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パソコン側にインストールして猥褻なサイトへのアクセスを防止するソフトをフィルタリングソフトと云います。米国では昨年、予算と関連して補助金を交付する学校のパソコンにはこのソフトをインストールすることを義務化する法案が提出されたのですが、そのときは成立しませんでした。ところが、最近になって再び議会ではこれを成立させる動きが出ているようですLawmakers want schools to filter Net(USA Today)。
しかし、図書館のパソコンにインストールしたために、排除されたサイトの開設者が、図書館当局を訴えた裁判では「LOUDOUN COUNTY PUBLIC LIBRARY事件判決」では憲法の表現の自由に反するとして当局側が敗訴しています。子どもが利用する学校のパソコンと異なり、図書館のパソコンはさまざまな人が利用するうえ、図書館は国民が情報を入手する場として民主社会を支える役割を果たすため、簡単に制限するわけにはいかないからです。 法案もこの判決を意識しているためか、図書館の場合は最低限1台のパソコンにインストールすることを要求しています。 パソコンをおとな用と子供用にわけて使う趣旨なのでしょうか。しかし、1台しかパソコンがない場合は解決にはならないという問題は残ります。 現在、フィラデルフィアでは、子どもに有害なサイトを規制するChild Online Protection Act(COAP)の合憲性についての裁判が開かれており、昨日・1昨日と証人尋問がおこなわれています。表現の自由の見地からは、規制は謙抑的あるべきですが、現実問題として青少年がインターネットを通じて有害な情報に触れることを何とかしなければならないというのが、一般的見方でしょう。フィルタリングソフトは表現の自由とのバランスを保ちつつ、有害情報をコントロールする手段としてひとつの道ではあるのですが、まだ、ソフトとしての完成度は必ずしも高くなく、どのように扱うかは見当の余地があるでしょう。 |