2009年1月例会

1月13日 どうなる今年の経済 証券アドバイザー緊急報告
 今年初めての例会だった。会場も今回から地下鉄南森町駅最寄りの「地酒居酒屋・松留」に変更された。18時20分頃に南森町駅を下車した。地下鉄4B出口を上って東側のすぐの所に日本一長い商店街である天神橋筋商店街がある。商店街を南に向って2−3分歩くと左手に松留があった。
 店内奥の部屋が例会会場だった。奥のテーブルに代表幹事の川島さんと講師と思しき人の顔が見える。会場確保に骨を折ってもらった川村幹事や森幹事も入口前のテーブルで受付に余念がない。講師の前に着席し、テーブルメンバーとともに開会までを懇談した。そのうち次々とメンバーが顔を見せ、開会時間の7時には四つのテーブルは満席になった。進行役の井上代表幹事の姿が見えない。急遽開会の進行役が私に回ってきた。所感を交えて開会の辞を述べた後、今回の講師紹介者の川島さんにバトンタッチした。
 講師は地元大阪のエース証券の証券アドバイザー周藤弘氏である。川島さんとは8年前のインド旅行のツアー仲間だという。70歳を超えて尚現役である。とてもその歳には見えない若々しい風貌に驚嘆させられる。折りしも未曽有の金融危機と世界同時不況の真っ只中で2009年の年明けを迎えた。「平成21年の経済について」というテーマで講師のスピーチが始まった。
 最初にご自分のプロフィール紹介があった。若い頃から証券業界に身を置いた証券一筋の人生だったと述懐される。大阪証券外務員協会会長、日本証券外務員協会連合会副会長等を歴任された証券アドバイザーのプロである。今も朝3時には起床し、新聞各紙を読みデータ処理を済ませて出社する毎日だという。朝6時30分から夕方4時まで職場のデスクで業務や顧客対応が続いているとのこと。
 本題が始まった。昨年の日経平均株価の51%もの下落率が話題となる。これでも国際的には11番目の下落率である。世界同時不況といわれる所以である。この不況からの脱皮は「アメリカ経済の立ち直り」「BRICs等の新興国の安定成長」が鍵というエコノミストの見通しが紹介される。また今後の景気回復の牽引役として「環境」「食料・農業関連」「内需関連」「エネルギー」等の業界が注目されるとのこと。こうした背景を前提に個別優良銘柄の話題となる。配布された講師作成の優良銘柄株のリストを中心に解説が続く。要は購入株価に対する予想配当額の利回りがポイントであり、5%以上の優良株が狙いであるとのこと。株価の大幅な下落は今後の上昇期待の裏返しでもあり、配当利回り率の上昇を意味している。0.5%程度という定期預金利率が尚続いている今こそ預金から5%以上の高利回り株への投資チャンスではないかというのが結論だった。
 定年前後のメンバーを中心に出席者の多くが資産運用に関心を持っていたと思われる。金融危機や世界同時不況は、家計環境の悪化と生活防衛のための自助努力を求めている。大阪さくら会初めての異色の例会テーマが、この問題に株式投資という選択肢を提供した。併せて株式投資に関心を持ったメンバーにとって周藤さんというプロの人脈を得たのではないか。
 井上代表幹事によるスピーチ後の進行であらためて新年の乾杯をした。松留自慢のお魚料理をメインとした料理が次々に運ばれる。確かに美味しい。加えて地酒居酒屋の名の通り「呉春」などの銘酒も相次いで運ばれる。久々の美味しい飲食で一気に酔いが回った。おかげで料理やお酒の画像撮影を失念し、僅かに右画像のみがデジカメに残されていた。残念!
 次回は大阪府副理事のスピーチが予定されている。紹介者の盛田幹事からあらためて案内があった。また今回は野木さんの紹介でGS電池商会代表の堀口さんの初参加があった。今日の講演でも優良株として取り上げられたGSユアサの代理店であり、グッドタイミングな初参加といえる。
 とはいえ予想を上回る参加が、テーブル4席の部屋を足の踏み場もないくらいに満席にした。店員さんが中に入って料理や飲み物を運ぶ
のも思うにまかせない。勢い入口近くの森幹事が甲斐甲斐しく世話をしてもらう羽目になった。次回の大阪府副知事を講師とする例会を考えた時の懸念がよぎった。(エピローグ:川村幹事から例会翌日には次回はもっと大きな会場を手配する旨の幹事宛のメールが届いた。サスガッ!)。
 ちなみに今回の参加者は、川島、井上、日高、森、川村、盛田、木下(康)、生原、北村、菅、木下(雅)、筧田、浦濱、岡山、家入、新屋、野木、小川、奥野、中井、吉村、玄道、堀口の23名の皆さんだった。唯、遅れて参加の池原さん、中井さんは満席のためやむなく参加を見合わせていただくことになった。

ホーム