12月8日に、講師として、長野在住の全日本刀匠会賛助会員 町田一止さんを招いて開催しました。町田さんは、ストックアンドリムーバブルのラブレススタイルに疑問を持ち、独自のナイフ作りを指向しています。ステンレスのブレードに刃先部分をステンレス鋼を溶接して、日本刀のように粘りと切れ味を探求したり、ダマスカスを自分で打って独自の模様を表したりしてきました。最近では、日本の刃物の原点である日本刀の手法を模索しています。正倉院御物の刀子を再現することにもチャレンジしています。玉鋼を使って、土置きした本焼きで、研ぎも関の日本刀研ぎ師に委託しています。鞘の装飾は、彫金や螺鈿の技巧をこらして、すばらしい作品を作っています。
10月に出来たばかりの火床を使い、木炭を細かく割って横からブロアで空気を送り込みます。
まずは、材料の性質の勉強からです。火花試験での材料の見分け方、熱処理の仕方などを学びました。