ナイフメイキング(道具編)
ヤスリだけやバーキング、などとも違った関市独特のナイフづくりを紹介します。
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コンターマシン。どこでも共通だと思いますが、鋼材からブレードを切り出すための鋸です。
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穴あけ用のボール盤です。エンドミルをつけて、ナロータングのハンドルを削ったりもします。最近、ホームセンターでも小型のものを2万円以下で見かけますね。
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これが、関市独特のものです。レース台と言って、真ん中にモーターがあり、ベルトで減速して、1インチのシャフトを回します。両側には、ヤスリをつけたり、バフをつけたり、自由自在です。写真のものは、8万円くらいです。
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削っているところ。ゼットンホイールというものに、サンドペーパーをはめます。ゼットンホイールは、分割されたゴムで出来ていて、回転による遠心力でサンドペーパーを固定してくれます。
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ゼットンホイールの直径は、6インチと12インチ、幅は、1インチと2インチがあります。我々が一番使っているのは、1インチ幅で、2万円くらい。
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レース台を使って、刃付けもします。白いのがセラミック砥石。これで、刃先を両側とも軽く削ります。片側にバリがでるまでやります。
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バリを出したあと、皮で作ったバフに、研磨材を少量つけて、さらっと軽くなでます。バリがとれたら出来上がり。やりすぎは、刃先が丸くなってしまってダメ。
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ベルトサンダーです。テーパタングにするとき、フラットグラインドにするときに使います。