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  昔々、僕が新米教師だったころに非常勤講師で関わった当時の学生さんからのメッセージです!!
  なんと四半世紀も前の御縁が今にまでつながっているんですよね。
  企業に勤められて、結婚し子育てもしながら福祉の仕事に戻られて、パートから副施設長へ、そしてさらに今から社会福祉士を取ろうとしておられます。
  かっこいいですよね。
  
  そして教師である僕は、このようなメッセージを頂いて、元気をもらって「やはり教師頑張ろう!!」と奮い立つのです。皆さんへの応援メッセージになると思って紹介させていただきますが、実は僕が一番励まされています。
  
  
  
小山隆先生、ご無沙汰しております。
と申し上げても、先生のご記憶にはないと思いますが(笑)
 
今から25年程前、佛教大学で2回生のころ、先生のゼミの生徒で先生のファンでした。
何年も前に、先生のHPを見つけた時、
「ホームヘルパーの資格を取って、高齢者の介護療養型病院で入浴介助のパートを始めました。
3年後には介護福祉士、5年後にはケアマネージャーの資格取得を目指します。」とメールしたところ、
「大変でしょうが、資格を取ると色んなことができるようになります。がんばってください。」とのお返事を先生からいただきました。
 
あれから何年も経ち、私は夜勤もこなす介護の正職員として有料老人ホームに勤務していました。
当時、幼稚園と小学生だった子どもたちは中高生に。
昨年、夫の転勤による引っ越しで職を失いましたが、その頃ケアマネの資格を取ったばかりだったこともあって、ショートステイとデイサービスを兼ね備えた介護施設の相談員として正社員で採用されました。
  そして、この年度の変わり目で副施設長に!
上に立った経験のない私は、連日大変です。
職員のこと、利用者さんのこと、施設のことなど、対応に追われる毎日です。
介護現場の一職員として働いていた時は楽しかったなあ…
でもがんばってみようと思っています。
 
様々な状況、環境の下で暮らしている人たちが幸せに共存できる社会を求めて社会福祉を勉強したいと思った10代の頃。
今勤めている施設のデイサービスには、高齢者のみならず障害者や、学校が休みの土曜日や祝日には児童も利用しに来ます。
同じ働く仲間の中には、障害者や外国人もいます。
大学卒業の頃は、バブル期で、一般企業になびいてしまいましたが、今、遠回りして、自分の原点に戻ったような感じです。
私が大学4回生の時にできた社会福祉士の受験資格の単位取得の制度…
私は履修していなかったことを残念に思い、この4月から通信の学生となりました。
受験資格を得て、平成25年に合格することを目標にします。
 
また先生のHPやブログも拝見させてくださいね!
 
    
    
  
  介護等体験の講義を受けてくれた仲間からのメッセージ100408
  
  教職課程の一環しての介護等体験に行く人たちがいます。小中学校の教員免許を取るためには学校に実習に行くだけでなく、福祉施設にも短期ですが実習に行く必要があるのです。その人たちに毎年1コマ講義をしているのですが、それを聞いてくれた文学部の学生さんからのメッセージです。
  それも、僕の講義当日は事情で欠席してのちに事務の方が撮っておいたビデオを見てくれての感想です。
  福祉の学生さんでなく、それもビデオを見るという状況でここまで感じてもらえて感激です。
  
  ぜひ、素敵な教員になってほしいです。(福祉関係でもいいよ。本当は一番は作家になってほしいかなとも思うけれど。)
  
  
  突然のメール申し訳ありません
  
  同志社大・文学部国文学科三回生の○○○○と申します
  
  本日は介護体験に遅れて申し込みをして第二回目の小山先生のお話しされた事前指導をCDにて拝聴して後 こうしてメールを作成しております
  
  お忙しいとは思われますが、感想欄におさまらなかった感想や意見を、勝手にお伝えしてもよろしいでしょうか。
  
   私は先生のお話をきくまで、福祉をネガティヴに捉えていました。
  
   西洋で権力争いをしていた富豪たちが、自分たちのアピールをするために病院を建てたり、生活が困難な人々を保護したのが社会福祉の始まりとなったのなら、現代のそれは国が体面を保つために、なければ対象者の方々が困るからやっているのだと思っていました。
  だからそれは重くて、明るく華やかな社会の裏にある枷みたいに考えていたのです。
  
