工事中です。データを増やして行きます。
奈良県
お薦めツーリングコース
「極私的」とのタイトル通り,私が走って楽しいと感じるコースを紹介します(「それはちょっとちゃうぞう」というご意見はどんどん受付けます)。別に高速道路を時速???kmでぶっ飛ばす趣味もないし,峠のワインディングをバリバリ攻めたこともありません。今乗っているバイクは,とりあえずダートも楽しく走れるバイクですが,林道一本槍というわけでもありません。たまの休日,おべんと持ってのんびり走れるコースばかりです。途中の河原で煙草の一本も吸って,時間に余裕があれば温泉にでも入れれば最高です。(なお文中,市販の地図を見れば分かることは省略してあります。大阪周辺は至る所にGSがありますので,特に注記のあるコース以外はガソリンの心配は無用です。同様に特に注記のある林道以外は舗装路です)
吉野方面
阪神高速・近畿自動車道・西名阪自動車道からは松原インタ(道路公団は「インターチェンジ」と呼んでいますが,阪神高速は「ランプ(傾斜路・坂道)」なので,道路情報を聞くときは要注意。余所の地方では都市高速の出入り口をなんて呼んでいるんでしょう? なお西名阪「松原バリア(本線料金所)」は渋滞の名所です)で降りてそのまま高架下の側道を南下し,少し南の黒山でR309に入る。三原北インタで降りる方が近いが,松原・三原北間は阪和自動車道のため別料金。阪和自動車道からだと三原南で降りて黒山からR309に入る。
大阪市周辺以外からだと,名阪国道の針インタから榛原・大宇陀を通ってR370をのんびり南下することも考えられます。
なお休日のR24は夕方・大渋滞するので,(すり抜けが大好きなら別ですが)西名阪に乗るために下手に入り込むより,R309を使って大阪へ帰る方が速いです。
97年に水越(Mizukoshi)峠トンネルと御所(Gose)のバイパスとが完成したので,R309はアクセスに利用し易くなりました。おかげで水越峠越えの旧道も走り易くなりました。休日には,トンネルで御所側へ抜け,旧道で峠越えをして,またトンネルで御所側へ抜ける,というバイクを見かけることがあります。休日の登山客の迷惑駐車は相変わらず(ちょっと大阪側に下れば無料の公共駐車場があるのに,山登りしようという人間がほんの10分舗装路を歩くのを嫌がるんだもんねぇ,何考えてるんだか。山歩きの好きな私としては,あの手の車は登山客ではなく,みんな山菜取りの連中だと考えたい)ですが,車はみんなトンネルを抜けるので,渋滞はなくなりました。
往路,R309水越トンネルへの大阪側のバイパスが、2000年に延伸されましたので、従来右折していた富田林市板持南の交差点をそのまま直進します。快適な4車線がすぐにR309旧道に突き当たりますので右折します。道の駅「ちはやあかさか」は国道からは少し離れたところにあります。看板にしたがって下さい。大阪奈良府県境の水越峠で,トンネルを通らずに旧峠道を行くと,御所側へ少し下った道の左側に祈りの滝パーキングがあります。役の行者(En-no-gyouja)が修行したという滝で,今でも山伏姿の方が滝に打たれている姿を見かけることがあります。また清水が涌いていていますので,ポリタンクに汲んでいる方が休日などは順番待ちをしていることもあります。道を横切って階段を下りると,河原まで降りることができます。途中にWCがありますが,すごく汚いので特に女性は道の駅で休憩する方がよいでしょう。(2000年現在状況が変わって、河原へ降りる入り口にはロープが張られています。旧道は、大雨の後など長期間通行止めになることがありますが、現時点では全通しています。)旧峠道の青崩(大阪)側入り口にも登山者用(?)のWCがあります。
帰途は,R309を千早赤阪村へ帰ってきた後,そのまま旧道を直進して富田林へ入ると市街地の大渋滞に巻き込まれます。途中でバイパスへ左折します。2000年のバイパスの延伸で渋滞する場所が変わりました。石川の橋がまだ2車線のままなので、橋を先頭に渋滞します。しかしこの部分は路肩が広いのでバイクは楽に進むことができるようになりました。
最後に,夕方のR309は(平日でも)三原町で,舟渡の交差点を先頭に菅生前後まで詰まりますが,バイクの場合はすり抜け可能です。
