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夜泣き、ぜんそく外来

子供の鍼治療

子供の夜泣きやぜんそくには小児はり

小児はりのすすめ

 子供は急な発熱、風邪や夜泣き、などいろいろな症状が出てきます。原因のひとつは、心臓の拍動や呼吸を無意識におこなう働きがある自律神経が発達途中だからです。しかし、病気の都度薬を飲んでいては、体の弱い病気がちな子供になってしまいます。そんな時こそ「小児はり」の治療が効果的!

抗生物質ができてから、現在人は病気を克服できるようになってきました。反面、その恩恵を受けるとともに、自分自身で病気を治す力が弱ってきました。 そんな現在人が自分で病気を治す力、すなわち自然治癒力という働きを活性化させるために効果的なのが鍼灸治療です。そして、抗生物質で病弱な体になるまえ、すなわち子供のころから鍼灸治療をすることで、将来、病気と闘う力を手に入れることができます。


小児はりとは

小児鍼

■小児鍼とは

 小児鍼とは、子供の病気を治療するための鍼治療をさします。 小児鍼といってもお灸をする場合もあります。
もちろん、子供でも大丈夫な熱くない、嫌がらないお灸です。
大人と違い、子供は感受性が豊かです。そのため、ちょっとしたことで病気になる反面、皮ふをつついたりこすったりする軽く皮ふに刺激をする刺さない鍼を使用するだけで十分な効果が現れます。


小児鍼の適応

子供の病気で小児鍼の適応となるものはさまざまです。
基本的には先天性(生まれつき)の病気と手術が必要なもの以外。
また、手術といっても、小児鍼をすることで手術の必要が無くなる病気もあります。
具体的には、夜泣き、かんむし、風邪、ぜんそく、アトピーといったものから難聴、ねちがい、便秘、仮性近視(視力低下)まであります。


夜泣き

夜泣きの治療

■夜泣きとは

 夜泣きとは、寝る前までは機嫌も悪くなかったのに、原因もなく夜中に急に泣きだしどうしても泣きやまないものをいいます。夜泣きは、2〜3カ月の赤ちゃんから、1歳半ぐらいの子に多くみられます。あまりに夜泣きが多いと、お父さん・お母さんも寝られずなかなか疲れもとれませんよね。

■夜泣きの原因

以下のことで一つでも心あたりはありませんか?

  • 最近風邪をひいたり、体調を崩すことがあった
  • 昼間にたくさんの人に会った
  • 寝る前にはしゃぎすぎた
  • 寝室の電気はつけたまま寝る

 夜泣きが出やすくなる時期は、赤ちゃんは体とともに心も発達しています。ですから、見るもの、触るものが初めてのことばかりで、毎日が興奮の連続です。その昼間の興奮が冷めぬまま寝てしまうため、夜に突然起きて泣いてしまいます。その他にも、風邪をひいて睡眠リズムが乱れてしまい、そこから毎晩のように夜泣きをするということもよくあります。

■夜泣きの治療

子供さんが小さいうちは、大人のように「夜だから寝る」というリズムが整っていません。そこで、小児はりで睡眠リズムを司っている自律神経の働きを整えることで、夜まとまった睡眠をとれるようになります。


子供の気管支ぜんそく

■気管支ぜんそくとは

 ぜんそくとは、空気の通り道になっている気道が炎症を起こすことで狭くなり、咳こんだり、息が苦しくなってしまう発作性の呼吸困難のことです。 「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と苦しそうに呼吸をしていませんか? 横になるとさらに苦しそうに呼吸をしていませんか? このような状態であれば、ぜんそくの発作が出ている合図です。

ぜんそくの治療

正常な気管支の気道は空気がきれいに通るが、ぜんそく発作時の気道は炎症によって狭くなる


■ぜんそくの原因

小児ぜんそくの原因はアレルギーによるものがほとんどです。ハウスダストやカビ、ダニ、花粉、食べ物、ペットの毛などに反応します。その他、季節や天候の変わり目、冷たい空気、大気汚染、タバコの煙、ストレス、なども発作の引き金になります。かぜをひくと発作を起こしやすくなるので、冬場はかぜ予防を心がけましょう。