   けれど、「最大多数の最大幸福」の裏返しからの、障害者優先トイレや縦長の鏡に見られる福祉の考え方は、人間が、実はとても素敵な生き物なのかもしれないと思わせてくれました。
  確かに至るところに障害者用の設備はありますが、私には「社会貢献」「弱者援助」を誇示する道具みたいに見えてなりませんでした。
  (「良い企業でしょアピール」、ともいえます)ああいう風に目立たせたら、本人たちは引け目を感じずにはいられず、遠慮が心にあって使いづらいだろうなとも思いました。
  
   だけど、そんな考えはもう古いということを、実感しました。
  多くの人が協力することで、問題を抱える人を支えるという考え方は、福祉に限らず成立します。学校で言ったら、教えあいとか、遅れてる子をサポートする手筈は、皆がその気になればいくらでもできます。それはとても、ポジティヴな構え方です。
  
   俗っぽい例えですが、このあいだ、現在放映中の「LIAR CAME ライアーゲーム」劇場版を観てきて、似たような感覚を得ました。
  基本的に嘘と騙しあいの頭脳戦で大金を奪い合う話なのですが、主人公だけは例外的に馬鹿正直で、人を疑うくらいなら騙される、といった信条を持っていて、もちろんそんなだから、騙しあいをこなしてきたほかの人々に、何度も利用されて裏切られます。
  しかし、ゲームには必ず、「皆が損をしない」解決法があり、多大な負債を負ってしまったプレイヤーを、皆が協力して、(だれか一人が自分だけ儲かろうと思わなければ)救うことだってできる。
   底辺まで落ちてしまった者に、騙されたこともあるのに手を差し伸べるのが主人公。その提案にはいつも、「みんなで協力して、みんなが幸せになる」が根本にあり、人は信じあうことができたなら、すごく素敵な生き物であると感じて無性に嬉しくなって、感動しました。
  
   そういう考え方は、きれいごと、と言われがちだけど、実現しないことはないと思います。その映画が良いと思われ、同じような話がいろいろな分野に見られるのは、皆がそういう願いを抱いているのだとも考えられるからです。
   だから、先生がいわれたように、施設側からしたら私たち学生は冷やかし程度で、役に立てそうもないし迷惑ばかりかけそうだし、どうやって向こうで動こう……と非常に鬱として悩んでいたのですが、前向きな気持ちで体験に行くことができそうです。
  
   失敗もしてしまうと思いますが、遠慮しずに職員の方々に聞きたいことが聞けるように、思いあがらずに、対象者の方にすこしでもよりそえるように体験に挑んできたいです。
  
   「受容」「自己決定」「行動の意味の理解」「自己覚知」などのことは、福祉以外でも自分のことにあてはまりすぎて改めて自己分析もできたように思えます。
  お話の全体が、とても面白かったです。生で聴けたらもっとよかった……。
  
   それでは、長くなりましたが、
  教師になって、出世して、児童関係の福祉士志望の生徒さんに、教育実習を提供できるように、がんばります。
  
  ありがとうございました。
  
  文学部国文学科三回
  
          ○○ ○○
  
  
  
   
  
  
  小山ゼミの卒業生の吉田さんからのメールです。
  現場で勤め、結婚し、退職し、引っ越しし、再度ワーカーになり...
  
