深泥池(みぞろがいけ)~国の天然記念物

                              行った日 :2019年9月20日(金)

                 (その2)東側

 児童公園で大休止してようやく立ち上がり、午後の部を進めるのだった。


④池の東側(実は東寄りの南岸)

 狭い通路のような道を入って行く。






 左手に水面を見ながら日陰になった涼しい道を進む。池の水深はそこそこあるようだ。






 ↑左 おっ、東にある山を登る道が進入禁止になっている。(よかったが本心)
 ↑右 「小川」だ。深泥池の数少ない(唯一?)の流入水路ではないか?地図によると
東の山から流れ込んでいるようだ。


⑤池の東側(病院近くまで)


 地図によるとこの辺りで道が直角に曲がり、池の東岸沿いの道を北上する。


 ↑水草が茂っており、だんだんと水深も浅くなってきた。



 ↑ゆる~い坂を上り詰めると駐車場が見える。看板には「京都博愛会病院」とある。


ここから引き返す。



⑥半島


 南に少し引き返し、西方向に進むと小高くなっている。地図によると半島になっていて

、深泥池に突きだしている。登り下りが険しい。↓


 ↑看板 「浮島への立ち入り禁止 浮島の中に入ると天然記念物である生物を傷
つけ、また非常に危険ですので立ち入らないで下さい。 京都市文化財保護課」とある。




 ↑左 金網のフェンスが見える。これが半島の先端のようだ。
 ↑右 水たまりが入り交じりいかにも湿地だ。これが「浮島」か?



 これで深泥池の主な所は回ったので、池の南端に戻り「池からの流れ」を追求するこ

とになる。



⑦池の出口から側溝を追って

 深泥池の南端に池の出口があるここからは池から流れ出た水がどこへ流れて行く

のか追跡だ。

 池の南西にも出口があったが、それは「取水用の水門」で水量を調節できる。こちら

のは「余水吐」(よすいばき)といって、池の水位が高くなったときに、勝手に流れる出

る仕組みになっている。





 ↑左 余水吐(よすいばき)       ↑右 余水吐の南方の道路を挟んだ側溝


何か変!余水吐から水が流れてないのに、側溝にはチョロチョロ流れていた。

余水吐付近から漏れているとしか考えられない。


 ↑同じ側溝に妙な設備発見。
「水文調査中 京都大学防災研究所」とある。
多分、池の水位を測定する記録計が入っているのではないかと想像。


 ここからはこの水の流れの行方を追って、住宅地の側溝の行き先を見届けたい。


 ↑児童公園の東側


 ↑住宅地 左:グレーチングのふたあり  右:鉄板のふた



 ↑水面が少し波立っているので、水量はそこそこありそう。



 ↑水路を外れて東に行くと山側には豪邸が並んでいた。



 ↑左 ここで南方向に曲がる。  
 ↑右 ゲートがある。農地に水を引き入れる設備と思う。



↑右 信号機のある交差点で追跡調査を終了することにする。


 ここで追跡終了としたのは、側溝の行方がはっきりしなくなったからである。

お腹も空いたし。



           ~後半のまとめ~

1.深泥池は児童公園に面している南側の道路から見て、もっと東側に広がっている

のが意外だった。(地図見れば分かったのに)

2.その南~東コースは池の岸沿いに散策路があった。散策路は北側の病院敷地で

途切れている。

3.東の山方面へ行く道は地図上には載っているが、実際の道は進入止めの柵で遮

断されていた。(横の道なき道をいく方法もあるだろうが、しんどそうだった。)

4.半島は少し険しいが行ける。半島の先の池は湿地で水があまりなかった。

5.池への流入水路は、東の山から細いがはっきりした小川になっていた。多分これ

1本だろう。

6.流出水路は道路側溝として南方に延びていた。農地が少しあり、ゲートなどが見ら

れたので、農水としての利用もあるようだ。

7,側溝の行方が途中でわからなくなった。

                                 以上、深泥池編を終了する。