【2月7日(金)】

 夕方まで死んだように眠りつづける。FF疲れがまだとれない(笑) FCFGAMEMのFF会議室はあいからず怒濤の勢いで爆発的に発言が増え、ネタバレをめぐって紛糾したり、真のエンディングをめぐって妄想をひろげたりでもうたいへん。ゲームなんだからさ、ただの。
 エヴァみたいに明白な作家性によってつくられている作品ならともかく、FFについてストーリーレベル、設定レベルで深く突っ込むのはむなしい気がする。みんなそんなにエアリスが好きか。おれはどうせティファだけどさ(笑)。


【2月8日(土)】

 うだうだチャットしてたら寝られなくなり、コンプティークのときめきパソコンライフの原稿をやっつけて、徹夜でMTGメーリングリストのオフ@荏原。9時半集合はあんまりだよなあ。
 午前中はミラージュスターター×2個のシールドデッキ・トーナメント。チケット制で、最初に6枚もらったチケットを1デュエルにつき1枚賭けて適当な参加者と戦い、最終的にたくさんチケットを集めた人が勝ち、というシステム。スターターの引きが最低でろくなクリーチャーがいなかったけど、そのかわりKaervek's Torchが2枚。マナさえ貯まればこれだけで勝てるぜ、と思ったけど、クリーチャーがいないと防御が弱すぎ。墓入らずのゾンビと吸血鬼のコンボ(毎ターン、ゾンビをサクリファイスして吸血鬼に+1/+1カウンターを載せる)を決められては勝てません。MLでは有名人らしいキースさんと戦って1勝2敗のほか、トータル3勝4敗でチケットが5枚になったところで午後のタイプIIトーナメントに突入する。
 一回戦の相手は完全クリーチャーレスの赤白バーン(白でクリーチャー除去して赤は本体に打つ)。第一デュエルは、Howling Mine3枚にマナフレア出されてもうダメかと思いましたが、Lake of the DeadとDark Ritualを使った渾身のDrain Life一発で逆転勝ち。残り2本もその勢いで連勝。トリスケリオン一体を神の怒りで流すんだけど、本体にロケットパンチ3発打ってから次のターンに動く死体で復活させ、ふたたび神の怒り出されたら、また3発打って次のターンに新しいトリスケリオンを召喚(笑) 相手の人がすごくかわいそうでした。
 二回戦は赤緑アーニーバーンだったっけ。ランド事故気味だったので、これもスピード勝ちで3連勝と順調な滑り出し。しかし、三回戦は赤青カウンターバーンにあたり、1勝2敗でマッチを落とす。やっぱカウンター入りのデッキには弱いっす。
 2勝1敗で迎えた四回戦の相手は、奧野くん@中大。彼のデッキはなんと大森デッキとそっくり。メインボードに入ってるカードの種類は完全におなじ。枚数に若干の違いがあるものの(向こうは動く死体が4枚にLakeが3枚)、こりゃもう同一デッキ対決と言ってもいいでしょう。しかし敵のサイドボードにはAshes to Ashesが2枚。黒対策で負けてる感じ。よく考えると、このデッキ相手ではHippieを抜かないといけなかったんだよな、と気がついたのは2戦めが終わってから。けっきょくAnimate Deadの引きに負けて1勝2敗でマッチ連敗。
 五回戦、六回戦は連勝したものの、またしてもマッチ4勝2敗。デュエル単位では13勝5敗で、マッチ5勝組の人を上回ってたんだけどなあ。デュエルで13勝してるのにマッチが4勝ってのは、やっぱりここ一番ってときの勝負に弱いわけである。
 総合成績は、70人ぐらい参加した中の7位で一応入賞。賞品にもらったミラージュのブースターは、はじめて引いたドレッドノートが入ってたのでまあよしとしよう。


【2月9日(日)】

 泣きながら8時に起きてコンプティーク用の写真をQV10で撮影、さあ送ろうと思ったらカメラからの転送がうまくいかない。時間がないのでとりあえずWWW上にある写真のURLだけを書いたメールをNIFTY-Serveから送って(というか送ったつもりになって)、渋谷のDCIで開かれるミラージュ&ヴィジョンズのシールドトーナメントに出かけた。
 ……のだが、電車の中でパソコンを開いてみると、NifTermがまだ接続状態になっている。Terminalを見たらログインに失敗してメールが送れてないんでやんの。やれやれ。しょうがないので星野師範代に頼んでDCIのオフィスの人からモジュラーケーブルを借り、近所のISDN公衆電話から昼休みにメール送り直したりしてなにやってんだか。やっぱケーブル重要。DCIの人にはお世話になりました。どうもすいません<(_ _)>