吉野山上と黒滝村を結ぶ県道257号才谷吉野山線はどちらの入り口も分かりにくいので要注意です。吉野山側の入り口は,山上の観光地図の大きな立て看板で見当を付けて見付けて下さい。分岐点には「←駐車場」という看板以外の標識は見あたりません(でした)。道を少し進むと県道標識が現れます。才谷側の入り口も,坂の上の民家への通路かなぁという程度の狭い道ですので,飛ばしていると見落とします。
なお吉野山を奥吉野の更に奥へ走っていくと,現在林道工事中で通行禁止となりますが,大峰山系を一望に晴れた日には遙か高見山まで見渡せる大きな風景が広がります。吉野大峰林道として,大天井ヶ岳直下で洞川高原林道につながるようです。(ウーン。奥駆道に舗装路なんて通していいんだろうか? 安易によう答えませんが。。)
黒滝村から洞川へ抜ける県道48号下市洞川線は,村境の峠への黒滝側の登りが曲がりくねった細い道で,小砂利が浮いているので,登り(南行き)はともかく,洞川から下ってくるとうんざりします。のんびり走ると気持ちの良い道ですが。
なお黒滝村役場の集落(雫)から洞川へ南下せず,西へR309を目指すと途中に森物語村という施設があり温泉もあるようです。更に少し行くとR309と出会います。合流点に道の駅「吉野路黒滝」があります。
吉野町宮滝でR370とR169が分かれます。ここでR169を直進し宮滝大橋を渡り,小さなトンネルを抜けた次の信号で左へ集落の中へ入ると,橋を渡ってR370に出ます。R370が大きく湾曲しているのでほんの少しだけ近道です。
窪垣内でR370は左に曲がっています。直進する細い方の道が東吉野村への県道です。
集落を抜けると川沿いになり,木漏れ日の道をのんびりと走ります。シーズンの休日には脇見トロトロ運転の鮎釣りの車に気を付けて下さい。道端に日本オオカミの碑があります。その先で東吉野村役場の集落に突き当たりますので,右折し曲がりくねった細い道を行くと,道の右が川,左に丹生川上中社が現れます。WCは境内ではなく,道をちょっと行った先です。
WCの前の赤い橋を右に渡ると左にキャンプ場への橋が現れます。直進するとやはた温泉へ出ます。右斜め後ろに上る細い道が武木小川林道です。97年版のツーリングマップル関西編では,ダートが残っていますが,すでに舗装済みです。峠を越えて少し下ると谷が広がり,遙かに大峰の山々を見晴らします。冬から春にかけては対岸の岩壁の奇岩の上を,猛禽類の大きな鳥が舞う姿を見ることもあります。夏以降は繁茂した樹木におおわれています。
武木口でR169に出ます。時間に余裕があれば,ここからR169を奥に進み,行者還林道を経由してR309に出ることも考えられます。吉野町方面へ戻りかけると,丹生川上上社があり,その先の急坂を上ったところを左に曲がると,川上村役場・道の駅「杉の湯川上」・ホテル杉の湯などが並んでいます。この辺りはダム建設による国道付け替え工事中のため,道路状況は今後変わります。現在は短いこの役場前の道が将来は国道の一部になるようです。
ホテル杉の湯前の道は,新国道のトンネル工事中で行き止まりですが,左に高原への道が上っています。大天井の滝・五番関トンネルを抜けて洞川(温泉センター)へ出ます。
五條市本陣の交差点でR24へ左折し,三在でR370へ右折すると大淀のR309へ抜けます。R24の渋滞を避けたいときは,R310で山を下りてきたあたりで,奈良CC五條コースへの看板に従って左折し,住宅街を抜け,細い道へ看板を頼りに曲がりながら進みます。ゴルフ場の手前で,ゴルフ場とは反対の集落の方へ降りて行くと,北宇智駅のそばで踏切を渡ってR24へ出ます,右折してR24を少し戻ると三在の交差点です。
R309を使わず、川合から南日裏の方へ左折すると,天の川温泉・天河神社があります。更に進むと大塔村でR168へでます。
川合からR309を少し下市側へ戻って河合トンネルと新笠木トンネルの間を左折して橋を渡りさらに左折すると、西吉野村のR168へ抜けることができます。山里をのんびりと走る川沿いの道です。西吉野温泉へ寄る場合はこの道です。なお橋を渡って右折すると旧国道の旧笠木トンネルの河合側出口手前へ戻ります。
また,ちょっと寄り道ですが,R309の下市町丹生川上下社の集落,神社を過ぎたバス停辺りの小さな橋(手前は歩行者用で,次の車の通れる橋)を西に渡ると,下市町森林公園やすらぎ村キャンプ場に出ます。更に進み十日町の集落の十字路で右折・次の三叉路も右折すると,下市へ戻ります。川沿いののんびりとした道で結構気に入っています。平原のあたりでは谷を見下ろす大きな風景にも出会えます。終わり近くで右にR309へ降りる道が出てきますが直進し,次の十字路も直進すると,フルーツロードという愛称の高速な農道になり,吉野川に突き当たり,橋を渡るとR370です。右へすぐがR309の大淀町,左へ西進すると五條へのR24へ出ます。
