【7月19日(月)】


 午前5時までMAG TIMEで翻訳やって帰宅。6時からコパ・アメリカ決勝。あまりにも予想通りの結果でした。ブラジルの守備はW杯のときよりよほど安定しているのでは。ロナウジーニョの出る幕がなかったのは残念。1−0のあと、レフリーがきっちりイエローカード出してブラジルが十人になってれば、もうちょっと面白かったかも。しかし決勝の相手がウルグアイではなあ。

 10時過ぎに寝て夕方起きる。翻訳モードなので、ジャンデール〜MAG TIMEとまわり、ひたすらキーボードをたたく。




【7月20日(火)】


 ひきつづきジョナサンに移動。あとだまグループ自動巡回ソフトがほしい今日この頃。mamimiをちゃんと設定すればいいんだろうか。情報求む。

 さらにミストラルに移動して昼まで仕事。タイプ原稿で50ページまで終了。まる一日で35ページかたづいたんで、このペースなら楽勝――という考えは当然あまい。
 今やってるのは(というか昨日からはじめたのは)タイプ原稿でだいたい800ページの長編(グレッグ・ベアの新作、Darwin's Radio)で、日本語だと約1300枚。これをあと40日で翻訳しなきゃいけないとすると、一日20ページ平均か。『ドゥームズデイ・ブック』のときよりは多少ましかも。しかしなあ。

家に帰って、寝床で本を読む。ノンノベルの釣巻礼公は『制御不能』の続編だったんですね。まさかあれにつづきがあるとは。びっくり。今度は最初からSFかも。講談社ノベルスの霧舎巧もずっと読んでいるんだがなかなか終わらない。
 金曜日はSFインターセクションで朝松健インタビューなので、先週から未読消化も続行中。『崑央の女王』とか『肝盗村』とか。

 スザク・ゲームズからの電話で10時ごろ起こされる。なぜかいつも間が悪いときにかかってくるんだよなあ。メールのやりとりですむ場合はメールですませてほしいなり。だいたい祝日の夜に仕事の電話は受けたくないぞ。

 目が覚めてしまったのでさらに本を読み、腹が減ったのでピザハットに電話。うちにはなぜかスター・ウォーズセットのチラシが入ってなかったので、妹尾ゆふ子さんの情報提供をもとに、ボトルキャップつきペプシがあるかどうかたずねると、まだありますってことなので、スター・ウォーズセットを注文。ダース・モール柄のピザ箱が爆笑。これはやっぱり一個は持ってなきゃダメでしょう。オマケのジグソーパズルは謎。
 アメリカのピザハットはKFC、タコベルと共同で、もっといいEP1おもちゃを配ってるのに。TVCMもやってるのに。
 しかしもはやペプシのボトルキャップを確実に入手できるのはピザハットだけなので貴重かもしれない。
 土曜日にさいとうよしこがローソンで買ったワンケース(24本)で、28種類までそろったから、残りは12種類。東洋大SF研の掲示板見ると、田中嬢がトレードリストを載せてるので速攻で申し込み、3対3交換が成立(飯野文彦氏からもトレードリストがメールで届いてるんだけど、出せるものがありませんでした)。これで残りは9種類(スペシャルのぞく)。




【7月21日(水)】


 午前6時起床。ロッテリア→ミストラルと移動して仕事。夕方、眠くなったんで帰ろうと思ったら大雨が降ってきたのでさらに仕事をつづける。ベアは70ページまで。あと700ページ。先は長い。




【7月22日(木)】


 4時ごろ目が覚める。アスキーの原稿のために東芝サポート問題関連サイトの、まだ見てなかったところをチェック。本家は閉鎖とか。
 ジョナサン→ミストラルで夕方まで仕事。今日は雨になる前に帰宅。86ページまで。このペースをどこまで維持できるか。8月はどこかで一週間ぐらい自主缶詰かな。

 午後6時に寝て11時に起きる。仕事の読書。




【7月23日(金)】


 夜中に3時間ぐらい寝て5時に起き、ロイヤルホスト→ロッテリア→ミストラル。ひさびさに真夏の暑さ。今日は夕立もなさそうな感じの快晴。

 2時半、早川書房。編集部はクーラーが壊れて、伝説の旧社屋時代を彷彿とさせる暑さ。残念ながら、水を張ったバケツに足をつっこんでいる編集者はいませんでした。

 3時からクリスティで朝松健インタビュー。SFマガジン掲載の連作をまとめたハヤカワ文庫JA『邪神帝国』刊行記念ってことで、クトゥールーの話が中心。たまたま来社していた藤原ヨウコウ氏(『邪神帝国』装幀担当。めちゃめちゃかっこよくて、JAには見えない(笑))も同席。藤原さんとは初対面なんですが、京都の人とは知りませんでした。

 朝松夫人、塩澤編集長、編集担当の阿部さんも交えて2時間ほどしゃべって夕方解散。まっすぐ西葛西にもどり、さらに仕事。105ページまで。

 家に帰り、祥伝社文庫書き下ろしの新刊、柴田よしき『ゆび』、近藤史恵『カナリヤは眠れない』を読む。『ゆび』は空中に出現した「指」のいたずらがエスカレートしてゆくスーパーナチュラルホラー。あいかわらず小説はうまいんだけど、(設定をべつにすれば)そつなくまとまりすぎて規格品の印象が強い。こういう無茶な話をふつうのエンターテインメントっぽくしたててしまえる豪腕を評価すべきなのか。
 この種のホラー書き下ろし長編が継続するなら、祥伝社文庫版《異形招待席》になるかも。ホラーアンソロジーが売れてるから次は書き下ろし長編を――っていう発想はいっしょか。
 近藤さんのほうは、整体師が探偵役をつとめるサスペンス(?)。たしかいままで四六判しか書いてないし、一部に熱烈なファンのいる寡作な作家ってイメージだったから、いきなり文庫書き下ろしはびっくり。近藤作品としては一般性に配慮した社会派っぽい設定なんだけど、事件と関係ない日常描写がじつにいい感じ。


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