  後輩たちへのメッセージに満ちています。
  
  実名でいいと言ってくださっていますが病院名など一部(別に悪口書いているわけでもないし、全くかまわないと思うのですが)
  僕の判断ではずしました。。
  
  お久しぶりです!7期生の吉田(岡崎)貴音です。
  大阪の○○病院を退職してもうすぐ3年になります。
  香川にもずいぶん慣れました。
  昨年の4月からは丸亀市にある△▽病院で再びPSWとして働いています。
   
  今日は××大学の実習報告会に出席してきました。
  グループディスカッションやら学生企画のシンポジウムやら盛りだくさんの内容でした。
  学生さんって真面目なんですね。自分の学生時代とは比べ物にならないです・・・。
   
  今回強く感じたことは、学生さんは実習をすごく難しく考えているのでは、ということです。
  課題や目標を達成しなければならない、とかPSWの視点とはなにか、とか専門性にとらわれているというか・・・。
  うまく言えませんが、PSWっぽい仕事(面接やケア会議など)は印象に残り日誌に書くけど、雑用であったり、患者さんとのちょっとした雑談なんかは流してしまう、といった感じで、なにか大きな視点が欠けている気がしてなりません。
   
  社会福祉とはどうあるべきか、利用者に寄り添うとはどういうことか、そういう視点をまずは持ってほしい、というのが私の願いですが力不足から上手く伝えられず、四苦八苦しています。
   
  今になって思うのは、同志社の教育はよかったなーということです。
  なにか根本的なことを(自分の根幹となるもの)を得ることができたように思います。
  こんなことならもっと真面目に勉強しておけばよかった!!
  と少し後悔と反省があります。
   
  そんなことを自分の学生時代を思い出しつつ考えた1日でした。
  ぜひ先生に聞いていただきたく、メールさせていただきました。
   
  また先生とゆっくり話をさせていただきたいものです。
  私もずいぶんオトナになりましたし。
  それなりに福祉の世界にひっかかってもがいています。
   
  突然長々と失礼しました。
  先生もお忙しいと思いますが、お身体に気をつけてください。
  
  いただいた以上のメールをホームページに掲載していいかと依頼したとき、
  以下のメッセージも追加してくださいました。
  
  
小山先生
   
  学生さんの役に立つのであればどうぞ公開してください。
  相変わらず文章が拙くて恥ずかしいかぎりですが。
   
  せっかくなので、私の実習に対する思いをもう一言。
  
  実習は患者さん、利用者さんとじっくり向き合える最大のチャンスだと思います。
  知識や技術なんてあとからどうにでもなるので、まずは難しく考えず、先入観をもたず「目の前の人」に向き合うことに集中して欲しいです。
  そういう経験のほうが他人が開催するケア会議に出席するよりよっぽど力になるように思います。
   
  ということもついでに公開していただけるとありがたいです。
   
  
  
  
  
  
  志村先生からのメッセージ081113
  
  聖霊クリストファー大学の志村先生からメッセージをいただきました。
  (メールをいただいてから時間がたっているので文章が合わないところがありますがお許しください。僕のミスです。)
  
  
オリンピック、パラリンピックの余韻が残る今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
  ようやく「スペシャルオリンピックス冬季世界大会・アイダホ」の順番がまわってきました。(アイダホ大会については以下のリンクをご参照ください。)http://www.son.or.jp/activity/world/2009winter_idaho.html
  <リンクは外しました。>
  
  スペシャルオリンピックス日本も北海道から沖縄まで、総勢80名を超える選手団を形成し、鋭意準備中です。80名の命を預かる責任の重さを実感しておりますが、私のソーシャルワーク実践とリーダーシップ実践の場と考えております。先月第一回目の選手団合同合宿が大阪で開催され、大会用のブログと、JOMOのクリック募金がスタートしましたので紹介させていただきたく、メールを差し上げました。
  
  http://blogs.yahoo.co.jp/specialolympics_nippon/folder/1266976.html
  
  ブログの下部にJOMOのクリック募金のリンクがあります。お時間のある時にアクセスいただき、一日一回クリックしていただけますと一円の寄付となります。皆様に金銭的なご負担をおかけすることはありません。
  
  出発まで4ヶ月ありますので思い出したときにクリックしていただけますと幸いです。
  世界経済が厳しい状況ですので、NPO法人の活動も厳しくなりますが、知的障がいのあ
  る方々の社会参加の応援ができればと思っています。
  
