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■手術前日 この日、午後から入院しました。 担当の看護士さんにご挨拶し、手術への不安や今までの治療方法などの話し合いをしました。 また、手術〜入院までのスケジュール表をいただきました。 一般的なスケジュールなのですがとても目安になりました。 (付添いの家族には、調整が出来てとても良いと思います) 早速、個室に入院し、着替え、毛剃り、入浴、食事を済ませ、消灯時刻を慌しく迎えました。 夕方には、家族も帰り、いよいよ孤独との戦いが始まりました。 やはり、寝つきが悪く睡眠薬を処方しました。 ■手術当日(12/1) いよいよ当日を迎えました。 朝から、点滴が始まりました。 浣腸を一度行いましたが、不発に終わったため、時間をおいて再度行いました。 手術着を着用し、血栓症防止のための、医療用のひざ下ストッキングを履きました。 手術は、腰椎麻酔による子宮筋腫摘出手術です。 オペ室までは、点滴車を押しながら、自分で歩いて行きました。 手術着は、サイドが肌が見えてしまうので、ガウンを着て行きました。 ※これは、あってよかったと思います。 オペ室は、広かったです〜。 ライトが、TVで観るようなすごく大きいもので、本物だ〜っと感動!! そうこうしている間に、手術台に横になり、左腕は点滴、右腕は血圧計・・・・ 私の場合は、開腹なので通常のフラットな手術台でした。 そして、腰椎麻酔が行われました。 体を句の字にして脊髄あたりなのでしょうか・・・数秒間注されてました。 父から教えてもらった方法で、その時の注射はあまり痛くなかったです。 (針を注す直前に呼吸し、注す瞬間から息を吐くと、体が硬直せず、痛みもあまりとの事で!!) ひとつの暗示のようなものだと思いますが、良いことは取り入れたくて試してみました。 それから、数秒後には、下半身にしびれが始まり、あっという間に麻痺していました。 どうにもこうにも、下半身は動きません。下半身限定の金縛りです。 そして、手術が始まりました。 以前から先生には、術中は眠りたいと希望を出していたのですが、しばらく意識がありました。 不安に思い、こんな時にとは思ったんですが、先生に頼みました。 でも、血圧が低すぎていたため、結局、投与されませんでした。 (そう言われたので、右脇にあった血圧計を暫く見ていたのですが確か上が100以下でした) しかしながら、麻酔により意識はもうろうとしていましたので、一部始終状況を把握はしていなかった と思います。 記憶にある中で一番驚いたのは、内蔵が引っ張られた事です。 2回ぐらい下半身に向けて「ぐっぐ〜」・・・・ 今思うと、筋腫を取っていた時ではないかと思います。 反射的に思わず、声を出してしまいました!(笑) その後、先生から、筋腫見ますか?と聞かれたので、意識はもうろうとしながらもお願いして、 バケツに入った筋腫を確認しました。 思わず「うぉ〜」の一言!!(笑)予想していたよりも、大きかったです。 その後、意識は飛び・・・・「手術が終わりましたよ」の声で目が覚め、オペ室から病室へ 搬送されました。 その時、スタッフの方達が見えたので御礼を言った記憶があります。 今でも思うのは、よくあの状況で、言えたなと思います。 病室についたら、先に先生が来ていて、父がデジカメで筋腫を撮影していました。(笑) 手術の時間は、2時間でした。 核出できた筋腫は、メインであった1個でした。(7〜8p) その他、二軍が3個あるようなのですが、子宮の後ろにあり核出できない大きさであったため 断念しました。 血圧が低かったせいか、出血がほとんどなかったようで、自己血も使用することもありませんでした。 術中、眠れなかったのは、今思うとぞっとしてしまいますが、出血がなかったのは、自分では とてもよかったと思っています。 そして・・・病室に戻り、両足は、血栓症を防ぐために、マッサージ機をつけられ、着ぐるみ状態!! それからしばらく、記憶がありません。 気が付くと、もう夜になり、麻酔が少しずつ切れかけてきました。 右足、左足と別々に感覚が戻り、マッサージ機も外し、かなり楽になりました。 