【1月7日(火)〜10日(金)】

 西葛西から一歩も出ずにずっとビル・ゲイツ仕事。第二版の主な変更点は「情報ハイウェイ」という言葉の駆逐だったり(笑) インターネットもしくは広帯域幅インタラクティヴ・ネットワークに置き換えられて、この2年間のインターネット関連ビジネスに関する記述が大幅に追加されている。まともすぎてバカにされがちな本ですが、包括的である点と、最新情報まで網羅されてる点、立場が一貫している点(あたりまえだけど(笑))で、個人的にはけっこうポイントが高い――というか、勉強にはなるね。
 といってもここ一年くらいは、パソコン/インターネット関連最新テクノロジーに対する関心がやや衰えているので(ふと気がつくと、インターネットウォッチ、PCウォッチの未読が1ヶ月以上たまってたりする)ふーんって感じですが。

 金曜日は一回目の締切をパスした(^^;) ソニーコンピュータエンターテインメントLove&PlayStationのWWWページ原稿の第一回。「たこあしコンセプト」という謎なタイトルで、月イチ連載。その月のハマりものについて書くという、昔ヤングチャンピオンで書いてたコラムのパターン。どうせWWWなら枚数制限なんかないよな、と思うといいかげんにずらずら書いてしまう(笑) むしろ関連ページのURLリストにするほうが役に立つかも。って一回目はギャザな話なので、関連サイトをチェックしてまわるほうがはるかに大変だったり。自分の掲載ページはまだ見てないんだけど、企業系WWWページには珍しくコラム雑誌風のつくりなので、サブカル系、ゲーム系の人には面白いかも。しかしフレーム多用グラフィックばりばりなのでトップページからだとえらく重たいのが難点。大森原稿だけ立ち読みしてみようっていう奇特なひとはhttp://www.scei.co.jp/lp2/concept/concept.htmlを直接たたいてね。

 そういえばSo-netでSFページを立ち上げるとかいう話もあるらしい。技術者ひとりと月給出してくれるんなら本格的なオンラインSF誌を編集するんだけどな。タイトルはやっぱりWWW‐SF。ってニューウェーブの時代からワールドワイドウェブの時代へ、ってのは無理があるか(笑) SFマガジンでやってるインタビューの一部をリアルオーディオで流すとか、オンラインSFクイズとか、データアーカイブとか、いろいろネタはあるんですが。

 寒いので敬遠していた仕事場に行って、二ヶ月ぐらい前にうちの看板デザイナー、吉永和哉@Wonder Workz。からメールで受けとってたデータをMacに移してやっと開き(うっかりNiftermで受けちゃったので、TP535ではどうしようもなかったのである)、看板の掛け替え作業。ついでに、K&T Software様提供の無料レンタル掲示板サービスを使って、新しい伝言板をオープンしました。
 これは冬樹蛉氏に某patioで教わった「たまごっち」ページを見にいったら、そこにあったたまごっち伝言板がなかなかよくできてて、こりゃいいなと思って提供元のK&Tのページを見にいき、無料で貸し出しますと書いてあったのでさっそく申し込んだというわけで。
 伝言板三代目にしてようやく新しい発言が上に来るようになった(笑) よくわかんなくてきちんと設定してないんですが、htmlタグを許可する(改行コードは無視する)設定になってるみたい。使い方は見ればわかると思いますが、懇切丁寧なマニュアルが京極作品映像化委員会の謎の書込寺に出てるので、不安な人はそれを参考にしてね。


【1月11日(土)】

 2時ハイパーアリーナ集合。の司令が下ってたんだけど、菅原健@郵政省の「ハイパーアリーナの場所がわかんないよ」電話で目を覚ましたのが2時ジャスト(笑) 朝10時までホラー大賞の原稿読んだりでうだうだしてたのが悪かったか。
 あわてて飛び起きてカードの山を詰めた袋を持って新宿3丁目。新年につくったクリーチャーレスの赤白魔力のとげ・大地の刃デッキはやはりアイデア倒れだったかも。
 マゲドン3枚、ジン4枚になったのでつくってみたアーニゲドン&シーカーなデッキは、ヒマそうにデュエルを見物してた知らない人との対戦で試してみたところ1勝2敗。相手もまったくおなじアーニゲドンだったので、ほとんどカードの引き合いですね。2ターン目にアーニー出してよしよしと思ったら剣鋤されて、3ターン目に向こうからアーニーが出てきて、しまったこっちの手札には剣鋤が来てないぞ、とか。相手の人は極楽鳥4枚に真鍮の都4枚という、総合価格で圧倒的にこちらを上回るデッキだったので、まあこの対戦成績は順当でしょう。北風増やすか、こっちは極楽鳥はずしてハリケーン入れるか、マナ鳥対策しないとね。真鍮の都が出たら即ゲドンとか。
 5時ぐらいから、柳下・三村・大森・菅原・奧野の五人でミラージュブースタードラフト。最初のレアがマロで大笑い。2パック目がハリネズミ(Brushwagg)、3パック目もAfiya Groveだったので、必然的に(?)緑白。中軽量クリーチャー大量投入して総当たり戦の結果はマッチで3勝1分け。デュエルでは6勝1敗1分けで優勝。奧野くんが二位で菅原・三村が同点3位。無理やりなワニデッキを組んだ柳下は、最後に大森から一勝しただけに終わり最下位という成績。というわけで、大森の仲間うちブースタードラフト連勝記録はまだつづいているのだった。マッチ無敗。最下位の柳下からはWaiting in the Weedsを抜いたので、持ってなかったミラージュの緑レアが一気に四枚も増えてしめしめ。マロはアーニゲドンデッキに入るかも。Agiya Groveも使えるね。


