home|back|next


背景

 障害を持ち話すことができない人でも、代替手段によって普通にコミュニケーションを行うことができます。

 
 コミュニケーションをする道具であるコミュニケーションエイドとして

  1. ボイスレコーダ
  2. 専用コミュニケーションエイド
  3. 汎用パソコン+入力装置

 いままで(2)の専用のコミュニケーションエイドが主であったのが最近になって、(3)のように汎用のパソコンを操作できるKe:nx(キネックス)の様な入力装置が、アメリカのメーカから製品化されていて日本でもよく使われるようになってきました。汎用のパソコンの入力装置であるが故に、パソコンの全ての機能が使え、非常に魅力的です。
 
 しかし、現在のパソコンは機能が多く、だんだん使いやすくなってきたとはいえ、一般の人にとってとっかかりにくいと言えます。また、多くのことができるため、逆に何ができるのか、何をすべきかを知ることはかなりの知識を必要とします。特に福祉関係の方は機械の操作が得意でない方が多く、この問題は深刻です。
 
 パソコンによってコミュニケーションエイドのシステムを構築し、運用していくためにはパソコンの知識のあるボランティアを必要としています。そして、パソコンを使用し、何ができるのか、何をすべきなのか、病院の方と議論していく必要があります。
 
 この様な活動は、全国の多くの病院で行われていると思われます。活動は、共通した内容が多く、情報を共有することにより活性化していくと思われます。こうした活動の内容をもっと公開して、他の病院でやっていることを参考にしたり、次にやろうとしている人々の参考資料にしていく必要があります。このような情報を日本全国で共有することにより、このような活動はもっともっと進んでいることと思われます。

 このような背景から、私の携わった病院で行った活動について公表します。今後、他の施設の方々の情報も増えていくことを期待します。
 
 尚、病院名は敢えて公表いたしません。活動内容が重要であって、どの病院で行っているかは問題ではないからです。問い合わせ等ありましたら、私までメール (lm2o-arkw@asahi-net.or.jp)をしていただければ結構です。必要と判断した場合、病院を紹介いたします。


home|back|next