  どうぞ応援よろしくお願いいたします。
  
  季節の変わり目です。ご自愛ください。
  
  
  福祉の先輩からのメッセージ080319
  
  卒業生の永井さんからメールを頂きました。
  こんなに頑張っている人を「君は落ちこぼれだ」といったなんて失礼なことをしました。
  でも、(覚えていないですが、感情に任せて言ったりしているはずはないので)このような失礼なことを僕はあえて言ったのだと思いますし、そして、そのことをきちんと永井さんは受け止めてくれているのはとても嬉しいです。
  
  
大学時代に不勉強のきわみだった私は実習生が来て、「???」なことがあっても、
  「いやー、私のほうがひどかった」と自分の反省ばかりしてしまいます。
  
  って、とても素敵でしょう。
  
  
メールの掲載のお願いをしたことへの返事も
  
  前回のメールの利用の件ですが、
  つらつらと書いてるので、利用いただける箇所があるようでしたら、いかようにもお使いください。
  名前は実名でも、匿名でも、「落ちこぼれ」でもかまいませんので・・・!
  
  ひとりでも多くの学生さんが「現場、入ってみてもええんちゃう?」と思ってくれるといいなと思いつつ。
  
  と頂きました。
  後輩の皆さんにも素敵なワーカーになって欲しいと思います。
  
  
  
こんばんは。小山先生、お元気でいらっしゃいますか?
   
  97年に卒業した永井です。卒業後1,2年くらいのときに一度メールさせていただき、お返事いただいたことを覚えています。
   
  今日、仕事で色々検索していた際に、先生のサイトがヒットしました。
  「わぁ〜っっ」と職場で声を上げてしまいました。
  先生、変わらずご活躍なさっていることを知り、仕事中にも関わらず、いろいろ見て、同志社のサイトまで見てしまいました。
   
  私は現在、神奈川県平塚市にある市民病院でmswをしています。
  いつ福祉事務所に担当替えになるかと上司とひやひや(?)しています。
  同志社卒業後、2年大阪の病院で働き、その後埼玉の実家に戻りました。
  身近な人を自殺で失い、精神医学でないと自殺予防ってできないのかなと考え、色々紆余曲折もしてみたりしたのですが、その後日本女子大学の大学院へ進学、またもや福祉にかかわり、結局神奈川県のリハビリテーションセンター→平塚市民病院と相変わらずMSWを続けています。
   
  大学時代に不勉強のきわみだった私は実習生が来て、「???」なことがあっても、「いやー、私のほうがひどかった」と自分の反省ばかりしてしまいます。
   
  急性期の病院、しかも市民病院なので、子供から高齢者、ホームレス、外国人、貧困、障害、アディクション、DV、児童、なんでもかんでもありです。
  そんな中で、時々日本の福祉ってどうなっていくのかな、と不安に思うこともしばしばです。
  医療現場でも、「地域医療連携」という名のもとにワーカー業務が、病院の効率のためにどんどん本来の業務から離れてしまっている、それがおかしいと感じていない・感じなくなっている現場が多いように感じます。
  それをどうにか自分の病院では食い止めたいと、上司と奮闘しています。
   
  先生のゼミの卒業生の○○さんは結婚して現在休職中ですが、いまだにメールや電話などで連絡を取り合っています。
  日本女子大のときの同期で隣に療護施設に勤務する友人が住んでいたりします。
  野村先輩が大学に戻られたことも今日サイトをみて知りました。
  社会福祉士の試験の際に、たしか隣だか斜め前だったかで、お話したのが最後か、その後兵庫医科大病院に行かれた頃年賀状をいただいたのが最後だったか・・・
  お元気でご活躍なさっていることを知り、なぜだか嬉しくなりました。
   
  先生に「君は落ちこぼれだ」と言われたことを今でも忘れず、同志社時代を思い出すとひとり顔を隠したい気になってしまいますが、落ちこぼれ返上できるように、これからも頑張っていこうと思います。
   
  つらつらと書いてしまいました。不躾なメールになり、すみません。
   
  先生の今後のご活躍を関東からサイトから拝見しています!!!
  
    先生、これからも元気でパワフルでいてらしてくださいね!
   
