注 右端に注意して御覧下さい。 →→→
菖蒲谷池(しょうぶだにいけ)~農業用貯め池
(その1)菖蒲谷池と出口
前回の広沢池(ひろさわのいけ)に続いて、今回は京都市街の北西部に行くこ
とにした。9月下旬のいい頃合いを見つけて行ったところ、天気は上々であった。
緑はまだまだ夏のままだが、すすきが結構見られた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・行った日 2017年9月25日(散策開始は11時)
京都の気温 28.1℃(12時) 30.3℃(15時)
→ 平年並み(平年値 17.6~30.4℃)
菖蒲谷池の場所はどこか?
嵯峨野の北方の一山越えたところにあるので他の道はないため、
有料の嵐山・高尾パークウエイを使ってマイカーで行くことに。
さて、池なら火口湖じゃなければ出口の川はきっとあるに違いない。
出口はどこか?今回はそれがテーマなのです。
ヒントは北行きと南行きの2つある、ということ。
北行きなら清滝川に向かってるんだが、南行き方面には山があるんですが・・・
さて、パークウエイを利用して菖蒲谷池北側の駐車場についたのは11時半ご
ろだった。最初に目にした池の姿は下の写真。池の北端にあたり、貸しボートや
釣り場となっている。近くには「三嶋大辨財天」という小さな無人の神社がある。
この神社は何やらいわれがあるようだが省略↓
さらに、池の西岸沿いに遊歩道があるので南へ進むと貸しボート屋がある。
ボートにはオールで漕ぐのと、下のように足で自転車みたいに漕ぐやつがある
ようだ↓アヒル?なんかが結構いるみたい↓
空に白い雲。池に芝生にベンチと割とファンタスティック??な場所があったの
で、また、1時になっていたので、例によってコンビニから調達した昼飯を食する
ことにしたのだった。↓↓
いつもの3点セット↓
実はここで粗食事後、30分ほど休憩=睡眠をしたのだった。グーグー。
実はフェンス沿いに行くことを意識しすぎてキツーイ道に迷い込んだのだった。
キツーイ斜面・草ボウボウの場所を無理矢理進んだので、ただでも弱ってる足を
全力で使って体力を大消費したのだった。たった10分ほどの話やけど。
実はその道は間違いで、向こうから来た人に平らな道を教えてもらったのだった。
アホクサー~
いよいよ本題に ~地図を見ながらどうぞ~
と言うわけで、大休止をしたあと正解のルートである池沿いの道を進むと、
池が南北に仕切られている所に出た↓
幅は4~5mで北池と南池の間には水の行き来はなさそうだ↓
北池↓遠くにボート乗り場が見える。
南池↓かなり小さい。
コンクリートのマスのような施設があり↓池からの水取り入れ口に続いている。
これが角倉隧道の取り入れ口か? 広沢池(その1)参照↓
ここから菖蒲谷池から水を取り込み嵯峨野の田畑に水を供給しているのだろう。
しかし、施設はコンクリート造りで、完全に現代のものになっている。
この角倉隧道と菖蒲谷池は江戸時代の遺産であります。つまり人工物です。
数々の水運施設を造った京都の豪商、角倉了以の甥(おい)が造ったものだ
そうです。菖蒲谷池からこのトンネル水路を引き、北嵯峨一帯の田畑を潤した
ということです。現代も使われてますね。
しかし、付近をウロウロしたが現代ではコンクリート造りのものしか見当たらない。
石造りのトンネル水路をまだ使っているのか、それともコンクリート管に変えたの
か不明であります。
元の神社の所から北方向を目指す
上のように南行きの出口が分かったので、後は嵯峨野側の出口を探せばよい。
それでは、北行きの出口と流れの行方はどうか?
池の北端の神社の所から再出発だ。
神社の西側の土管から流れ出ている。
道路の下を潜り、道路の北側のトイレのある広場を北上しているようだ。
ここから地上の小川になる↓
林間の小川↓夏の終わりのさわやかな林の中。
小川は伏流したりする。↓流れが消えてる箇所もある。
ところが突然目の前に立ちはだかる岩が・・・・・↓
もう進めそうにない??
足がほぼ棒状態で足さんが拒否したに違いない。
正直に言うと「そういうことにした」のであります。
「突如立ちはだかった」のであります。
まー、多分、清滝川の直前で崖になっているのでしょう。進まないほうが良い。
実際に足が棒だったし、時刻は3時になっていた。
これから後の進路 はどうするか。思案中であります。
ここはパスして、清滝川におりて川を下るとか。
ただし崖の再チャレンジはありません。
ドライブウエイの展望台から撮った写真↓
右下に菖蒲谷池の水面が細く写っている。全景を撮るのは難しそう。
上には京都市街が見える。
池の釣り場でしょう↓
続く