■2015年3月8日「福祉ネットワーク北六甲台地区会議」の設立総会の日を迎えました。朝9時、会場の山口ホールに代議員をはじめ大勢の参加者の姿がありました。
■司会者の田中・社協副分区長の開会の言葉に続いて、福祉ネットの議長でもある岩見・北六甲台自治会長の主催者挨拶がありました。自らの介護の問題を交えながら自治会としても福祉ネットの設立準備にも積極的に関わり、今後の活動に大いに期待しているという力強い挨拶でした。
■続いて来賓紹介です。西宮市や西宮市社会福祉協議会、構成組織の友好団体、地域関係団体の代表者10名の皆さんにお越し頂きました。ご来賓を代表して津路・市健康福祉局福祉総括室長と清水・市社協事務局長のお二人からご挨拶を頂きました。それぞれに福祉ネットが地域福祉の在り方にとって意義深い試みであり、今後の事業モデルのひとつとして大いに注目し期待しているといった激励の言葉を頂きました。
■議事に移り、事前にお願いしていた秋田さん、高橋さんの北六甲台自治会副会長のお二人の議長団が登壇です。「設立趣意書・事業計画」「会則」「役員選出」の三つの議案が日高・事務局長から提案され、議案ごとに採決の結果、各議案とも圧倒的多数の賛成で可決されました。役員選出が可決された後、役員11名とオブザーバー、アドバーザーの8名の皆さんが紹介されました。
■設立総会を締めくくる形で議長代行の生田・社協分区長から閉会の挨拶がありました。
 
■第二部の福祉フォーラムに移りました。福祉フォーラムは毎年総会の後に開催し、その時々の福祉課題をテーマに基調講演やシンポジュウムを予定しています。
■今回は、神戸学院大学の地域福祉が専門の藤井博志教授による「住民主体の地域包括ケアシステム」をテーマとした講演です。国が超高齢社会に向けて提唱している「地域包括ケアシステム」の内容を解説しながら今後の在り方や課題についても貴重な提言を頂きました。行政任せでない住民主体の枠組みづくりという点で福祉ネットが今後のモデルとなるのではないかといった励ましも頂きました。
■約90分の講演後に女性お二人の質問もあり、地域での介護や見守りについての関心の深さが窺えました。質疑の後、生田議長代行から藤井先生への謝辞があり、12時前に総会が幕を閉じました。
■最終的に120名の方にご参加頂きました(代議員56名、一般参加者40名、オブザーバー、アドバイザー等14名、ご来賓10名)。超高齢社会に向けた住民主体の事業モデルが順調に船出しました。