 さて、トーナメントはミラージュのスターター1個とヴィジョンズのブースター2個を使ったシールド戦。あいかわらずクリーチャーの引きはよくない。主力がDirtwater Wraithとヴィジョンズのイボイノシシだもんなあ(どっちも沼渡り)。フライングはけっこういるんだけど、パワーが4以上のクリーチャーはゼロ。直接攻撃呪文もゼロ(笑) そのかわり除去呪文は豊富だったので、敵クリーチャーをかたっぱしから殺しつつ、軽量フライングと沼渡りでたたく戦略を採用する。序盤に削りきれないと負けですね。Kaervek's TorchはCoersion(相手の手札を見てから一枚選んで捨てさせるヴィジョンズの黒のソーサリー。日本語訳は「強要」だっけ。わりと強い)で抜こうという作戦。ライフ回復はJuju Bubbleだけっす(笑)
 一回戦、二回戦はどちらも楽勝な展開で、このデッキ意外と強いかも、と思ったら甘かった。3回戦は鶴田名人と当たってしまい、一本目はランド事故に乗じてとったものの、二本めをプレイミスで落とし(やっぱカードに慣れてないとだめっす。Juju Bubbleのアップキープ忘れて自分で壊したり、フライングクリーチャーにRockslide打とうとしたり)、けっきょく1勝2敗でマッチを落とす。キメラに合体されてセラ天なアーティファクトクリーチャーが出てきちゃうと勝てないよね、ふつう。
 最終成績はマッチ3勝3敗。弱い相手に勝ち、強い相手にはぜんぶ負けるという順当すぎる結果。デュエルではまたしても11勝7敗と、1本差マッチに弱い体質が露呈してしまう。
 きちんとサイドボーディングしてればとれたはずのマッチもあったんだけどなあ。ちなみにわたしのデッキは黒緑がメインで赤がサブ(ほぼクリーチャー除去呪文のみ)。強かったのはVisionsの緑のレアのRowen(二番刈り)。緑緑2で出るエンチャントで、引いたカードを相手に見せ、それが基本地形だったらもう一枚追加ドローができるってやつ。三色のシールドデッキではランド比率が四割越えるので(大森デッキだと40枚中17枚が基本地形)、これは強いっす。自分だけハウリングマイン状態だもんなあ。あとは星野師範代に言われるまでサイドボードにまわしていたSpider Climb。+0/+3修整をつけてフライングをブロック可能にするエンチャントクリーチャー。Wall of Rootsにつけると防御は万全でどんな巨大クリーチャーもこわくない。なのになぜデッキに入れないかな>おれ(笑)。これがあれば合体キメラもへっちゃらだったのに。除去呪文が足りてると思ったのが甘かった。あとタフネス1のフライングクリーチャーはヴィジョンズのチャーム一発で殺されるのでだめだめな感じ。砂嵐もあるし。タフネス重要でした。
 それにしても2回戦で出てきたタニーワには驚いた。7/7トランプルはだめでしょう、ふつう。あと凶悪だったのは、最終戦で決められたStampeding Wildebeest(暴走するヌー)とWall of Rootsのコンボ。ヌーは緑緑2で出る5/4トランプルの超凶悪なクリーチャーなんだけど、アップキープに自分がコントロールする緑クリーチャー一体を手札にもどさないといけない。しかしRootがあると、3ターンめにRootから1マナ出して召喚して、次のターンのアップキープでRootを手にもどしてヌーで攻撃、Rootを出すというめちゃめちゃ強いコンボが成立する。ランド事故った(Rock Tar Pitマリガンだった)せいもあって、こいつに4回殴られて7ターンで終わりました。やれやれ。

