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バンコクでは2003年頃よりISPや携帯通信事業者により無線LAN(Hotspot)が展開されてきている。また、ホテルなどでもHotspotサービスを始めているところもある。ここでは、タイのISPの一つKSCについて説明する。 KSCはバンコクのスターバックスやショッピングセンター、空港(ドンムアン、プーケットなど)などで大々的にHotspotを展開している。KSCのサイトに導入している場所がかいてあるので具体的にはそちらで最新情報を確認されたい。また、導入されている場所にはポスターなども貼られていることもある。 KSCのhotspotを利用するのはしごく簡単だ。導入されている店舗にプリペイドカードが売られている。スタバなどでは店員に言えばすぐにわかるだろう(売り切れの場合もある)。カードの種類は接続時間に応じて、下記の三種類。 ・1時間(150Baht) ・5時間(600Baht) ・15時間(1500Baht)
このカードにはスクラッチ式のカードと取説2枚が入っている。スクラッチカードにはUsernameとPasswordと有効期限が書かれている。ここで注意しなくてはいけないのは、店員はこのカードについて説明をきちんと受けていないようで、「有効期限はない」などと言うが、実際に購入した5時間分のカードには「初めてログインしてから3ヶ月、2004年12月31日まで」と有効期限の注意書きがあった。
また、KSCのサイトでも購入が可能である。タイの携帯通信会社第二位のDTACとも提携しており、DTACユーザは無料で使えるようだ(私はAISユーザーのため、試したことがない)。無線の規格は一般的な802.11b。なのでPCやPDAの無線LAN機能、またはLANカードで対応可能である。
では実際に使ってみよう。PCやPDAの電源を入れれば、無線LANをつかむ(機種によって、自動につかむモノや、手動で選ぶモノがあるので、それぞれの機種にあわせて電波をつかむ)。Hotspotの名前は「KSC hotspot」となっているだろう。アクティベートの方法はブラウザでKSCのサイトにアクセスしログインするのが基本であるが、SigmarionIIIではそのログイン画面にたどり着けなかった。そこで、任意のサイトへアクセスしようとすると、その画面が表示されずに、KSCのログインサイトが表示される。ここでスクラッチカードに書かれている Username と Password を入力すればアクティベートは完了する。これでネットブラウズやE-mailの送受信が可能となる。
購入したプリペイドカードの時間数はもちろん一気に使い切らなくてもいい。実際にsigmarionIIIとiPAQ2210で交互に使っても問題なく使えた。また、残時間はKSCのサイトで確認できる。接続速度はそのエリアのhotspot利用者数などによって左右されるであろうが、今までは非常に快適に使えている。バックボーンはADSLと思われる。タイはまだまだアナログ56kのナローバンドが主流であるため、このhotspotは非常に快適だ。私の自宅もアナログ回線のため、自宅から徒歩5、6分のところにあるスタバでhotspotを頻繁に利用している。また、KSCのhotspotを導入している場所や店舗であれば、どこでも使用可能である。毎回、ログインする必要があるので、始めに買ったスクラッチカードはなくさない方がいいだろう。またPasswordはKSCのサイトで変更することが可能である。使っていて一点気になったことは、無線LAN接続をいったん切ったあとに、再度接続する際、ログイン画面が表示される場合と、表示されずにそのままつながる場合があることだ。たいていは前者だが、時たま後者も発生する。この場合、サーバー側で「累積使用接続時間」がどのようにカウントされているのか若干の不安が残る。また、WEPキーの設定がないことも不安の一つである。 以上のように、バンコクのhotspotの利用は非常に簡単である。旅行者にも高い敷居ではないし、日本でhotspotを利用している人にはなんら問題なく使えるであろう。一方でコストはまだまだ高い。バンコクの町中にあふれているネットカフェは安いところで1分1Bahtというところもある。GSM携帯を持っていればAISのGPRS接続も現在1分1Bahtである。利用者が増えれば今後コストダウンもありえるかもしれない。しかし、バンコクではノートPCはまだまだ高嶺の花である。安いノートPCでも大卒初任給(事務系)の5倍の値段はする。スタバなどで時々ノートPCでhotspotを利用しているタイ人を見かけるが、そのほとんどが「金持ち」と考えて良い。ノートPCを持っていたり、hotspotを利用することは一種の「ステイタス」なのである。 [2004年7月現在] その他のhotspot情報、ご意見、ご質問はこちらまで。 |