ラッコの食べ物
エサをおねだり!おねだり!
(写真提供:大分マリーンパレス熊代氏)
- ラッコは体温が38度ぐらいあり、30度以下になると死んでしまうとさえ言われています。そのため、新陳代謝率が高く、一日に非常に多くの食料を必要とします。数値的には約4300から5750カロリーで、自分の体重の5分の1から4分の1におよぶ量に匹敵します。同じ大きさの哺乳類と比べると約2.3倍ぐらいになります。
- ウニのトゲ、カニの甲羅や足なども気にせずバリバリと食べてしまいます。
カニを食べてます。
- イカ、タコ、ヒトデなどはクチャクチャとまるでガムでも噛むように食べてしまいます。
- 水族館でよく見る貝割り。山口県近海で採れる内紫貝などを与えているようです。野生のラッコは頭を使っておなかの上の石に打ち付けて食べるおなじみの行為をします。石のない水族館では壁やガラス、または貝を2つ合わせて割ったりするものもいます。
- アワビにいたってはかなりの高カロリーなので、冷たい海での体力温存にはもってこい。ラッコの大好物の1つです。
- 他にはアジなど魚類も食べます。とにかくかなりグルメな食事です。
- 塩分の多い食べ物を大量に食べてラッコの体は大丈夫かと思われるが、ラッコは非常に大きな腎臓を持っていてうまくコントロールしているのです。
吉川美代子「ラッコのいる海」(立風書房)より引用
ラッコメニューへ戻る