明日香亮のつぶやき日記 2004年3月

 3月22日(月) 大阪さくら会3月例会「オヤジ達の居場所づくり」
■3月例会のテーマは「オヤジ達の居場所づくり」である。公私共に現状の居場所の居心地が気になりだしたオヤジ達にとって何とも気になるテーマである。講師自身の手になる案内状のキャッチコピーがこれまた魅力的である。「会社人間で一生を終えることが果たして自分にとって良いことか。自分の居場所を探したい。地域での自分探しの旅が始まりました。オヤジの奮闘の記録。そして行き着いた先は?」。これは是非とも聞かねばなるまい。
■今回の講師は、さくら会メンバーの蒲ァ花エレテックの奥村さん紹介の同社課長の野沢恵一さんである。奥村さんによる自身の上司でもある講師の尊敬と親しみをこめた紹介があり、講師のスピーチとなる。全身で親しみやすさを感じさせる、いかにも隣のご主人といった風情の野沢さんである。以下は野沢さん提供のレジュメのストーリーに沿った講演要旨である。
◇ボーイスカウトとの出会い
 ふとしたきっかけで関わったボーイスカウト活動にめり込む。キャンプ後の大人達だけの宴会の楽しさに嵌ってしまう。指導者講習会にも参加しどんどん活動領域を広げ、いつか大阪連盟の副コミッショナーの肩書きも。長男との共同行動での隊長と隊員という関係が客観的にお互いを見詰め合う貴重な経験となった。とはいえ江藤新平以来の伝統組織の旧態然たる運営と遂に衝突。退会。
◇オヤジ達のトレッキング同好会
 ボーイスカイトを辞めた途端に茫然自失。やっぱり仲間作りが必要。同士を集めてトレッキング同好会を結成。冬はスキー同好会、夏はキャンプ同好会に変化する融通無碍の組織。温泉と宴会をセットしたオヤジ風トレッキングバージョン。利害関係のない同好の士が集まるワイガヤ集団。
◇提案
 オヤジの意識改革を。人がやってくれる?自分で飛び込もう。妻の後塵を拝するナ!地域社会では妻が先行している。地域で飲み友達を探すことから。オヤジの専門知識とこだわりを活かそう。個性は発展の源。多様化こそオヤジの生きる道。
■単なるサラリーマン人生を潔しとせず、旺盛な好奇心と溢れるバイタリティーで自分自身の居場所を追い求め続けた野沢さんならではのメッセージだった。妻の後塵を拝しかねない定年後の人生を間近に控え、遅まきながら居場所探しに打って出ようという気分を引き出させる講演だった。
■前回例会の「同伴参加」の呼びかけの効果もあってか、今回は5名を数える初参加者となった。講演後の歓談の後、紹介者の一言と初参加者の自己紹介があった。

◇内村さん紹介の野田さんは、日本生命の支部長さんで、元気印の女性。
◇北村さんの飲み友達という酒井さんは、土佐機工鞄倦蜊緕x店長さん。
◇谷山さん紹介の高見さんは珈琲館鞄X舗開発部次長さん。チェーン店の割引券を頂いた。
◇三浦さん紹介の山田さんは三洋電機叶略ユニットの担当部長。奥さんが大学教授で「髪結い亭主」とは紹介者の弁。
◇井上さん紹介の山川さんは長野県の潟nーツ勤務で出張中の合間を縫っての参加とのこと。
■前回例会での会員拡大を目指した同伴参加の呼びかけは、他方でメンバーたちにちょっとした波紋を呼んだのではないだろうか。幹事の間でもメールを通じて意見が交わされ、幹事会で検討することになった。
 3月16日に久々に開催された幹事会は、あらためてさくら会の在り方を問いかける場となった。何のための会員拡大か。会員拡大と例会運営の充実をどう両立させるか。メンバーがさくら会に求めているものは何か。これまで開催された例会の多様なメニューを振り返りながらの議論だった。
 幹事会で得られた結論は、「一度会員のニーズや意向を汲み取るアンケートを実施する」「同伴参加の呼びかけがが参加者に負担にならないよう幹事会としてあらためてメッセージを発信する」という点だった。
 そんな経過を経た今回の例会だった。今回参加できなかった事務局の岡さんに代わって、私から幹事会での議論を披露しながらアンケートの趣旨を説明させて頂いた。
最後に学級委員の森さんの「今日の提案を踏まえてさくら会の新たな出発としたい」旨の挨拶で締めくくった。
■ちなみに今回例会の参加者は、井上、岸、日高、竹内、森、生原、福井、北村、菅、谷山、三浦(義)、奥村、中村、谷口、木下、三浦(浩)、内村、浦濱、酒井、山田、高見、山川、野田、野沢(講師)の皆さんだった。24名という過去最高の参加者が文字通りさくら会の新たな出発となることを期待したい。

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