ピンボールの世界

                              
Written by Kei Nakahara


ピンボールの奥深さについて
ピンボールのハイスコアを叩き出すには、技術だけが必要なのではない。ある一定のレベルの技術を越えたら、そこからは、精神面の勝負となる。

ピンボールの1ゲームの間には、何十回、何百回と、ボールをフリッパーでヒットし続ける。その一ヒット、一ヒットを確実に、狙ったところに当てることがハイスコアの要件である。

そのためには、一ヒット、一ヒット毎に集中力というものが求められる。
それは、短時間の集中ではなく、1ゲーム中、絶え間なく緩急を持って弾き飛ぶボールを追い続けるというハードな闘いだ。どれだけボールの動きに集中できるかで勝負が決まる。

心を研ぎ澄ませ、次のボールの動きを予測し、どのターゲットを狙うべきか瞬時に判断し、指先に神経を集中してボールをターゲットに叩き込む。
それを何十分と繰り返す。真剣にゲームをすれば、ゲームエンドとなったときに、呼吸が乱れ、肩で息をするぐらいに体力を消耗し、疲れきる。

集中力を持続することがプレイヤーには求められる。心の乱れがあれば、それはスコアに反映される。

決して、技だけがあれぱよい訳ではなく、心と技が一体となって初めて、ハイスコアが叩きだせるのである。

ピンボールの世界は武芸の道と同じように奥深い。











ピンボールは人類の生み出した最上級の娯楽機械にして、光彩陸離たる芸術品です

その魅力は奥深く、容易に語り尽くすことはできませんが

今後このページでその魅力の一端でもご紹介できればと思います








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