【12月28日(日)】

 1時起床。タクシーに乗り東京ビッグサイト。道はがらがらなので10分少々で到着。とりあえず東ホール。甲影会のブースに寄って、別冊シャレードの麻耶雄嵩特集号を受けとり、ミステリ系同人誌をざっと見て回る。なんか猫丸先輩本が増えてますね。
 メルカトルシスターズの麻耶本新刊と、毎度おなじみ貞ラブこと法月貞雄ラブリー友の会の新刊、『まいっちんぐアビコ先生』と『筋肉mori森博嗣』をゲット。をを、貞ラブはホームページがオープンしたらしい。高槻きく丸さんと羅東きりんさんのの2人ユニットですが、ページ更新担当は羅東さんみたいっす。
 しかし『輝け綸太郎』と『我孫子&法月はいいねぇ 京大ミス研の産みだした新本格の極みだよ』の二冊は持ってないのだった。あ、『法月にかわっておしおきよ』『法月の光は愛のメッセージ』も持ってないぞ。在庫はないみたいですが、増刷してほしいかも。
 風虎日記のみのうらさんからもメールもらってたんで挨拶に寄ってお菓子をもらい、主に凶悪な話をする。PC VANというか、Biglobeのシグで出してる小説同人誌をいただく。ありがとうございました。ってまだ読んでなくてすまんす。
 島田倉庫前で3時に小浜夫妻と待ち合わせだったがあらわれず(起きたら3時半だったらしい)、タニグチリウイチ氏と合流。福井健太、千街晶之、鷹城宏、広沢吉泰、溝畑康史、高橋MAKIほかミステリな人々とコルドンブルーに流れてカレー。
 森博嗣・佐々木スバル夫妻は、今回も講談社の担当者K氏と巡回してたらしいけど、遭遇せずじまいでした。ちなみにK氏はプリプラ担当者でもあるんですが、プリプラページの存在は知らなかった模様。でも福井健太が伝達してしまったそうです。

 5時過ぎ、ぞろぞろとゆりかもめに乗って新橋。「絶対運命黙示録」を歌いにセガカラ方面に向かうアニカラ者と別れて、ひとり高田馬場へ。幻想文学杯カラオケチャンピオンベルト争奪戦の案内ファックスが来てたんで、そっちのぞいて忘年会……のつもりだったんだけど、会場のボックスに着いてみると、幻想文学勢は東雅夫編集長と倉坂鬼一郎氏だけ。SF組が合流しないと、ふたりでチャンピオンベルトを奪い合うことになっていたらしい(笑)。
 結局、小浜、三村、大森にあとから柳下毅一郎が参加して、幻想文学コンビの戦いを見学。いや、Wキイチロウのデュエットとか、珍しいアトラクションもあったからよかったすけど。
 東さんはglobeと柳ヶ瀬ブルースとか、新旧両刀使い。倉坂氏もUAとか平成の歌を仕入れてたようですが、やはりチャンピオンを倒すには至らず、東さんが王座を防衛。
 セガカラ組から、福井健太とさいとうよしこが合流したところでカラオケをいったん閉めて居酒屋に流れ、最後は小浜夫妻。柳下、大森、さいとうの5人で西葛西。最終的にセガカラのボックスに落ち着いて、「絶対運命」「バーチャルスター発生学」を歌ってから、テンペストのロチェスタードラフトを午前5時まで。
 なか卯でうどん食ってからぞろぞろ別宅へ歩き、サルのように「MOON」をプレイする三村美衣を残して家に帰って寝る。


【12月29日(月)】

 1時半、柳下からの電話で起床。コミケ二日目に出撃……の予定だったが、立ち上がる気力が全然起きない。5分間悩んだあげく、あきらめて夜9時まで寝る意気地なし。
 残り四人は元気にタクシーで出撃し、あやしいものを買い込んでた模様。


【12月30日(火)】

 MAG TIME→ロイヤルホストとまわって朝まで仕事。帰ってきてネットにつないでたら「こどちゃ」がはじまったので見る。メカ小春さんはすごすぎ。赤と青だし。途中ワンカット、「みすてないでデイジー」な絵が入ったのは、やっぱりマッド・サイエンティスト物だったから? 羽山父おそるべし。
 いったん寝てから、夕方5時起床。新宿の居酒屋でやってる、アニメ系PATIOの忘年会に顔を出す。主催者の小黒くんと声優博士、堺三保のほかは初対面な人ばかり。ザンボット本出した氷川竜介氏とか。會川昇氏の実物もはじめて見ましたが、いや爆発的ですね。そこまで飛ばすか。聞いてるぶんにはめちゃめちゃ面白いんだけどさ。
 サントラのえらいひと、早川優氏は、じつはSFマガジンコンプリート(ただしHi!をのぞく)っていう立派なSFおたく。なぜかスタージョンとかウィリアム・テンとかの話をしてしまう(笑)
 一軒めの終わりから、三軒めの途中までつきあってから、帰って仕事。


【12月31日(水)】

 夕方起きてマイルストンで2時間働き、8時に仕事場に行って、紅白見ながら、さいとうの年賀状作成作業を応援する(笑)。TM Revolutionは紅白向きかも。しかしWhite BreathとWhite Loveで始まるってのは、ありがちなカラオケボックスみたい。

 10時過ぎに家を出て、BOX東中野の年越しオールナイトに出撃。映画秘宝ベストテン発表と、ガース柳下×ウェイン町山のナマ漫才……といっても国際電話経由ですが。銀幕上で回転するマチヤマ頭はけっこうシュールだったかも。
 しかし、この日いちばんすごかったのは、根本敬監督の奥崎主演映画(?)のさわり上映。いやもう筆舌に尽くしがたいすごさ。「ゆきゆきて神軍」なんかメじゃないっていうか、You ain't seen nothign of OKUZAKI yetって感じ。77歳7カ月にして、ディルドーでアナルを責められつつ、中年男相手に口内発射できるとわ。あんまりすごすぎてAVの域を越えてしまい、劇場公開の道を模索してるようですが、コミケで売ったら制作費は回収できるんじゃないでしょうか。コレ見ただけでも2500円払う価値はあるね。オレは払ってないです。もうしわけない。
 期待していた「ねじ式」特報は、浅野忠信が腕を押さえて海辺を歩いてるスナップ写真(笑)が一枚だけ。素材が全然ないらしい。宣伝担当もいないらしい。まあ映画秘宝オリジナルのここでしか見られない「特報」なので、文句を言っては罰があたるらしい。
 つづいては、映画秘宝オールタイムベスト6位にランクインした「恐怖奇形人間」。小池朝雄の女装が色っぽい。98年最初に見る映画としてはベストの選択でしょう。HANA-BIと二本立てでやってほしい作品。しかしこういうの見ちゃうと、「人間椅子」一本で長編映画一本撮るなんておこがましいという事実がよくわかるのだった。こっちは「パノラマ島綺譚」ベースに「人間椅子」から「屋根裏の散歩者」から、乱歩てんこ盛りだもん。途中でいきなり主役が交代し、視点が変わったまま戻らない構成も斬新。場内を満員にした若者たちにも土方巽の踊りはバカウケ。これからは暗黒舞踏でしょう。しかしなぜ馬頭観音。
 中野貴雄&河崎実のトーク(アジアバカ特撮ビデオクリップ集)が終わったところで、柳下夫妻ほかと抜けだし、オールナイト興業の総武線に乗って新宿。ぶらぶら歩いて花園神社に初詣。長い列ができてるわりに屋台が少なくてだめな感じ。それでもたこ焼きとラーメンとおでんを食べ、通常始発で朝帰り。


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