宿本陣染野家住宅修理工事報告書」)で紹介します。矢印をクリックすると、その方向を臨む写真に移動します。 |
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