【6月10日(火)】

(承前)
 さっきまでの日記をFTPしてしばらくIRCしてたらいつものようにフリーズ、リセットが効かないのでいったん電源を落とし、ついでにメモリを16メガにとっかえて(32メガはさいとうの630に入り、去年ステップで買った16メガがわたしの475に来たわけですね。ちなみに購入価格は、16メガのほうが32メガの倍近い(笑))、よしよしと電源を入れたら立ち上がらない。
 ついにリチウム電池がおなくなりになってしまったらしい。ナウ・ツールボックスが使えなくなったのが電池消耗の最初の徴候だったみたいだから、あれから6日間なんとか保ったのが不思議って見方もできるな。なるべく電源落とさないようにはしてたんだけど、こうなってはしかたがない。もう一回ケースを開けて、どれが電池なのかを確認する。なんだ、ふつうのリチウム電池じゃん。3.6Vだし、これならMDのリチウム電池がそのまま使えるのでは。と思ったけどサイズが全然合わない。MDの電池のほうが三倍くらいでかい。逆ならまだなんとかしようがあるんだけどなあ。リード線とハンダでつないでもし壊したらどうしようもないので、今夜じゅうになんとかすることはあきらめて、WinIRCをひさしぶりに起動し、ダイナブックからIRCに入る。ってそういう問題じゃないんだけど(笑)

 きのう書泉ブックタワーで買ってきた小池真理子の未読短篇集を消化。いつもながらこの人の短編はうまい。


【6月11日(水)】

 起きたら午後4時。アップルのユーザーサポートに電話してクイックガレージの電話番号を教えてもらい、電池だけ売ってもらえるかどうか電話する。
「うちは修理しかできないんですよ」
「本体ごと持ち込まないとだめなんですか?」
「ええ。電池交換は7000円」
「古い電池だけ持ってって、7000円払ってもだめ?」
「自分で交換できるの? だったらラオックスに売ってるよ」
 ということなので、ふたたび秋葉原へ。Mac館で「475用のリチウム電池ください」というと、レジ奥からすぐに出してくれた。1500円。よしよし。
 週末からパーティがつづくので、去年なくしたQV-10の代替機を購入することにする。ほんとは富士フィルムの新しいやつがいいかなと思ってるんだけど、現時点ではやっぱりQV-10Aしかない。新宿あたりのカメラ屋で買うほうが安いかなと思いつつ、もうめんどくさくなったのでソフマップシカゴ館で手を打つ。37000円台。高い落とし物だったなあ。まあ元はとってる気がするけど。一回使ってやめ、みたいな一万円ソフトを買っていると金銭感覚がマヒするのである。

 家に帰って475の電池を交換。無事起動に成功。メモリが増えたせいか(でもラムダブラははずさない)フリーズしなくなったみたい。ナウも無事復活。スーパーブーメランが使えるようになってめでたしめでたしである。


【6月12日(木)】

 WOWOWの会議。終わったあとお茶飲んで、八丁堀の喫茶店で仕事。原稿がひと山片づいたんで、Surfing on the Internetに本格的に着手。週末から宴会ラッシュなので稼いでおかねば。
 とかいいながら山田正紀の女囮捜査官シリーズ2冊目『視姦』を読む。水準以上の出来の異常心理サスペンス。枚数増やして新潮ミステリ倶楽部とかから出せば話題になりそうなんだけどなあ。ちょっともったいない感じ。
 梶尾真治『OKAGE』も読了。けっきょく全然SFじゃなかった。『スワンソング』系ですね。と学会派じゃないんだけど、超科学系の学説(?)があそこまで無批判にとりいれられていると、物語を楽しむのがちょっとつらい。いや、マキャモンだと思えば面白いんですけど。ジャンル外から『らせん』とか『パライブ』みたいな本が出ている以上、やっぱりSF的な手続きの部分はきちんと守っていきたい。これなら京極夏彦とか『ガダラの豚』のほうが(手続き的には)よほど科学的なのでわ。


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