■ぜんそくの治療

 病院では、狭くなっている気管支を広げる気管支拡張剤や抗炎症剤(ステロイド)が処方されます。しかし、長く使うと依存性が出てきますので、あまりすすめられません。 ぜんそくの治療は発作を治める治療より、発作が出ないよう予防の治療がとても大切です。 そこで、小児はりはぜんそく予防にとても効果的です。 胸や背中などある、呼吸器に関するツボに小児はりで刺激をします。治療をすることで、発作が起こりにくい体質に変わっていきます。治療中発作が出ていても、次第にぜんそく発作が治まります。


アトピー性皮膚炎

■アトピーとは

 アレルギー体質が原因の慢性の湿疹です。 年齢によって症状の出方に違いがあります。

アトピーの治療
4ヶ月前までステロイドを使用していた3歳児の手
アトピーの治療
2年前までステロイドを使用していた中学生の足

  • 乳児期…症状が出始めるのは生後2〜3ヶ月ぐらいからです。目の周りやおでこ、頬が赤くなりブツブツができたあと、ジクジクした状態になります。同じ様な湿疹が頭部もふくめ体の広い範囲にでき、強いかゆみのため指でひっかいたり布団に湿疹をこすりつけるような動きがみられます。
  • 幼児期…皮膚がやわらかい首や肘の内側、膝の裏側などに湿疹ができます。かゆみが強く、かきむしっているうちに皮膚がかたくなります。その他の部分は乾燥し、皮膚の表面は鳥肌が立っているように見えます。
  • 小学生…かゆみが強まり、睡眠に支障が出たりイライラが続いたりします。冬の乾燥や夏の汗や汚れが刺激となってかゆみが増します。耳たぶの下が切れたり、耳の後ろがジクジクしたりといった症状もみられます。全体の皮膚がカサカサになって粉をふいたり、皮膚の乾燥が進んだ部分は硬くなった湿疹となります。
  • 中学生以降…中学校に入学すると症状はおさまることが多いです。しかし、症状が改善されない場合、皮膚の乾燥がさらに進み、赤く、硬くなります。

■アトピーの原因

 乳幼児の場合は食事との関係が深いと考えられていますが、年齢が上がってからはダニやハウスダスト、たばこの煙などの生活環境、遺伝や人間関係、精神的なストレスなど、さまざまな要因が重なり合って発症するといわれています。

■アトピーに対する鍼灸治療

 アトピー性皮膚炎によく用いられる薬に、ステロイドがあります。 アトピー性皮膚炎の患者さんにとって最もつらいのは、とにかく痒いということです。痒くてかきむしってしまった結果、湿疹や傷ができてしまうと、炎症がさらに悪化してしまうという悪循環にもなります。 痒くて夜も眠れないようなときは、ステロイドを使用して、まずは痒いという症状を抑えてあげることが必要です。もうひとつ重要なことは、ステロイドに依存しないということ。 ステロイドを使うことで炎症を抑えることができますが、それは対症療法でしかありません。 ステロイド自体がアトピー性皮膚炎を治しているわけではないのです。 そこで、一番大切なことは、アトピーはアレルギー体質が原因ですから、その体質そのものを変えてあげることです。 体質を変える方法として、小児はりがあります。 小児はりで皮ふを強くするツボや体の余分な熱をとるツボを優しく刺激することで赤みやかゆみ、皮ふの乾燥を抑えます。


子供の便秘と痔

子供の便秘

■小児便秘とは

 子どもでは、排便が5日以上ない場合、便が硬く排便時に痛みがある場合、おむつや便に血液が付着している場合を便秘といいます。

基本的に、排便回数が少なく、硬くて乾いた便が出る状態のことです。

■小児便秘の原因

便秘で最も多く考えられる原因は「食事内容」にあります。

朝ごはんをちゃんと食べていますか?
食物繊維の摂取量は不足していませんか?
水分は十分に補給していますか?
恥ずかしいからと排便を我慢していませんか?