[目次]
註釈
(50音順)
外環状線
R170。「がいかん」ではなく「そとかん」。R170の旧道も平行しているので,ふつう国道番号では呼ばずにバイパスの方は「そとかん」と呼びます。「170号線はどっちですか」と聞くと旧道の方を教えられる可能性が高いので注意して下さい。南の方の最近出来た部分は道沿いの地元では「関空道路」とも呼ばれることがあるようです。その名の通り突き当たれば関西空港です。なお中央環状線は「ちゅうかん」,内環状線は「うちかんじょう」です。
ツーリングマップル
噂によるとツーリングライダーの約8割が持っているという昭文社発行のライダー向け道路地図帳。
97年に従来の「ツーリングマップ」からバージョンアップしました。従来は新潟県域がなかったり,地図の他ページへのつながり具合が,地域中心でバラバラだったりしていたのですが,バージョンアップで,全国を完全メッシュでおおうようになり,長距離の移動などに便利な地域図もつくようになりました。
ただ個人的なことを言えば,オンロードではタンクバックに入れられるので便利です。でもオフでは,従来はウェストバッグに入れていたのですが,判型が大きくなって見やすくなった分,持ち運びの収納場所に困るようになったのが,ちょっと難です。
と、以前書いたのですが、2000年度版から無線綴じになり、地図自体の大きさはそのままで持ち運びしやすく見易くなりました :-)
名阪国道
R25。日本で唯一の無料高速道路。
まあ建前は「高規格道路」とか「自動車専用道」とか「バイパス」ということになるんでしょうが,平行している旧道も「国道25号線」の指定を受けたままです。「自動車専用道」は日本中いたるところにありますが,名阪国道のつくりはどうみても「高速自動車国道」です。その業界の人からは「千日道路(三年で作った)」と呼ばれています。以前日が暮れてからこのあたりの田舎道を迷ったことがあるんですが,旧道も正式に25号線なので,名阪国道に乗りたいのに,「←25号線」という標識に従って走っているといつまで経っても名阪国道に乗れずに,旧道の方を延々とインターチェンジにして3つ分ぐらい走ったという失敗があります。「←名阪国道」あるいは「←大阪・名古屋」という標識を探すべきみたいでした。この手の話は結構あって,地図には国道番号が書いてありますが,地元の人間は通称しか知らないことが多いです。まだ名阪国道がR25だとか,外環状線がR170だとかは,言われれば思い出しますが,大阪市内はもっと注意しないといけません。「423号線はどこですか?」と聞いた場所の目の前をR423の高架走っていても99%通じません。「新御堂筋はどっちですか」と聞けば「あんた目の前や」と一発で分かるでしょうが。そういえば最近うちの近所の「長居公園通」が国道に昇格しましたが,国道番号どころか,長居公園通が国道に昇格したということも大阪市民のほとんどは知りません。道路地図には麗々しく国道番号がかかれ,地方から来た人はそれを便りに道をたずねるんでしょうねぇ。
さて名阪国道の両端は「西名阪」「東名阪」の有料道路につながっています。走ってみれば分かりますが,この三つの名前の違う道路は一体となっています。確かに名阪国道の部分は屈曲が多い(更に予算の出所の関係からか路面が荒れている)ので速度が出せません。でも「インターチェンジ」はあるし「サービスエリア」もあるし,というわけで見かけは高速道路と変わりません。とりあえず「名阪国道は一般国道です」という表示がいたるところにあり制限速度は60kmですので,だいたい100km/hぐらいで流れています。おかげで有料の西名阪に入った途端,平均速度が140km/hぐらいにあがるので,カウリングのないバイクは怖い目に遭います。高峯PAから天理インタへの下りは,高速道路にあるまじき屈曲と傾斜なので(高速道路じゃないから,と言われれば当たり前ですが),しょっちゅう事故が起こります。
名神は有料道路なので,という車はこちらを走ります。平行して今,第二名阪を作っています。こちらはフツーの高速道路になるようです(たぶんトンネルだらけ)。