 終了後は東北大OBな人々とラケルで夕食。Visionsがらみのコンボをいろいろ考える。DCIで追加5パック買ったら、話題の黒チューター(2ライフ払うとライブラリからなんでも好きなカードを持ってこられる)が出たので、Thawing Glaciersを入れて平地を1枚だけ入れる黒緑デッキを立案。相手のターンエンドにGlaciersで平地を引き、魔力の櫃使ってトリスケリオンかアーナムジン呼んで、Infernal Harvestで相手クリーチャーを一掃、沼が手札にもどってきたところでハルマゲドン。沼出してマナクリーチャーの緑マナと黒マナでSummer Bloom使ってランドを一気に3枚出し。次のターンのアップキープで櫃をアンタップしてアーニーもう一体、とか。2マナ残して相手にランドをプレイさせない呪文を使う手もあるな。ってそれは赤だ。Solfataraだっけ。
 まあこれは典型的机上の空論コンボですが、大型黒クリーチャーのかわりにDragon Mask入れて、6/6のトリスケリオンで攻撃して3発打ったあと手札にもどすコンボも強力。これを主力にするならテトラバスも入るね。
 竜仮面は、タップすると+2/+2修整を任意のクリーチャーにつけられるアーティファクトなんだけど、そのクリーチャーはターン終了後、オーナーの手札にもどる。ただ、ターン終了後まで生き残ってないといけないので、Shallow Graveとの併用ができないのが惜しい。しかしリアニメートデッキで使うとすげえ強そう。Dance of the DeadがタイプII落ちしたかわり、ヴィジョンズではネクロマンシーが入ってきたし。白のMiraculous Recoveryもあるし。の墓場はクリーチャーのプールって感じですね。ミラージュの黒チャームがいやすぎですが。
 Vision Charmを使った青単Drain Lifeデッキっていうのも奇襲としてはすごくいやかも。ライブラリ破壊デッキとかパーミッションデッキと思わせておいて、マナが貯まったところでいきなりチャームを使い、「島はぜんぶ沼になります」といってぜんぶタップして生命吸収。これは効くでしょう。Force of Willを温存しておけば、レスポンスしてインスタンドの×ダメージ打たれても耐えるし。ふだんはライブラリ破壊にも、冬の宝珠とかネビニラルの円盤を守るのにも使えてすごくお得>ビジョン・チャーム。チャーム&円盤デッキとかチャーム&Stasisデッキありかも。ディスク発動→パーマネントはみんなフェイズアウト→次のターンにぜんぶもどってくる青白デッキとか。
 でもやっぱり赤緑でしょ。緑はCoP:Red対策のチャーム4枚だけ。あとはLightning CloudにBoltとIncinerate4枚ずつ、クリーチャーはSandstalker4体で、残りはFlareとかXダメージ呪文各種。サイドボードにアーニーくん4枚&Relentless Attackもあり。アーニー呼んでおいてからSandstalkerと一緒に攻撃して、ノーダメージで通ったら、じゃあもう一回、みたいな。チャーム4枚だけでCoP:Red対策ができちゃうとこがポイントですね。Sandstalkerなら支配魔法こわくないし。


【2月10日(月)】

 一段落したのでだらだら仕事。リチャード・レイモンを再開する。菱見ゆり子のエッセイとか、ソニー・ピクチャーズのドキュメント『ヒット&ラン』とか読む。後者は翻訳がひどすぎ。フラッシュダンスの主題歌を歌って大ヒットさせたイレーヌ・カラってだれだよそれは(笑) 一応発売元キネ旬なんだから、固有名詞表記のこの最低ぶりはなんとかすべきだったのでわ。


【2月11日(火)】

 Visionsの箱届きました電話を受けて寺島・五十嵐邸を訪問。さすがに20ボックス入りの段ボールは迫力ありますわな。自分の分の1ボックスをかたっぱしから開封。Blanket of Nightを一枚しか引かなかったことをべつにすればまあまあですか。あと10枚くらいでコンプリートな感じ。しかしどうせレアは50種類ぐらいなのでこんなもんでしょう。
 五十嵐さんも帰ってきたので、未開封分を使ってロチェスタードラフト。ロサンジェルス大会に向けてロチェスター修行を積んでいる五十嵐さんはさすがに強い。止めるべきカードをきちんと止めつつ、青黒フライングクリーチャーなデッキがドラフト終了と同時にしっかり完成している。Lightning Cloudを引いちゃったから赤緑で押したけど、全然だめですね。寺島4色デッキにはかろうじて勝つけど、五十嵐デッキ相手ではぼろぼろ。ああ、勝っていればUndiscovered Paradiseがもう一枚増えたのに(;_;)
 とまあ、いろいろVisionsのコンボを考えたりしてるわけですが、次のパリ予選は去年の11月のタイプIIレギュレーションなんですね。黒単ネクロと青白チューター全盛、みたいな。ズーランオーブ+ハルマゲドンとかズーランバランスとか。ズーランネクロストームバインドバランスがいちばん凶悪か。土地をライフに変え(ズーラン)、ライフを手札に変え(ネクロポテンス)、手札をダメージに変え(ストームバインド)、手札も土地もなくなったところでバランス。だめすぎ。いまからこういうダメなデッキを考える気は全然しないよな。
 まあ一枚制限カードはだいたい持ってるし、ネクロも2枚くらいはあったはずだから、真似っこデッキならすぐつくれるんですけど。それとも青白Winter Orb + Icy Manupilatorデッキを復活させるんだろうか。そこにReality Ripple入れたりとか。青黒もありかな。

 二時ぐらいまでうだうだして、お寿司とかごちそうになって帰宅。





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