排便を我慢するのは、肛門痛や下血を怖がっている時や、排便トレーニングを行っている時、小学校へ行きだしてトイレで排便が出来ない時などが考えられます。

もともと子供は感受性が豊かなため、親戚に会った、クラスが変わったなどちょっとした環境の変化が精神的ストレスとなり、結果として便秘になってしまいます。


子供の便秘

■便秘の治療法

 小児はりでお腹や足に刺激を加えることで今まで動きが思わしくなかった腸が活発に動き、排便を促すのです。
ほとんどの子は1〜2回の治療で一時的に症状が改善されます。
しかし、便秘体質の根本原因を改善しない限り便秘の症状が再発する可能性がありますので、症状が完全に落ち着くまで定期的に治療をするのが理想です。
また、便秘は食物繊維不足や、食習慣の変化、脱水症、ストレス、運動不足などによっておこるため、食物繊維を多く含むものと、好きなものを一緒に摂らせてあげるなど工夫をし、水分補給を適度に行うことも重要です。


子供の難聴

■子供の難聴とは

 子供は成長段階であり、構造上の問題から難聴を引き起こしやすくなります。 子供が難聴を発症する原因疾患はさまざまですが、当院で難聴の治療をおこなっているお子さんの殆どが中耳炎による難聴、はしかやムンプス(おたふく)の後に発症した難聴、原因不明の難聴(突発性難聴)です。

子供の難聴

■子供に最も多い中耳炎性の難聴

 子供の耳は成長途中のため大人と比較して小さく、同時に耳管と呼ばれる耳と鼻を連絡している通路の傾きが穏やかなため、くしゃみや咳、鼻をかんだとき、水泳中に鼻水や水が耳に侵入しやすくなってしまいます。そのため、中耳炎を発症し難聴の症状が現れます。

■原因不明の難聴

 子供で突発性難聴等と診断される場合は、成長段階において耳に関係する器官の一部が循環障害を起こしたときに発症します。原因としては感受性豊かな子供が引越しや席替えなど環境が変わるだけでも精神的ストレスにつながり発病することもあります。また、過剰な運動から内耳の循環障害を起こす場合もあります。子供の難聴は健康診断などで発見される場合が多く、発症からかなりの時間が経過して回復が難しくなることも少なくありません。

■ムンプス難聴

 最も回復が難しいとされる難聴の一つがムンプス難聴です。
ムンプスとはおたふく風邪(流行性耳下腺炎)の原因となるウイルスのこと、この病気にかかると顔、特に耳の下がおたふくのように腫れ上がり高熱になります。特に3〜9歳に発症しやすく、症状の一つとして難聴が現れることがあります。

子供の難聴治療

子供の難聴治療
(2)小児難聴の治療風景
子供用の小児鍼を使用しています
子供の難聴治療のツボ
(1)小児難聴の代表的なツボ
耳門・聴宮・聴会

 子供は成長段階であり、精神的、肉体的にも感受性が豊かです。良くも悪くも様々な刺激が素直に反応します。そのため、治療には軽く皮ふのツボに触れるだけの刺さない小児はりを使用します。大人と違い、子供さんにはこの程度の刺激で十分効果があります。


子供の難聴の治療効果

 ステロイド点滴や鼓膜への注射、血流改善薬、利尿剤、高圧酸素療法...
 病院でいろんな治療をしたけれど、一向に良くならない!そんな悩みをお持ちではありませんか?

 近年、疲労の蓄積や精神的ストレスによる血行障害が突発性難聴の発症に大きく関わっているということが分かってきましたが、西洋医学の分野では有効な治療法が確立されておらず、病院では上記のような治療を試行錯誤しているのが現実です。

 一方、東洋医学をベースとする鍼灸治療では主となる耳の症状だけに焦点を絞ってアプローチするのではなく、難聴が発症した原因が「身体のどこにあるのか」も追求します。
そして、その原因を踏まえたうえで(耳以外の部分も含めた)全身の関連器官の血流改善治療を行うため、病院で「治らない」とサジを投げられてしまった患者さんでも、鍼灸治療で聴力が回復することは決して珍しくないのです。

★実際に当院で鍼灸治療を受けた過去数年の治療実績をランダムにご紹介します。


■9歳女性  

9歳突発性難聴

発症年月日:2009年7月
初診日:2009年8月
治療前検査日:2009年8月
治療中検査日:2010年1月
備考:突発性難聴

■9歳女性 その後 

9歳突発性難聴その後

発症年月日:2009年7月
初診日:2009年8月
治療前検査日:2009年8月
治療中検査日:2010年4月
備考:突発性難聴


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