   
  かしこ
   
  永井美和子
  
  
  福祉の先輩からのメッセージ080127
  
  同志社福祉卒の先輩からのメッセージです。15年振りにメールをもらいました。僕が、同志社の嘱託講師の頃に授業を受けてくれた人です。企業に勤めてから福祉に「戻って」来てくださった仲間です。
  十五年以上も前のソーシャルワーク演習のノートを大切にしてくださっていると聞いて感謝です。
  当時、小山のノートが参考になったと実習後の授業で話してくれた学生さんがいた覚えがあるので、聞いてみますと
  
  
  当時も実習に行ってノートが役に立った、と先生にお伝えしたと思います。
    そのノートを持って養護施設での泊まり込みの実習に行ってましたから。
  とのお返事を頂きました。
  
  週一回だけの付き合いの嘱託講師の、それも演習系の僕の科目のノートを大切にしていただいたという話は、当時若手の僕にとってとても嬉しい事で、教師としての自信をもらった出来事でした。それが今回またメールで出会えて感謝です。
  エネルギーをまたもらいました。
  
  そしてメールをサイトで紹介したいというと、
  
  ちょっと恥ずかしいですが私のメールでよかったら載せてください。
    横道にそれてからでも福祉は志せるし、子育てしながらだって働けることは
    わかってもらえたらいいかな、と思います。
  とお返事いただきました。
  
  勇気付けられるよね。
  
  
  
  
小山先生
   
  同志社大学を離れて早15年、今は大阪府下の精神障害者地域活動支援センターで働いている「JM」です。小4と小2の2人の子を抱えながら働く母をやっています!
  小山先生には援助技術演習の授業でお世話になりました。
  
  大学を卒業して一般企業に勤めましたが、「福祉をやりたい」という気持ちが湧き上がってきて学生のふりをして就職部にもぐりこんで求人を探し、精神病院に就職して早11年です。年ばかり重ね、部下もできて、同志社からの実習生も受けています。
  いろんな若い職員や実習生と関わる中で自分の年を感じる今日この頃。
  障害者自立支援法に翻弄させながらも日々利用者との関わりに迷い、悩みながら自分なりの処遇が少しずつできるようになってきました。
  先生の援演のノート、今でも大事にとっています。「自分に積極的に寄ってくる人も大事だが、遠巻きに見ている人に声をかけ続けなさい」の教えは今も私の中にいきづいています。
  精神障害者とは息の長い関わりが必要です。何もないときにも挨拶や雑談を繰り返していると、困ったときに声をかけてきてくれるんです。
  それはあの援演の授業で学んだことが原点だと思っています。
  いつか先生にお伝えしたいなあと思っていました。
  今日たまたま先生のHPにたどり着いたのでメールしてみました。
  細く長く福祉に関わっていきたいと思っています。
  先生も体に気をつけてがんばってくださいね!
  黒木先生にもよろしくお伝えください。
   
  JM
   
  
  
  福祉卒の先輩からのメッセージ071224
  
  同志社福祉卒の先輩からのメッセージです。
  企業の道に進んだ方ですが、その道で頑張りながら、しかも学生時代の福祉への思いをも大切にしてくださっている素敵な方です。
  
  僕宛に頂いたメールなのでそのまま載せると、僕(のホームページ)を誉めていただくことになり、
  どうしようかなと悩んだのですが、奥田さんの文章そのものの魅力を大切にしたいので全文ご紹介します。
  
  ご本人に、メールのHPへの掲載許可を頂いたときのお返事に
  
  ただできればどうぞ「悪い事例」に使ってください。
  私のように・・・学生時代いろいろな方向から福祉を考えられるときに、
  遊んでばっかりいると、
  
  「夢をかなえるのに17年もかかるぞー」
  
  という、教訓に。
  
  (でも、奥田尚子40歳!今からがんばるぞー)
  
  というメッセージも頂きました。素敵ですね。
  
  企業に行くなら、こういう人になってくださいよ!!みなさん。
  
  同志社大学
  社会福祉学科
  小山 先生
  
  拝啓 向寒の候、突然のメールにて失礼致します。
  
  私は、神戸の子供服会社に勤める会社員で奥田と申します。
  この度、先生のサイト内「小中高生の質問」を拝読し感動しましたので、御礼と思いメールをお送りさせていただく次第です。
  
