明日香亮のつぶやき日記 2005年6月

6月30日(木)SKYPE(スカイプ)驚異の国際無料電話!
■娘が4月下旬にカナダに語学留学に行って、3ヶ月以上が経った。直後の1ヶ月ほどは、カナダ人のオバアチャン宅でホームステイをしていた。オバアチャン宅の電話を利用したプリペードカード方式の国際電話が2、3度かかってきた。ステイ先では、持参したノートパソコンのネット環境も設定できないので、留学先の学校の図書館のパソコンを借りてメールをしてきていた。
■6月に入り、娘は予定通り留学生も利用しているアパートに移った。こちらの方は顧客のニーズにも対応しすぐにネット環境が整ったようだ。留学先で友人もでき、生活便利情報も色々と入手できるようになったとのこと。
 先日の娘からのこんなメールがきた。「こちらのパソコンにスカイプというソフトを使ってインターネット電話の設定をした。自宅のパソコンにも同じ環境があれば無料で国際電話がかけられるので設定をしてみて下さい」。設定方法も紹介していた。
■早速準備に取り掛かる。まずはイヤホンとマイクの手配。勤務帰りにヨドバシ梅田に立ち寄り、さがしてみると「スカイプ対応」の表示のあるヘッドセットがあった。価格の違いは音楽用等の用途に応じた音質の違いとは従業員の弁。音質に拘る用途ではないので安価な980円のものにした。自宅で取り付けを試みて判明した。我が家のパソコン「DELL Dimension 84300」のマイクとイヤホンのコネクタは本体の前面と背面に分かれて配置されていたのだ。通常のヘッドセットではマイクとイヤホンの分離後のコードでは短すぎて接続できない。やむなく延長コードを購入して何とか接続できた。DELLの不親切な仕様で780円の余分な出費があったが・・・。
 スカイプの提供は今や超有名企業となったアノ「ライブドア」である。LiveDoor&skipeのホームページを開き、スカイプのアイコンからソフトをダウンロードする。ダウンロードしたアイコンから「ファイル」開き、プロフィール設定を行う。これで準備完了の筈である。
 娘のスカイプユーザー名も事前に聞いていた登録名を検索しておいた。
■いよいよ本日朝8時(カナダ時間は29日の夜7時)ネット電話の挑戦である。事前に娘にはメールでこの時間にスタンバイしておくように連絡していた。
 スカイプのアイコンをクリックしログインする。娘のユーザー登録を選択し、緑色の電話ボタンをクリックする。コール音の後、イヤホンからしばらく聞かなかった娘の声を耳にする。音質は隣の家から掛けていると思うほどクリアである。なんともあっけない成功だったが、感動モノであったのは間違いない。母親と入れ替わり立ち替わり合わせて56分の無料国際電話だった。
■何という時代になったのか。国際電話すら恐ろしくてできなかった時代が長く続いていた。自宅のパソコンから途中の誰の介在もなく、しかも無料の国際電話が掛けられるようになったのだ。今のところ誰でもできるわけではない。一定の知識と環境が必要である。情報と環境格差がもたらす不平等に少しばかり怖さを感じた。 
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