1998.10.16
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・1998年10月15日(木) 10:30
・神戸メリケンパーク中突堤に七人のオヤジが集合した。 ・50代前半から還暦まで押しも押されぬオヤジたちである。 ・かつて労組幹部として企業の枠を超えて励ましあった仲間 たちだ。 ・10数年を経て今尚OB会なるものをでっち上げて集っている。 ・神戸港からジェットラインと称するホバークラフトに乗船すること約75分。 ・香川県小豆群内海町の坂手港に到着。(小豆島が香川県だったとは!) ・ホテルの送迎バス約10分で「グレースホテル鳳寿」着。 ・周辺の風景を圧するひときわ目立つ高層ビル。 ・早速ホテルロビーで記念写真。オヤジたちの愛想笑いが不気味だ。 |
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![]() ・腹ごなしをかねての散策。 ・近くの「丸金醤油記念館」なる施設がお勧めとのこと。 ・行ってみると「記念館」入口は無情にも『本日臨時休業』の札。 ・近くのお土産やさんの気のいい店員さん。 「近くの街で年に一度の祭りの日。そのための臨時休業なんです。」 ・オジサンたちの反応は早かった。間もなく到着したバスに駆け込む。 ・30分後には祭り会場に。布団太鼓のダンジリ祭りだった。 ・呼吸を合わせて何トンものダンジリを宙に放り投げるという荒業が圧巻。 ・図々しさでは「大阪のオバハン」にひけをとらない「関西のオヤジたち」。 ・巫女さんやらダンジリ総代やらにヤタラ話し掛け地域交流を試みる。 |
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・祭り会場を横切るホテルのバスを目ざとく見つけ強引乗車。
・予期せぬ祭り見物のハプニングの余韻に浸りながら一路ホテルへ。 ・つい最近、天然温泉が発掘されたばかりとのこと。 ・早速12階の展望大浴場に。「温泉が何より」の年齢を実感。 ・大浴場入口に備付けのマッサージ機に身を委ね誰もがウットリ。 ・二部屋に分かれてのくつろぎの後はメーンエベントの大(?)宴会。 ・海の幸をふんだんに使ったご覧の料理。 ・食前酒のオリーブ酒の乾杯で宴会は始まった。 |
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・参加者の近況報告が始まった。
・業績不振の親会社からの転籍先は絶好調のコンビニだったK.O氏。ラッキー! ・不振の親会社を横目に業績堅調の子会社スーパーの販促部で頑張るT.A氏。 ・本部移転のリストラ作戦の指揮官だったY.Y氏。今は健保組合常務理事。 ・今年還暦を迎えたT.Y氏。リタイア後は「仕事」「とボランティア」「余暇」の3分 割とのこと。労組リーダー時代の大先輩は老後の過し方でもパイオニア。 ・H.M氏は有名コンサルタント会社役員を辞して契約コンサルに。新たな出発。 ・生協葬祭事業を立上げたS.M氏。今は葬祭業界役員として近代化に情熱。 ・小生は直木賞受賞の同級生の裏話を披露。結構ウケタ? ・全員参加のカラオケ大会。ツワモノどもの芸達者に盛上がりは最高潮。 ・フィナーレは我らが愛唱歌「高校三年生」の大合唱。(右の見苦しいスナップ) |
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・翌朝、9:30坂手港発の「島巡り定期観光バス」の旅に。
・「小豆島といえば?」「二十四の瞳ッ!」。 ・というわけで島巡り第1弾は「二十四の瞳映画村」 (左の全景風景)。 ・実際、「二十四の瞳」は一大観光資源となっている。 ・原作者「壷井栄」は小豆島の内海町坂手出身の女流作家。 ・そのベストセラー小説は昭和29年に木下恵介監督で映画化され大ヒット。 ・昭和62年に田中裕子主演で再映画化。 ・ ロケ用オープンセットはそのまま「二十四の瞳映画村」に。 ・左下写真は女教師と12人の子供たちの舞台である「岬の分教場」。 ・その教室内風景が右下写真である。 オヤジ世代にとってナントモ郷愁を誘う懐かしい風景だった。 ・島内を巡るボンネットバスは当時も今も「小豆島バス株式会社」。 |
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![]() ![]() ・日本3大渓谷のひとつ寒霞渓は小豆島の誇る屈指の名勝地。 ・頂上展望台には「一億円トイレ」のご愛敬。 ・瀬戸大橋、大鳴門橋、明石大橋を一望できる唯一の場所とか。 ・山頂からそそり立つ岩壁の合間を縫って約5分のロープウェイ。 ・左側の写真はロープウェイ車窓からの雨模様の風景。 ・残念ながら紅葉の錦絵ときらめく瀬戸の海は想像の世界。 ・それでも200万年の風雨の侵食が創り出した奇岩の迫力。 ・右側写真は頂上展望台からの雲海に包まれた寒霞渓。 |
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・最終ホールは、土庄町の「小豆島国際ホテル」での昼食。
・ご覧の通りのコンパクトでリッチなホテル弁当である。 |
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![]() ・神戸中突堤行きのジェットラインの出発は4時21分である。 ・何しろ1日2便しかないのだから致し方ない。 ・ホテルロビーでひたすらオヤジたちのよもやま話に花が咲く。 ・合間を縫っての瀬戸内海を臨むホテル庭園での「ハイッ!ポーズ」。 ・この後、ホテルのマイクロバスで土庄東港へ。 ・ジェットラインで神戸港まで約90分の船旅だった。
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