結構、流行ったらしい。
が、僕はどうしても好きになれない。 第一に、戦艦「大和」を引っ張りだしてくる感覚。 うさんくさい。 「人類滅亡の危機」を救う象徴として取り上げている。 無邪気にあのアニメをみると戦艦「大和」も正義の象徴となる。 第二に、宇宙ものによくあることだけど、
「我々は闘うべきではなかった、愛し合うべきだったのだ!」 これも多分に宗教くさい。
それに特効隊的な美学。 阿久悠さんも、ここらへんはちょっと気にしてか、こんなことを書いている。
ぼくは、映画のためにも、「ヤマトより愛をこめて」などの詩を書いた。その時は、悲壮の美に走らないようにと気を遣って、壮大な愛の歌にしたのだが、「さらば地球よ....」で「宇宙戦艦ヤマト」が始まっているのに、「ヤマトより愛をこめて」では、「今はさらばといわせないでくれ....」で終わらせている。このメッセージが通じたかどうか。それはわからない。
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