【1月12日(日)〜13日(月)】

 ビル・ゲイツ仕事と雑文原稿。ざべの連載のβ版を編集部と水玉さんに送り、講談社クロニックのキングとギブスンの項目をとりあえずファックス。
 あとはホラー大賞二次の原稿読みとか。さいとう姉妹と三人で食べ放題のしゃぶしゃぶに行ったのは日曜の夜か。


【1月14日(火)】

 きのう、星野師範代に電話していろいろ話を聞いてたら、M:TG香港大会の日本予選はいまからでもまだ間に合うんじゃないですか、と言われたので、DCIジャパンのトーナメントセンターに電話してみると、「25日ならまだ空きがありますが」。
 速攻で渋谷のセンターまで出かけていって、柳下毅一郎と三村美衣と三人分申し込む。カウンターのお兄ちゃんに「大森さんってあの大森望さんですか?」と言われてちょっと恥ずかしかったなり。その場で鞄からパソコンだして柳下の住所確認したりとかバタバタやって、そのうえすげえ汚い字で葉書に三人分のデータ書き込んでるんだもんなあ。しかしゲームの世界では全然知られてないはずなのに。謎。
 ほんとはマルチバースを買おうと思ってたんだけど品切れなので、ポルトガル語版の4thを2パック。デルヴィシュ引いたからまあまあか。
 デュエル場のほうはすごく広くて豪華だけどがらがら。10人ぐらい。ううむ、修行のためにはハイパーアリーナのほうがいいかも。しかしDCIで開かれるトーナメントは小規模なやつもみんな公式戦で、ランキングのポイントは獲得できるんですね。ま、入会するかどうかはトーナメントに出てから考えよう。

 しかしシールド戦ならともかくタイプIIトーナメントかあ。1月1日以降対応デッキって、土曜日に試したデッキがはじめてで、しかも全然弱いのに。どうするんだろう。これから特訓だな(笑) やはり寺島家に行って日本代表の五十嵐師匠にデッキ診断してもらうしか。
 あーしかし、五十嵐さんに相手してもらうと、「日本チャンピオン相手に勝率十割」の勲章がなくなってしまうのだった(いや、一回だけやってもらったときにまぐれで勝っただけなんですけど)。
 うーん、こんなことになるとは知らず、一昨日だかに、NIFTY-Serve某所で募集してた非公式トーナメントにメールで申し込んじゃったんだよな。ううむ、転戦するのか(笑)

 渋谷から飯田橋にまわって、6時半、角川本社ビル。ホラー大賞の二次選考会。お気に入りだったぶっとびバイオSFホラーが残ったので満足。
 一時間ぐらいであっという間に選考会は終了、あとは飯田橋ラムラ最上階の例の中華料理屋で一席。そのあと近所の雀荘に流れて8人で二卓。
 大森は8巡目にワレメの人から大三元を出上がる鬼畜なふるまいで2万ガバスのプラス。いやあこの大三元は驚いたな、ほんと。配牌で白白白發中中と、この通りの順番で並んでるんだもん。2巡目に中をポンたら發引いてきて、おやおやと思ってたらたちまち暗刻で5巡目聴牌。いやあこんなこともあるんですね。交通事故に巻き込まれた永井さん@角川書店は茫然。おまけにチップ10枚だし。
 ま、これで年末の我孫子さんの仇はとったというか。だから書き下ろし書いてあげてね、って違うか。
 あとのメンツは夏来健次に宣戦布告されている茶木りん、すでに夏来健次から撃滅された先輩の池上冬樹、最近インターネットをはじめてこのページも読んでるらしい直木賞候補作家・馳星周、あと角川勢4名。麻雀おぼえて2ヶ月の三浦玲香嬢とは、茶木りんの陰謀で卓を囲めなかったんだけど、ぶいぶいゆわしてましたね。馳星周氏は、こんなとこで運を使っちゃだめだという周囲の声にも負けずチップをコレクトして、先に終了した組ではトップの成績。ううん、明後日の直木賞発表が思いやられることである。  下馬評では宮部さん有力みたいですが、Wばんどう対決の線だってあるかも。刮目して結果を待て、だな。



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