Bobby Jones & Nashville Super Choir
★感想★
Bobby Jones & New Life with The Nashville Super ChoirのCD《 Just Churchin' 》
を持っている。で、それを聴いた感想は「ブラック・コンテンポラリー・ゴスペル」
なんだー。で、WOW1999のライブビデオの中にも『What A Friend』のライブが入っていて
それを見る限りでもその感想は変わらなかった。
今までに見てきたゴスペルライブも「コンサート」ってカンジだったから、多分ノリノリの
ライブなんだろうなーと思っていた。
甘かった。そんな考えは。
ノリノリはノリノリだったんだけどねぇ。
れっきとした「GOSPEL LIVE」だったのである。知らなかったんだけど
このBobby JonesってDr.(神学博士号)の称号を持っているのである。だもんで
しっかりと通訳付きの“お説教付き”のライブだったのである。
ゴスペルの歴史を「歌」を交えながら話してくれて・・・。エラい「お勉強」になったわ。
GOSPELってゴスペルじゃなくてガスペルなんだね。発音。知らなかったー。
で、肝心のライブなんですが・・・。
まず最初に舞台装置。なんだか「パルテノン宮殿」みたいなカンジの装置だった・・・。
演奏はキーボード&ベース&ドラムのみ。
で、みんなゾロゾロと出てくるんだけど・・・。「うわーーーっ」ってカンジ。
まず体格。普通の人の3倍はありそうな人とかいて・・・。さすがっってカンジ(笑)。
更に衣装。男性はスーツ。なんかオシャレなダンディーって感じでGOOD!
で、女性なんだけど・・・。けっこうゴスペルのライブビデオとかは見てたんでその時から
「ホントにこんなん着るんかい」って衣装を皆着てるんだけど・・・。たとえば
昔の飲み屋のママみたいなスパンコールのバリバリの衣装とかホステスっぽい原色の
ボディコン(?)とか。でも、間の当たりにそれを見ちゃうと・・・(席は前から2列目だったの)。
うひゃ〜っっ!!!で、みんな10cmくらいのピンヒールはいてるしぃ(^_^;)
それだけで、もう、大興奮!状態のあたしであった(^_^;)
でね、リードとる女性が前に出てくるんだけど・・・。みんなシャウト系なんだよねぇ。
で、カオがね・・・。すんごいの。瞳孔まで開き状態っていうか・・・。目が落ちそうっていうか。
前にゴスペルの本読んでた時に「神に憑かれたようにシャウトする」って文章があったんだけど
その通り!いやー。カオだけでもド迫力なのに・・・。ステップ踏んで踊るわ。踊るわ。
もっとおかしかったのが、一番前の席の人もいっしょになってマネして踊ってて、それを見て
またリードとってる人がスカートふりふり踊るっつー。もう10cmヒールヒール折れるーっ
ってなイキオイ。ダンディーなオジサマもリードと取ると顔が変わってしまう・・・。
結局ライブの顔とパンフの写真のすました顔(普通の顔?)はゼンゼン印象が違うので
誰が誰やら???Bobby Jonesの紹介で「ああぁ、この人はこれか・・・」って判ったの。
で、当のBobby Jonesはっていうと・・・。なーんか「ペテン師」ってカンジでおかしかった。
でも、後でパンフみたら、なんと彼ってば63歳!みえないーーーっ。やっぱメチャ声は
いいわぁ。「包み込むような声」っていうのかなー。
日本語で「サイコー」って、しきりに叫んでたし(^_^)
で、更におかしかったのは通訳の人。なんかねー。通訳してるときにBobby Jonesと同じ口調で
同じ仕草で訳すんだもん。で、たまに訳が止まっちゃって・・・。で、Bobby Jonesがもう一回
言いなおしてたりとかして。ホントに訳あってんのか?ってカンジ。
で、彼は訳が終わったら次に呼ばれる時まで舞台袖に引っ込んでるんだけど・・・。
なんかね、プリプリ踊ってんのが見えるのよ。
横からチラチラと。で、しばらくしたら引っ込むんだけど・・・。また、舞台にはみ出す
イキオイで踊ってんの。
なーんでゴスペルライブでこんなん笑わなきゃいけないんだ?ってカンジだったよー。
っていうか、あたしが笑い上戸なだけなのかなぁ???
えーとね、音楽的にはホトンドが伝統的ゴスペルだったの。
パンフに曲リスト載ってたから、下記に書いときます。
『No Not One』と『Just A.Closer Walk with Thee』はアルバムの中にも入ってたから
わかった。『Amazing Grace』『Oh Happy Day』はあまりにも有名な曲なんで、これもわかる。
でも、その他はさっぱりじゃー。知ってたとしても全然アレンジとかちがったら、
わかんないんだもん、ゴスペルミュージックって。
あ、メドレーで『聖者の行進』入ってたなぁ・・・。そういやぁ。
賛美歌は、あたし、昔ちょっとだけ合唱やってたコトあったんで、懐かしかったー。
賛美歌って歌詞ホトンド同じだから、キチンと聞き取れる・・・。ふふっ。
『Oh Happy Day』では札幌のクワイアがステージに上がって大熱唱!!!
そこでBobby Jonesにマイクを差し出された茶髪ドレッド頭のお姉ちゃん(日本人です。念のため)
もクワイア顔負けにシャウトしてたし。またうまいんだなー。これが。
メンバーよりもずっと多い札幌のクワイアの人達でしたが・・・。ホント楽しそうだったよ!
あと、観客の黒人さんも舞台に上がってて、ハケる時にうれしそうにBobby Jonesと
話をしていた。なんか、故郷を思い出して嬉しかったのかなぁ・・・なんて思うとちょっとホロリ。
きっとコレを見て「あたしも歌いたい!」って人、また増えるんだろうなぁ・・・。
そして最後にね「隣の人と手を繋いでください」って全員横一列手を繋がされてねぇ・・・。
うん。いいライブだったよ。想像とはゼンゼン違ったけど。
ライブが終わってロビーに出たんだけど・・・。なんとそこではクワイアの皆が“手売り”で
グッズの販売をしているではないか!わはははっ。まさかBobby Jonesも?って思ったら、
彼はロビーのど真ん中でいろんな人とお話している・・・。アットホームすぎっ(^_^)
話してる人あり、HUG HUGされている人あり、商売に走っている人あり。
最後まで笑わせてくれたぜっ。
でもホントにアットホームなライブだったなぁ。
なーんか向こうの雰囲気をそのまんま持ってきてくれたカンジでGOOD!でしたっ。
10月5日まで公演やってるんで、見る機会がある方はぜひ行ってみてください!
●曲リスト●
Elijah Rock(Spiritual)
Life Up Your Heads On Ye Gates(Anthem)
I've Been Buked(Spiritual)(Anthem)
To The We Give Thanks On Lord
Fare Ye Well(Spiritual)
Just A.Closer Walk with Thee(Traditional Gospel)
Packing Up(Traditional Gospel)
Amazing Grace(Traditional Gospel)
No Not One(Moderate Gospel)
Old Ship of Zion(Acapella Traditional)
When the Saints Go Marching In(American Christian Medley)
Oh Happy Day(Traditional)
Someday(Contemporary)
What the World Needs Now
●参考資料●
Bobby Jones & Nashville Super Choir Jaoan Tour'99パンフレットより