輸   血

手術時の大量の出血により輸血を必要とする場合、他人の血液を輸血する同種血輸血と、 予め自分の血液を貯血し、戻し輸血する自己血輸血とがあります。
同種血輸血で発生し得る副作用には、肝炎・エイズ等が挙げられます。


貯血(自己血輸血)

貧血がなく体の具合が良好で、手術日が数週間先に予定されている場合や、 稀な血液型の場合などにすすめられます。
ただし、貯血(自己血輸血)を取り扱わない病院もあるので事前に確認が必要です。


筋腫と貯血

一般的には子宮筋腫の手術で輸血を必要とするケースは稀だと言われます。
しかし、手術の方法(全摘or核出/開腹or腹腔鏡or子宮鏡)・筋腫の場所・ 数・癒着の有無等によっては輸血が必要になることもあります。
また、貯血をしておいても予想を上回る出血があった場合には、 他人の血液を輸血することもあります。
貯血が必要かどうかは医師と良く相談した上で決めたほうが良いでしょう。





1200ml貯血!

核出術だったため、N先生のすすめもあり1200ml貯血しました。
半年間(全6回)リュープリンを投与していたこともあってか、手術時の出血はほとんど無く、 結局自己血輸血は不要でした。
でも、保険の都合上(そう聞いている)1/3だけ戻してもらいました。
残りはどうなっちゃったんだろう・・・(←素朴な疑問)


貯血って大変だぁ!

以前から3回くらいに分けて採血すると聞いていたので、 浅はかな私は3回程度(週1回)の通院で貯血できると思っていました。
ところが・・・全部で9回もの通院を必要とするらしく、スケジュールはびっしりでした!。

私の病院では・・・
やはり採血は400mlずつ3回だったのですが(毎週木曜日)・・・ 採血後、1日おき(土曜・火曜)に増血剤の注射があり、 結局9回かかってやっと1200mlの貯血が完了しました。

数回に分けて採血する場合、採血後に増血剤(注射、飲み薬等)の処置があると思いますが、 それでも途中で貧血の症状が出て、採血を中止する場合もあります。


採   血!

献血もしたことのない私が400mlも採血するなんて・・・最初はちょっと不安でした。
しかし、3回とも気分が悪くなることもなく、10分程度で400mlの採血は終わりました。
とっても採血しやすい血管だったそうです。


貯血の心得!

前日は十分な睡眠をとり、当日は空腹をさけ貯血に望みましょう。
また、採血時に吐き気や冷や汗などの症状が出る場合もあるので、 そういう場合は早めに医師に申し出ましょう。
採血後、処方された鉄剤等は正しく服用し、激しい運動・仕事等は避けましょう。