明日香亮のつぶやき日記 2002年4月
3月30日(月)大阪さくら会例会「灘の酒蔵・・・花見酒。やっぱり酒だ会!」
3月4日の梅田の例会に続いて今月2回目の30日の例会である。
阪神「石屋川駅」改札口に15:30集合の案内メール。14:27着の電車を降りるとホームで矢野さん、森さんと合流。改札を出たところで市川さんの出迎え。石屋川を渡った所の小公園では、既に出席予定者が集合し最終組の我々を待っていたとのこと。相変わらず飲みさしの缶ビール片手の竹内さんをはじめ、川島さん、井上さん、
岸さん、矢野さん、吉川さん、盛田さんに、本日のお世話役の生原さん。前回講師の新阿武山病院事務長の平川さんの姿も。なんと東京在住の赤川さんとペルーから来日直後というセサルさんの顔まで見える。なんとも豪華な顔ぶれ14名が今回の参加者である。
石屋川沿いの遊歩道の桜並木をそぞろ歩き。陸橋を渡り国道43号線沿いに神戸方向に少し歩いた右手に目的地があった。灘の酒蔵のひとつ清酒「福寿」の蔵元「神戸酒心館」である。
武家屋敷風の門をくぐると正面に大きな酒蔵が待ち構えている。到着後、まずはお勉強タイム。
酒蔵入口すぐの部屋でビデオによるお酒の話あれこれ。ビデオ終了とともに酒心館のロゴ入りの法被姿のオジサンが登場。ビデオを補う形で(重複もかなりあった?)更に酒造りにまつわる数々のお話を拝聴。「私のくどい話よりも早く利き酒を!と思っている方もあるでしょうが」とのご意見に一同同感。ところが続いて述べられる「利き酒会場に私が同行すれば利き酒の種類が違います」とのご宣託に思わず衿を糺してしまう。
ビデオ会場から4階の醸造工場見学コースへ向かう。オジサンの熱弁は更に熱気を帯びる。唇の両端の泡立ちが、聞く者に、話の内容以上にその熱意を感じさせてしまう。もう誰も止められない。
約1時間のオジサンによる「拉致・監禁タイム」、モトイ「お勉強タイム」の後、ようやく利き酒コースに突入。酒庫と称する利き酒会場の入口に木の看板が掲げてある。この看板でようやく我々はオジサンの正体を知ることになる。ナント、オジサンは「酒匠・大谷静夫」さんなのだ。なんたって「酒の匠」なんだから相当偉い人に違いない。ここはひたすら酒匠の口上を恐れ入りながら拝聴し、精一杯、利き酒するに越したことはない。というわけで一同、やたら感動しながら、大いに利きまくったものでした。
利き酒会場に隣接して、お酒、酒肴、酒器の販売コーナーがある。このレイアウトとコース設定は見事という他ない。ツマミなしの利き酒でいい気分になっている酒肴に渇望した見学者は、間違いなく財布の紐を緩めてしまう。平川さんなんかは大き目の紙バックを二袋も下げていた。かくいう小生も好物の丹波のお漬物と、井上さんお薦めの越後の香辛料「かんずり」を購入。これが中々のスグレモノ。酒の肴にピッタシの珍味だった。
宴席予約時間の5時になった。酒蔵左手の蔵元の住居跡とおぼしき屋敷内の会場「さかばやし」に入る。奥の予約席は前回の梅田の例会会場同様に2テーブルに分かれている。前回はさっさと一つにまとめてしまったが今回は掘りごたつ形式。まとめようがない。やむなく7人ずつの分散宴会。
小生の参加したテーブルにはセサルさんも相席し、隣席から途中で合流した赤川さんの「ペルーの小学校寄贈の旅日記」に花が咲く。小学校寄贈には大阪さくら会も及ばずながら支援した。ペルーでの添乗員の仕事もこなすというセサルさんは格安のツアーを提案できるとのこと。これはもう一度はペルーで例会を開催せねばなるまい、などと大いに舞い上がる。
とはいえ当面4月の例会はというと、関西・歌舞伎を愛する会の事務局長に就任直後の川島さんから魅力的な提案があった。「南座・歌舞伎鑑賞教室と上村吉弥さんを囲む交流会」である。(案内サイトをアップしています。早めのアクセスと申込を。)
冷酒他の数々のお酒、岩魚の塩焼きはじめ酒肴の数々。中でも腰のある細麺のざる蕎麦は逸品だった。
かくして一同、利き酒の上に更に利き酒を重ね、いい気分の内にお開き。まさしく「灘の酒蔵・・・花見酒」である。そしてやっぱり今回も「大阪酒だ会」であった。
今回の例会では、西宮出身ということで地の利に明るい生原さんに大変お世話になりました。数ある酒蔵の中から、研鑚・体験・懇親といったさくら会のコンセプトに適う最高のロケーションを提案いただきました。感謝。
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