テリア種について



このホームページのタイトルにある、「ウエスティ」犬であ
る愛犬チャコが昨年末に亡くなりました。9才でした。長らく
チャコについての記事を更新していませんでしたが、もう永遠
に更新できなくなってしまいました。           
ホームページのタイトルは当分間今のままにしておきたいと思
います。 h18.1.5                      


このページのINDEX
  愛犬チャンプ10月号でウエスティがミニ特集
  ウエスティという犬種について
  テリア種の仲間
  テリアの語源
  ウエスティノ由来など


愛犬チャンプ10月号でウエスティがミニ特集
PICK UPコーナーで


ウエスティが好きな人には期待したミニ特集です。
ここに出版社のホームページへのリンクをつくろうと
しましたが、検索しても発見できませんでした。
ご存じの方がおられましたら教えてください。
芸文社 03−5992−2051
2000/9/16


ウエスティという犬種について


 我が家のチャコ(写真へリンク)はウエスティ(ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア)とい
う犬種で、雌です。
 日本ではあまり飼われていない(家の近くでは他で2頭をみかける)ようですが、
テレビのCMにはよく登場します。

 各種ガイドブックによるとだいたい次ぎのことが書かれていることが多いようです。
  原産地:イギリス(西ハイランド地方)
  体重 :成犬で5〜8s
  性格 :賢い、明るい、(テリア種共通の性格のようです)実際に飼ってみると、
  確かに明るく、元気で、人なつっこい犬種です。

 ペットとして一番大事な点では満足しています。
 もし、今どんな犬種にしようかと考えておられるならばおすすめします。
 チャコは公園に行くとほとんど誰にでも尻尾を振って愛想をふりまきます。ふりま
かれた人は自分が犬に好かれたと思うのか、「おおかわいい!」などと頭を撫でてく
れます。特にシャンプーしたては毛も真っ白で、雑誌のグラビアから抜け出てきたよ
うに見えます。
 欠点は肌が弱い(これに触れている本もあります)ことで、アレルギー症状が皮膚
に出ます。これを読まれた方で、食事などで気をつけていることなどありましたらアドバイス
をお願いします。






 

テリア種の仲間

日本と世界の犬のカタログ 96年版 成美堂出版 より



  ○ ウエスト・八イランド・ホワイト・テリア    
  ○スコテイツシユ・テリア
  ○エアデール・テリア                
  ○シルキー・テリア
  ○ヨークシヤー・テリア              
  ○ワイアー・フォックス・テリア
  ○アイリツシユ・テリア              
  ○アメリカン・スタッフオードシヤー・テリア
  ○ウエルシユ・テリア               
  ○オーストラリアン・テリア
  ○グレン・オプ・イマール・テリア        
  ○ケア‐ン・テリア
  ○ケリー・プルー・テリア             
  ○ジヤツク・ラツセル・テリア
  ○ジヤーマン・八ンテイング・テリア      
  ○シーリハム・テリア
  ○スカイ・テリア                 
  ○スタッフオードシヤー・プル・テリア
  ○スムース・フオツクス・テリア        
  ○ソフトコーテッド・ウィートン・テリア
  ○ダンディ・ディンモント・テリア        
  ○トイ・マンチェスター・テリア
  ○日本テリア                   
  ○ノーフオ−ク・テリア
  ○ノーリッチ・テリア               
  ○プル・テリア
  ○ベドリントン・テリア              
  ○ボーダー・テリア
  ○マンチエスター・テリア            
  ○レークランド・テリア


テリアの語源など

 

イヌはなぜ飼い主に似てしまうのか/沼田陽一/PHP/100ページ〜 より引用


古今東西、人間社会に最も迷惑をかけている動物は鼠である。なにしろ鼠は鋭い牙でなんでもカジるし、
なんでも食べてしまう。その上、繁殖力と環境通応能刀は抜群。都会では人間の残飯をあさり、丸々と
太って悠々と生活している。農村地帯の自鼠は、人間が額に汗して一生懸命に働き、倉庫に納めた農
作物を、片っ端から会い尽くす。
 さらには畑で栽培しているトウモロコシ、ジャガイモの類を、さも当然の権利であるがごとくに貧い散ら
かすのである。大昔から人間は、鼠退治に相当の神経を便ってきた。自風を捕る仕事は日本ではもっば
ら猫が任されていたが、ヨーロッパ各国では犬が中心的な役割を担っていた。
 そのなかでも最も鼠を捕るのが巧みだった犬が、テリアだったのである。テリアといえば、愛玩犬種で
はないかと考えている人が多いが、元をただせばすべて獣猟犬種なのだ。
 テリアの語源は、「大地」「上」を表わすラテン語、「テラ」から発している。「テリア」とは、「土を掘るもの」
という意味。つまり、テリアとは、土のなかに巣を作るキツネ、イタチ、アナグマ、カヮゥソ、それに野鼠を
追い出す猟犬として作出された犬を指す言葉なのである。
 野生時代のテリアは、もっばら自分のために猟をしていたのだろうが、人問に飼われるようになってから
は、飼い主のために猟をすることになった。


由来など


 ウエスト・ハイランド・ホワイトテリアといえば、純白のきれいな犬である。白い犬が好きな日本人は、
愛玩大として室内で飼うことが多い。 しかし、通称ウェスティと呼ばれるこの犬も、もともとはスコットラ
ンドの農民に飼われていた獣猟犬であった。ウェスティとほとんど体型が変わらないのが、ケアン・テリア
だが、それも道理で、実は同じ犬種なのである。
 いまから百数十年ほど前、ウエストハイランド地方には、ケアン・テリアが自い子を産むのは縁起が悪い、
という迷信があった。そこで、白いケアン・テリアの子を淘汰する習慣が生まれた。これに目を付けたある
愛犬家が、殺される運命にある白い犬だけをもらい受け、白いテリアに固定したのが、いまのウェスティ
のである。
 元になったケアン・テリアは、日本でいえば、柴犬のような存在で、大昔からスコットランドにいた土着の
犬であった。農民と一緒に暮らしているうちに、純血種として固定化したわけである。ケアンというのは、ス
コットランドの土の状態をいう。この地方は、土の下がすぐに岩になっている。したがって、キツネは深く穴
を掘って巣を作ることができない。そこで、キツネはしかたなく、大きな木の根が張り出した崖の下に横穴
を掘って、巣を作る。そこは上と小石の混じった地層の部分である。その土壌の状態が「ケアン」。つまり、
ケアンにある巣からキツネを追い出して格闘するテリアー‐それがケアン・テリアなのである。ケアン・テリ
アを祖先にして、スコティッシュテリア、ダンディ・デモント・テリア、シーリハム・テリア、スカイ・テリアなど
が作り出されてくる。 これらはみな短足テリアで、キツネやイタチ、さらに鼠の捕獲を得意としていたのだ。
 一方、ヨーロッパ大陸には、テリアと同じような品種が存在していた。ドイツのピンシェルがそれで、テリア
と本質的に変わらない気質を備えていた。ピンシェルといえば、ドーベルマン・ピンシェルがいちばん有名
である。その作出の土台になったのが、牧畜犬のロットワイラーとピンシェルであった。本家本元のピンシ
ェルは、一般にはあまりよく知られていないが、スタンダード・シュナウザーの短毛種と思えば間違いない。
 

チャコの写真