そして、ここからが地獄の始まりでした・・・・・!! いよいよ、痛みが始まりました。熱も40度手前まで上がり、非常に辛かったです。 ■術後1日目 いや〜猛烈に痛かったです。 寝返りを打つように、看護士さんから言われるのですが、「そんな、出来ないよっ!!」って 突っ込みたい気分でした。 熱と痛みとの戦いの一日でした。まだ尿管もあるし、歩けないため、靴下はいまだに履いた状態で きつい、苦しい、痛い、熱い・・・・心の中で「助けてくれ〜」って何度も言っていたような気がします。 まだまだ点滴生活・・・・水の1滴も飲めませんでした。 傷口の消毒があったのですが、初めて傷を見ました。 ここで、初めて糸ではなく、金具であることに、とても驚きました。 寝返りを打つ時に、何故ちくちく痛むのか、ここで始めて気が付きました。(遅すぎ!) 術後1日目の感想は、痛い以外はありませんね。とても最悪な気分でしたす。 ■術後2日目 まだ熱が下がりませんでしたので、抗生剤点滴から始まりました。 少し水を飲んで良いと許可が出ました。 2日振りの水を飲んだとき、生き返ったような気がしました。 その後、ガスが出たかどうか、しきりに看護士さんに聞かれました。 お陰様で、ガス!!でましたので、昼食から流動食が始まりました。 りんごジュース、味噌汁(具なし)、葛湯・・・・えっ固形がない!! かなりショックでしたが、一滴も残さず大切に飲んだ?!ような、食べたような・・・・(笑) 尿管が外され、いよいよ、自力トイレデビューです!! 4回ぐらいは何とか行けましたが、もう10センチ歩行です〜。 気持ちは、水分を取りたいんですが、トイレを考えると、あまり飲みたくなくて・・・・。 これがスケジュール通りだなんて、考えられないと思いました。 あまりにも痛すぎます!!私は過敏なのか、回復が遅れているのか、 個室でしたので結構悩んだ日でした。 夕食は、5部粥が出ました。卵豆腐、さつま芋など、固形が出たのでうれしかったですね。 また、夕方から熱が出ました。 点滴の針を抜いたばかりなのに、抗生剤点滴を投与するため、また刺す事に・・・・(泣) 看護士さんと、あ〜あなんて言っていました。 手首に刺すので物凄く痛いんですよね〜。 ■術後3日目〜6日目 食事は、だんだんと普通食になりました。 少しずつですが、トイレの回数を増やし歩行訓練をしていました。 テレビを観ることが出来るのは良いのですが、バラエティはあまりにも危険です。 本当に、怖くて笑えません!また、くしゃみも殺人的です。 痛み止めの薬は、毎日飲んでいました。 4日目には、初めて入浴しました。 とても気持ちよかったんですが、傷を直視することができませんでした。 何と言っても困ったのは、自力でパンツと靴下がはけなかったのが、本当にショックでした(笑) まだホチキスが付いましたので、屈折するだけで拷問です!! ■術後7日目 熱も下がり、傷口のホチキスを取る日でした。 傷は、6センチぐらいでしたが、ホチキスは10個ぐらいだったと思います。 取るときは、少々痛みがありましたが、それからは、ちくちく感がなくなり、歩行も大分楽になりました。 私の傷は、ちょっと右よりで、中央直線が6時としたら、私の傷は5時55分ぐらいの曲がり具合でした。 何故、曲がっているのか?!・・・これって、筋腫の場所によるのでしょうか?! ■術後8日目〜 痛み止めは、1回/日を目標にしていました。 ゆっくりですが、歩行も普通に戻りました。 日中は、ほかの病棟まで歩くことができました。 でも、すぐ疲れるので、手すりや椅子がある場所をお勧めします・・・・ ■退院の日 この日が来るのを待ち望んでいました。 自分にもやり遂げることが出来たので、とてもうれしいです。 ■現在(自宅で静養) 痛みはまだあります。 毎朝起きて、回復具合を確かめます。 でも、調子にのると、疲れたり痛くなるので気をつけなくてはいけないですね。 術後13日目にして、初めて外食をしました。 車に揺られたことで、痛みを生じ、その後は激痛に襲われました。 やはり、外出は早すぎたようです。 |
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