  仕事柄、多くのお子様からお手紙をいただいており、その中のお1人から先生のサイト情報を聞き、興味を持ってアクセスした次第です。
  
  私自身、御校、御学科の卒業生で、ゼミは井垣先生でした。
  児童教育やグループワークに興味があり、入学したものの、学生時代は全く勉強せず、いわゆる、コンパ女子大生でした。
  就職だけは”子ども”がらみに就きたく、今に至っています。
  
  卒業し、早17年。
  「福祉」ともすっかり離れてしまい、今更ながら「これでいいのかなぁ」と時々思い返すようになっていました。
  
  そのや先に、先生のサイト「小中学生質問」を拝見し、子どもたちの素直な思いと、先生の真摯なお答えのやりとりに感激しました。
  
  私達のころと違い、今は子どもたち自信が「福祉」や「ボランティア」を小さな心で考え、仕事の対象にしていたり、夢のひとつであることにはびっくりです。
  
  又、先生のお答えが、本当に真剣で、甘い言葉だけで終わらず、励ましもある。
  ちょっと、泣きそうになりました。
  (ある意味、私が励まされたような。)
  
  「福祉は福祉業界でなくともできる」と思い一般企業に就職した私。
  17年たって、そろそろ、その夢を今の会社でも実現させなければ、これからの「福祉」に興味を持った子どもたちは「職業」という場所が限られる上、世の中にも「福祉精神」が広がってゆかないのでは?とも感じました。
  
  私自信、子どもに負けないように、子どもを応援できるように、何か考えます。
  
  本当にいいサイトをありがとうございます。
  機会があれば、身近な子どもたちにも見せようと思います。
  
  京都はこれからますます寒くなると思いますが、どうぞお身体ご自愛いただき、教鞭をとっていただけますことをお祈りいたします。
  
  まずは取り急ぎ御礼まで。
  
  敬具
  
  追伸;無いとは思いますが、このメールに関して返信など一切いりません。
  その時間をどうぞ、子どもたちや教授の言葉の必要な人たちへ使ってください。
  
  神戸市
  奥田 尚子
  
  
  
  
  
  同志社福祉の卒業生の1人から久しぶりにメールをもらいました。
  就職して時間が経って、段々大切な立場になってきて悩みも増えてきているようです。
  もらったメールへの返信です。
  でも、大変そうだけれど、このように悩んでおられる先輩って素敵だと思いませんか。(本人はそれどころじゃないんだけれどね。)
  
  
  おひさしぶりです。
  ごぶさた!!
  
  仕事も段々慣れてきて、色々なことが独りで任せてもらえるようになってうれしくもありますが
  先ずは、「おめでとう!!?」だね。
  
  >責任や忙しさでしんどさもアップしてます!
  本当にねぇ。ここまでは仕方ないよね
  
  >オメデタや入院、体調不良などで職員が不足して一人の職員の仕事量が増えてる中、
  これは困ったものだね。やはり職員不足は良くないよね。
  頑張っている職員が負担がかかるということは本人がただ頑張ればいいだけではなく、結果的には利用者にしわ寄せ来るからね。これは経営陣が何とか考えんといかんね。
  自分が楽したいという意味でなく、利用者にとっての良い援助という視点から上手に経営陣に伝えられるといいんだけれどな。
  
  >焦りながらバタバタした業務についていくので心身ともにダメージ大きいです(・・;)
  困ったね。福祉系の友達とあって大いに愚痴こぼすとか、企業に進んだ友達とあって理屈抜きに遊ぶとかも出来るといいかもね。
  
  >心の余裕がなくなっててめちゃ心が狭くなってます…ちょっとしたことでイライラして、言葉遣い悪くなったり。
  そのことに気づいている間は大丈夫ですよ。
  自分はそんなことないと思うようになったら危ないんだよね。
  
  1.経営陣に何らかの働きかけする
  2.施設の同僚と勉強会するなりはなしするなりする。
  3.昔からの友人といろいろ関わる。
  4.外部の研修会などに出席して良い話聞いたり、新しい友達を作ったりしてエネルギーをもらう。
  
  それと、クライエントには誠実でありたいし、自分にも誠実でありたいけれど、システム・ルールに対しては最後は「居直」ってもいいよ!!
  
