1999年5月 明日香村
小生のホームページタイトルは「明日香亮の世界」である。子供の頃から古代「飛鳥」は何故か気になるネーミングだった。そんな訳で一度は行っておきたい明日香村にとうとう行ってきた。例によって連れ合いがよきパートナーである。
8:12に最寄のJR西宮名塩駅を出発し、大阪駅、地下鉄「天王寺駅」、近鉄「阿倍野駅」と乗り継いで目的地の近鉄「飛鳥駅」に。近鉄吉野線車内は沿線の行楽地を目指す リュックを背負ったファミリーやカップルでいっぱい。10:30到着。駅前のレンタサイクルの呼込みオバサンに早速捕まる。1日1台¥1000也。何年ぶりのサイクリングだろう。古代史散策「明日香巡り」の出発。
■ガイドブックの教える最初の訪問地は極彩色の壁画が発見されて一躍有名になったアノ「高松塚古墳」である。現実の古墳は石室へのコンクリートの入口が見えるだけの何の変哲もない丘である。隣接して壁画館が設置され壁画の原寸大の模写(右画)模型が展示されている。(観覧料¥210)
次の訪問は聖徳太子生誕所といわれる「橘寺」(拝観料¥300)境内には善悪二相を表した二面石が面白い。
■橘寺の南東方向に明日香のシンボル「石舞台」(拝観料¥200)がある。古墳上部の封土が失われ巨大な天井石が露出したものだ。6世紀後半の支配者・蘇我馬子の墓ともいわれているそうな。初夏のうららかな農村風景に奇妙にマッチしている。古代への思いを巡らせるにふさわしい心なごむ史跡である。
 石舞台に隣接して芝生広場がある。行楽客の多くはここで持参のお弁当を広げる。缶ビールを片手にお弁当!こたえられないひととき。
■石舞台公園の北に向かって急な上り坂を自転車を押しながら登る。西国七番札所・厄除観音の「岡寺」にお参り。本尊の如意輪観音像は我が国最大の塑像(上の撮影禁止写真・・スイマセン)とのこと。奥の院石窟から三重塔に向かう。上右写真は途中の山道から岡寺の全景を望んだものだ。三重塔下の境内からは明日香村を遠望する風景が美しい。
■再び石舞台公園に戻り北方向に飛鳥寺をめざす。途中、酒船石民族資料館を寄り道しながら「飛鳥寺」に到着。
飛鳥寺は蘇我馬子発願により創建(596年)された日本最古の寺とのこと。本尊の飛鳥大仏も日本最古の仏像という。
■飛鳥寺から元来た道に戻り、明日香村役場(村役場にしてはやけに豪華)を横に見ながら県道沿いの遊歩道に入る。「亀石」、「鬼の俎(まないた)」、「鬼の雪隠」を寄り道しながら一路「飛鳥駅」方向に。駅手前の脇道突き当り付近の吉備姫王墓の柵内に猿石がある。

■14:30、飛鳥駅に着く。4時間の明日香巡りだった。慣れないサイクリングはさすがに足腰の筋肉に悲鳴をあげさせかけている。とはいえ、初夏の曇り模様の絶好のサイクリング日和の半日だった。14:39発の近鉄特急は心地よい眠りを誘いながら阿倍野駅をめざす。

1999年5月 四天王寺
■久々の休日の朝、TV「歴史街道」の番組が眼に入る。「四天王寺」の紹介だ。永年の大阪勤めにもかかわらず訪れたことはない。「よ〜し今日はここへ行こうッ」
■遅い昼食の後、心斎橋のウィンドウショッピング目当ての妻と出発。
着いたのは4時過ぎ。閉門は4時25分とのこと。大急ぎで拝観。講堂内には写真撮影禁止の掲示。迫力ある阿弥陀如来像と観世音菩薩像に思わずデジカメのシャッターを切る。(管長さんスイマセン)
 心斎橋のブランドショップ街をぶらつき勤務を終えた娘と帰宅。

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