フロント部分

 フロント部分の詳細を見ていく。



 なぜかフロントのウインカーがオレンジ色に塗られていないが、その他の部分は結構精巧だ。オートザムのマーク、ラジエターグリルの格子、牽引フック部分も再現されている。ヘッドライトの色はスモークがかっているが、マツゲもいい感じで再現できている。
 今までの他のモデルのヘッドライトはほぼ全てがクリアだった。写真ではなくモデル実物を見るとよくわかるのだが、案外スモークがかかっているほうが、本物らしく見えることに気がついた。スモークがかかっていても、黒光りするのでそこまで黒く感じない。特に今回のモデルは青なので、全体的に赤より暗く感じてしまうため、ヘッドライトにスモークがかかっても違和感が少なく見えるのだろう。赤だったら別の印象を持ってしまうかもしれない。  逆にクリアだと変に明るすぎて違和感が出る。加えて言うと、ヘッドライトとマツゲの区別がついていないモデルが多い中、ヘッドライトをスモークにすることによってマツゲがそれっぽく再現され、結果としてモデルの出来がよく見えるようになったと思う。



 フロントフェンダーの膨らみもいい感じで再現されている。



 が、ここで気がついた。ボンネットとフェンダーとのパーティングラインがはっきり出ていないのだ。ちょっと違和感があるが、マッチボックス各モデルで共通した作りのようだ。



 エアインテークも綺麗に作ってある。ワイパーは別部品ではなく、フロントガラスと一体化している。ワイパーアームは黒く塗られていないが、フロントガラスにはスモークがかかっており、さらにバックに黒のインパネがあることから、違和感なく黒いワイパーアームのように見える。