  全体とか、施設とかシステムに対して誠実であろうとするとことと、クライエントに誠実であることが矛盾するときはね。
  
  教師の僕が言えることは、クライエントと君自身に誠実であるべしということだよね。
  
  すみません、お久しぶりなのにグチってしまいまして。先生にメールで話させていただいたら切り替えられるかなぁと思いましてメールさせていただきました。
  研究室に是非、遊びにおいでよ。待ってます。
  
  :
  
  同志社福祉の去年春の卒業生のAKさん(女性)からのメールです。
  新人として、悩みながらでも少しずつがんばっている素敵な新人ワーカーさんの姿が分かるでしょう。
  後輩の皆さんもどうぞ、後に続いてください。
  頂いたメールに僕からもコメントのお返事をしてやり取りをしているのですが、ここでは最初のメールをご本人の了解を得てご紹介します。
  
   ご無沙汰しております。
   大学時代お世話になりましたAKです。
   だいぶ春めいてきましたが、小山先生変わらずお元気でしょうか。
  
   早いもので、就職して児相で働くようになってもう1年が過ぎようとしています。
   この1年は本当に毎日の忙しさに追われ、あっという間の日々でした。
   小山先生に何度か相談や報告をさせていただきたかったんですが、なかなか時間も取れずもう1年が過ぎてしまいました。。。
  
   大学時代は児相で働きたいという強い気持ちと意欲に燃えていましたが、実際働き出すと、本当に大変な仕事だと日々実感しています。
   学生時代、実習生としてA児相に行かせてもらっていましたが、当然のことですが、そのときCWの方がしている仕事を見ているのと、実際にケースに関わって自分が動くのとではあまりのギャップで、本当に戸惑い、悩んでばかりの毎日です。
   もう周りに甘えることもできず、一人で動くようになり、責任の重さに押しつぶされそうになることもしばしばです。
  
   昨年度の実習は、非行専任CWさんにつかせて頂いて、非行について学ぶことが主でしたが、実際の今の私の業務は虐待に関わることばかりです。地域柄なのでしょうか。うちのB児相全体を見ても非行ケースは多くありません。私は1市(人口5万人程度)を担当していますが、この1年で非行による警察の児童通告は一度だけでした。その代わり、虐待ケース、要支援家庭ケースはとても多いです。
  
   新卒で経験もない私が、私よりずっと年上の保護者等に関わることは私にとっても大きなストレスですし、相手方にとってもさぞ頼りない気持ちになっていることだろうと思います。ケースの親や関係機関と関わる上で、年が大きなネックになっていますが、それを言い訳にしてはいけないと思い、たくさん場数を踏んで成長していかなければと思っています。
   やっと最近は自分の年や経験を気にせず、、、とまではいきませんがなんとか普通に面接に臨めるようになってきました。こんな私でも少しずつ自信を持ってケースを眺めることができるようになってきました。
   幸い、職場の人間関係はとても良好で、本当に周りに支えられ、助けられの毎日です。
   でももう今週いっぱいで周りの頼りにしていた人達がたくさん異動になってしまうので来年度とても不安なのですが。。。
  
   何度も何度も「もういや!!!やめたい!!」と逃げ出したくなることもありましたが、なんとか1年持ち堪えそうです。。。(笑)
   何かと事件も多いですし、本当に慌しいですが、自分が頑張れるところまでは頑張ってみようと思っています。
   またお会いしてお話がしたいです。
  
  
  
    
      
        | 同志社大学社会福祉学科同志社大学社会福祉学会からの案内070929
 | 
    
  
  興味深い一日になると思います。同志社関係者以外の人も是非顔出してみてください。
  12/8です。